物語中の言葉の意味を考えてみた〜時間の有限性について〜
やと
こんにちは やとです。
最近は、アニメ、漫画、小説、ドラマ、映画を見てその登場人物が何を考えているのか
本人の気持ちになって考えてみる。
あと、偉人の伝記とかも読んでどんなことに苦労したのか?とかも考えるという遊びをしております。
その中でサンデーが今ゴリ押ししている『葬送のフリーレン』という漫画とアニメを見たんです
簡単にどのような漫画とアニメかと解説すると勇者が魔王を倒した後日譚から始まる物語です。
主人公も勇者ではなく長命な種族であるエルフの魔法使いのフレーリンという女性でよくある異世界ものと少し違った斬新な物語構成となってます。
その物語の中でハイターというかつての勇者パーティの一員で僧侶の老人のキャラクターが
死ぬのが怖いということについて話すシーンがありました。
以下抜粋
フリーレン 『でも、こんなの解読してどうすんのさぁ?死ぬのは怖くないんじゃなかったの?』
ハイター 『理由は2つあります』
かっかっか…っと図書倉庫の扉に向かって歩きだすハイター。ハイター視点でフリーレンからゆっくり遠ざかっていくカメラワーク。
ハイター 『一つは、あなたたちの手前、格好つけていたから。二つは、前より死ぬのが怖くなったから。まぁ…不死とは言わず、ほんの少し。ほんの少しでいいから時間が欲しくなったのです』
このシーンでハイターが言った『前より死ぬのが怖くなったから。まぁ…不死とは言わず、ほんの少し。ほんの少しでいいから時間が欲しくなったのです』
という言葉がなぜか今の自分に凄く刺さったのでこの時の気持ちについて考えてみることにしてみました。
僕がこういった気持ちを考える時はいつも自分の過去の経験に照らし合わせて考えます。
今回だったら僕は今までの人生で『時間が欲しい』と考えたことがあったかなって思い出しながら考えてみました。
思い返してみると学生時代に野球をしていた時も家族が亡くなった時ももっと時間が欲しいって思っていましたし
20歳を超えてからは毎年もっと時間が欲しいと思っています。
自分の夢や目標、望む未来から遠ければ遠いほど自分の力のなさや理不尽な現実を突きつけられた時ほど時間がない焦りや後悔から、その気持ちは強かったです。
それとは似ても似つかないものなのかもしれないけど死ぬ前に時間が欲しいって願う気持ちは非常に大きいものなのではないか?と思います。
世の中のものは大抵手に入れることができますが時間だけは手に入れることができません。
お金は手に入る恋人も手に入る美女も抱ける友達も作れる車も時計も手に入れられる
地位、名誉、権力これも手に入れることができる
たとえ、ガンになったとしても可能性としてはまったくの0%ではないです。
ステージの進行が遅かったり運が良ければ生きながらえることができる。
ただ寿命だけは話が別だなと思います。
時間だけはどれだけ努力をしても手に入れることはできない。
小学生に戻ることはできない。1日前どころか1時間前にすら戻れない。300歳までたぶん生きることもできない。時間をゆっくりにすることもできない。
これを何十年と生きたキャラクターが発言するここに凄く重みがあるなと思いました。
ちなみに、物語を描く仕事の人はめちゃくちゃリサーチします。
自分の過去の感情を思い出したりもするし人に聞き込みをしたりします。
だから、アニメなでポロッと言われているセリフが人生の本質だったりすることがあります。
なので、アニメや漫画、小説などをめちゃくちゃ読むようにしてます。
シンプルに面白いですしね笑。
ドラマやアニメでも本質的なことを言っているなと思うことは良くあります
ちなみに、スヌーピーがでているピーナッツという作品は異次元に本質をとらえています。
チャーリー・ブラウンというキャラは『自分以外の人間になりたいと願いながら、人生を送るのは耐え難いって』とか言ってます。
他にもコードギアスというアニメでは『人は、平等ではない。生まれつき足の速い者、美しい者、親が貧しい者、病弱な体を持つ者、生まれも育ちも才能も人間は皆、違っておるのだ。そう、人は差別される為にある。だからこそ人は争い、競い合い、そこに進歩が生まれる。不平等は悪ではない。平等こそが悪だ!』と間違いなく正しいことを言うし
鋼の錬金術師なら『痛みを伴わない教訓には意義がない。人は何かの犠牲なしには何も得ることはできないのだから。しかし、その痛みに耐え、乗り越えた時・・・・人は何ものにも負けない、強靭な心を手に入れる。そう、鋼のような心を…』だし
東京グールだと『この世の不利益はすべて当人の能力不足』かな
そんな感じで
アニメの本質的な発言とかを考えて自分の人生に取り入れていくと少なからず人間的に成長できるんじゃないかな?と思います。
まあ、物語中の言葉の意味を考えるというのは完全に僕の趣味ですね笑
お付き合いありがとうございました。
P.S.公式LINEで今回のような記事のほかにも恋愛ノウハウを流していく予定なのでお見逃しのないよう追加しておいてください。
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