自分好みの美味しいコーヒーの淹れ方
シマリス
日本茶以上に日本人に定着してきたコーヒー。
缶入りコーヒーやコンビニのコーヒーも最近ではかなり美味しい味のものが
増えてきています。
休日のゆったりした自分の時間があるときには、自分好みの味にこだわって
美味しいコーヒーを淹れてみたいですね。
ここではドリップ式でのコーヒーの淹れ方について書いてみたいと思います。
コーヒーの味を決定する要素はたくさんありますが、
まずはコーヒー豆の銘柄選びから。
モカ、ブラジル、コロンビア、キリマン他専門店に行けばいろんな種類の
銘柄のコーヒーを試飲させてくれるところもあります。同じ銘柄でも焙煎の
度合いによって味はかなり変化してきますので、好みのロースト具合にも
こだわっていきましょう。(深煎り、浅煎り、ミディアム、それぞれの中間)
好みの銘柄が決まったら次はどのように淹れるかをいろいろ試してみましょう。
袋入りの挽いてある豆を買って淹れる場合は手軽にできますが、挽きたての
味にこだわる場合にはコーヒーミルを使って自分で挽いて新鮮な挽きたての
味を楽しむことができます。
自分で豆を挽く場合に気を付けたいのが豆を挽くときの粗さです。ほとんどの
コーヒーミルには調整レバーが付いていますので、中レベルを基準にしてやや
粗くしたり細かくしたりして自分好みの粗さを探ってみましょう。
粗く挽いた場合はさっぱりした薄めの味の傾向になり、細かくした場合は味が
濃くなる傾向になりますが、そそぐお湯の温度が熱すぎるとキツイ味になって
しまいます。
それともう一つこだわるとすれば、豆を挽いたときに浅煎りの豆ほど豆の
薄い皮がたくさん出るので、それが雑味になる場合があります。この皮を
ふるいに掛けるか口で吹き飛ばすかして取り除くことにより、すっきりした
味になります。
いよいよ淹れる作業になりますが、紙のフィルターはドリップにセットして
からお湯を注いでフィルターの匂いも取り除いておきましょう。
お湯を注ぐポットにもいろいろな形のものがありますが、挽いた豆の上に
お湯を均等に注ぐには写真のような口の細いポットがお勧めです。
コーヒーの粉をフィルターに人数分入れたら、少量のお湯を真ん中から
回すようにして注いで粉を十分に膨らませ、30秒ほど蒸らしましょう。
その後少量づつお湯を注いで抽出します。
この時注ぐお湯の温度で味がきつくなったりまろやかになったりするので、
いろいろ試してみるとよいでしょう。80度~85度くらいを基準にそれより熱い
お湯で抽出すると、濃くキツイ味になり、ぬる目の場合はまろやかな傾向の
味になります。
抽出中に泡立つ泡には雑味が残っているので、最後に泡が沈み込む前に抽出
を終えてドリップを外しましょう。
※ コーヒーメーカーを使ってコーヒーを淹れる場合の一工夫
コーヒーメーカーを使うと、コーヒーの粉と水をセットしてスイッチを
入れるだけで簡単にコーヒーを淹れることが出来るので大変便利ですが、
微妙に手淹れのコーヒーより味が落ちてしまいます。
そのように感じる人は蒸らしの行程だけでも手動で行うとよいでしょう。
スイッチを入れる前にセットした粉にお湯を少量注いで十分に蒸らし、
それからスイッチを入れることでより芳醇な味になる場合があります。
コーヒーメーカーの機種にもよりますが、注ぐお湯の温度が高めの
コーヒーメーカーの場合は常にキツ目の味になる傾向があります。
そのような場合にはセットした粉の上に氷を1個~乗せて注がれるお湯の温度
を下げてやりましょう。そうすることで味をまろやかにすることができます。
素敵なコーヒータイムをお楽しみ下さい。