これはもうすぐ50歳を迎える男がマッチングアプリを使って女遊びをしてきた1年間のレポートである。
ただしこれは〈この世界〉ではなく〈平行世界〉で起きた"もう一人の私"が体験したことだ。その意味でファクトではなくフェイクの記録である。登場する人物、会社、その他固有名詞は〈この世界〉に実在しない。
1月
新型コロナウイルスが昨年末より拡大、1月8日から緊急事態宣言が再発出。
このころ自分は前年12月に1か月だけ登録したペイターズの残留アポをこなしていたが、まだトークパターンやホテルへの搬送ルートなどが確立しておらず無駄アポが多かった。試みとして緊急事態宣言による店アポ不可を理由に最初からビジネスホテル面会の打診もしてみたが、そこからGETにつなげるストーリー作りを確立できず苦戦。

そんななかペイターズで知り合い前年にカフェで軽く話した子を2回目アポでGETした。
▼24歳販売(勝ち)
この女の子は上述の緊急事態宣言ルーティン(フードをテイクアウトしてビジホで話そう)で個室に誘導した。しかし案の定、部屋内で和んだ後も口説き落とすまで数度のグダを食らった。いまではあそこまでグダられたらリスク回避の意味で早めに放流している。それほどの拒否感だった。この子は本来💰欲しくてアプリ始めたけれど思うように回収できなくて仕方なく相対的にマシなおじさんとのアポに応じてるタイプだった。
なお、1月の中旬くらいからコロナ被害の拡大を重くみて、それまでのアポは一旦すべてキャンセルした。
【1月の結果】勝ち:2(ペイターズ:1、Tinder:1)
2月
あいかわらずコロナ感染リスクの高い時期だったが、先月末から感染者数が底を打ったとみて月初からアグレッシブに戦線拡大した。
老舗の出会い系サイトをひとつ、そしてナンパ界隈ではあまり取り上げられることのない既婚者限定のサイトにも新規登録した。このころの自分はとにかく幅広い経験を増やすことで自分の特性を見極めようとしていたのかもしれない。
Tinderでは、かなりコンスタントに直ホGETができるようになってきた。採用した手法は40年近いナンパ歴のあるレジェンド・プレイヤーの仁さん @Jin_minakata_50 よりご教示頂いたもの。
https://tips.jp/u/cHJexZQCynNsQQ7u/a/jm5/tdwuPWNt

この手法はスマートフォン利用が全盛になった時代、特に都市部における「超・ナンパ」だと思った。
前年すでにこの手法で何人かの女の子をGETできていたが、ゴールへ至るスピード感にこちら側の身体とマインドが追い付かないときがありホテルに入ってから何度か負けた。しかしこの月くらいからは待ち合わせ場所をホテル近接のコンビニにしたりして"即への距離"を大幅に短くするなどして確実かつスムーズにGETできるようになったと思う。

▼23歳OL(勝ち)

▼20歳JD(勝ち)

ただし上記引用の23歳OLをGETしたときのようにこの頃はメッセージ中のアポ取りで「直ホ」(飲食店などでの会話を挟まずに会ってそのままホテルへ行くこと)を確約できないケースでも女の子とのアポに応じでいた。その場合は●●●●を名目にしてカフェでのアポを取りそれをクッションにしてホテルへ誘導していた。たまに負けることはあったがトータルで6~7名くらいはGETできていた。なお、現在ではこのやり方は採用していない。その理由はまた別途。
この月のGETしたなかで印象に残っていたのは24歳の一見素朴そうな保育関連の女の子。
▼24歳保育(勝ち)
アプリのメッセージやLINEのやり取りに小まめな気遣いがあり見た目はともかく性格は良さそうな感じだった。ただし少し違和感を覚えたのはラブホテル内での動きが妙に手慣れていたこと。事後に聞くと少し前まではデ●ヘル勤務していた子だった。田舎から上京してすぐに婚活系のマッチングアプリに登録し最初にメッセージのやりとりをしたイケメンがホスト。「担当」となる。そして"掛け"で相当の貢ぎをした結果、デリで働くことになった。地方出身者の典型的な転落パターン。この子はジャンルはともあれ今後も似たような経緯で搾取される人生を歩むだろう。

一方、前年からのペイターズの未アポ案件も数件会っていたがカフェ1時間程度で話して打診にも至らない展開で負けを重ねていた。
▼28歳OL(負け)

▼25歳OL(負け)

緊急事態宣言の影響でアルコールが出るお店でのアポができなかったこと、またいきなり直ホを誘う方法を採っても応じてくるのが💰前提の「大人」(売春)OK女子というケースが多いことなど、苦戦を強いられていた。
それでもこの月よりペイターズと同趣旨のP活向けサイトの「シュガーダディ」に新規登録をして少しずつアポ取りを開始した。

▼替え歌ツイ
また、このころから自分はTwitterではくだらない替え歌ツイを投稿するようになる。
替え歌ツイは当時はもちろん、Twitter1,000フォロワー越えとなったいまもフォロワーからの寒い反応ばかりだ。メンタルが削られる。
【2月の結果】勝ち:5(Tinder:4/PCMAX:1)
3月
"コロナ第三波"も2月下旬からは感染者数も落ち着いた。さらに春の到来を待ち望む若い女の子たちが増えたのか自分のアポ活動も順調だった。女遊び用のカレンダーアプリを振り返るとこの月は「45件」もアポ取りしていた。(むろん半分ほどはドタキャンされている)
特に直ホ狙いのTinderの反応はよかった。
キャンセルやアポ前の突然のマッチ解除も多いけれどすぐに次のマッチが入った。午後の14時すぎからTinderのブースト機能を使い続けて同じ日に2人の子をGETした日もあった。
▼25歳OL(勝ち)

▼33歳OL(勝ち)

Tinderの特に直ホに応じるような女の子というのは基本的には性欲解消目的がメイン。加えて少しの好奇心もあって男とに会いにくる。そしてその好奇心は多分に表層的な記号に喚起されている。
雰囲気のあるイケメン風の写真、わかりやすい身体的特徴、魅惑的なスペック、キャッチ―な紹介文を彩るワード——それらが混然一体となって女の好奇心をそそらせる。
しかし男の内面含めた個別具体のパーソナリティには興味がない。それは、われわれ男たちがアダルトビデオのパッケージを見るときの「視線」と似ている。
一方、前月から始めたシュガーダディのほうは苦戦を強いられていた。
▼20歳JD(負け)

▼19歳JD(負け)

店でのアポにおけるやり取りなどは好感触なケースが多かった。しかし勝てない。そもそもGETできる前提にない女の子とばかり会っているような気がしていた。そしてこのころ、自分のなかである一つの疑点が浮かび上がってた。
自分の力量を考えると、女の子とアポ前にスクリーニングを掛けずにフラットな関係で会い、お店内のトークで食い付きを上げてGETするなどというプロセスを採用していてはいつまでも勝てないのではないか?
負けを重ねながらも自分なりに考える日々が続く。
ともあれシュガーダディに関しては、「お手当なし」条件のみならずその他アポ前提に少しでもマイナス要素が漂う場合は損切りするようにしていった。
一方、2月から始めた既婚者限定の某出会い系サイトではすぐに結果が出た
この月は30代の人麦を2人GETした。
▼33歳人麦(勝ち)

▼32歳人麦(勝ち)

人麦はアポを取るルートが難しいし時間制約もあるけれど会いさえすればやはりGET率は高い。しかし後々に時限爆弾が炸裂するリスクもあるためメインターゲットとするのは止めようと思った。
▼ネタツイが増える
活動報告用のTwitterでは、この頃よりどうでもいいネタツイも増えていった。
自分は20代の頃からずっとネットでは益体もない書き込みしかしてこなかったが、いまだにその「意識の低さ」は変わっていない。
【3月の結果】勝ち:7(Tinder:5/某既婚者限定サイト:2)
4月
都内のコロナ感染は小康状態を保っていたが、夜の飲食店の営業時間は相変わらず20時までだった。自分は引き続きTinderでの直ホのアポをとりまくり、たまにシュガーダディでお手当なしOKの女の子と会っていた。
Tinderはこの月も順調。
前月を超えるGET数をたたき出した。
なかには驚くほどの美形な子もいた。
▼24歳研究職(勝ち)

この子は当日マッチ、当日アポだった。Tinder直ホの場合、こういう電撃アポのケースは良質な相手が多い気がした。
これらは常習的にアプリで男を漁っているのではなくその日の気分で会おうとしてくるタイプだ。
ただし難しい点がひとつある。
この手の女の子は電車で少し遠めの場所に移動してまで男と会う気はない。
仕事が終わった後の帰宅途中の駅だったり一人暮らししているウチから買い物でたまに行く駅だったら会ってもいいかな…という弱い好奇心レベルでTinderにマッチしてくる。
マッチングアプリで効率的にGET数を伸ばすためにはこちらが主導権を握る必要がある。だから、相手の指定する場所へは行くべきではないというのがセオリー。そのことで統計的確率を高めるゲームだから。
しかし、都市部におけるTinder直ホ案件に限ってはそうしたセオリーに従うべきかどうか迷うときがある。
選ぶ側は圧倒的に女の子側にあるのだけど当の女の子自身も「なぜ、この男を選んだのかがわからない」という感覚で指を動かしている。
偶然性の要素が大きすぎるのだ。
それゆえ「男としてのマインドを高め主導権を握ることで勝つ」というセオリーだけでは説明できないGETがある。
最終的には相手のプロフ、メッセージの内容、レス速度など総合的判断で「行くか」「行かない」かを瞬時に決めるしかないと思う。
とはいえ、以下のようなメッセージ展開の場合はこのときぐらいからばっさり切るようになった。態度保留する案件でGETできた試しはなかったからだ。
▼「おっさん向けTips」のツイートが増える
なお、この頃くらいから「おっさん向けTips」のようなツイートをするようになった。
これらは自分なりの気づきの範疇で投稿していた。
Twitterのいわゆるナンパ/モテ界隈を覗くと若い世代向けの口説き理論やルーティンなどの情報は溢れるほどあるけれど、自分のようなアラフィフ・プレイヤー向けのものは希少。そのため自分も"瓶に入れた手紙"を海に流すような思いで書いていたと思う。
なお、シュガーダディのほうはこの月の上旬まではなかなか結果がでないアポが続いていた。
しかし「負け」のなかにも自分なりにイケるパターンの萌芽を見出しつつあった。

そして、ようやくシュガーダディで初GETができた。
▼20歳JD(勝ち&キープ)

この子はプロフィールもメッセージも特筆すべきものがなくこちらもさほどスクリーニングを掛けずに会った。ただ自分のプロフの「ある1行」に興味をもっていた。
カフェで会ってすこし話してみると、これまでの女の子とは異質な食い付きがあった。
30分程度話したところで「せっかくだけどもうすぐこの店もラストオーダーだしそろそろ出ような?」と振ると明らかに名残惜しそうな表情をした。
それならばとそのあとは特にどこへ行くとも言わずコンビニでお茶を買ってそのまま近くのビジネスホテルへするりと入った。拒否はない。そして部屋に入った途端、パッと表情が明るくなりそれまでは打って変わってよく喋る。むろん、なんの抵抗もなくGETができた。
この子はいわゆる不思議少女のタイプで、かつ本人が好む、あるジャンルのことで同年代に話のできる相手がいなかった。たまたま自分がそのジャンルに詳しくしかもこの子を凌駕するような知識と経験をもっていた。
ただしそういったことはGETできた原因においては副次的なもの。
誰かと会って話したい、いつもとは違う人と会ってみたいモードのときにたまたま自分が現れて大きな失点もなくホテルへ搬送したためGETできた――それ以上でも以下でもないのだろう。
二十歳前後の女の子にとってセックスは目的ではなく手段にすぎない。そしてその目的が何なのか本人自身も見えてなくても"好奇の炎"が消えないかぎりその手段を行使することがある。
この子はその後5回ほど会ったけれど危険モードが発動してしまいやむを得ずにフェイドアウト。最後は向こうから切られた。
さまざまな偶然に助けられてGETに至ったけれど、自分のなかで"何か"をつかめたような気がした。
▼4月の替え歌ツイ
▼森田ひかるへの推し活
本題とは外れるけれどこの頃より櫻坂46の森田ひかるの「推し」ツイートを始めた。理由は特にない。フォロー含めたTwitterのタイムラインの反応のなさ、その「寒さ」が心地よかった。
【4月の結果】8(Tinder:6/シュガーダディ:2)
5月
この月は大型連休もあり前月と打って変わってアポ自体は抑え目になった。
Tinder直ホもなぜかアポが入りづらく、引き潮を感じていた。
そんななか二人の子をGETした。
▼29歳看護師(勝ち)
初回、直ホ前提でアポが取れたけれど女の子が1時間を超える遅刻となりやむをえずカフェで話すだけになった。この子は仕事やプライベートで参っている状態だったせいかとにかく人恋しい状態になっていた。カフェでも向こうから手をつないできたりして食い付きを通り越して地雷要素があった。
このまま切れるかと思いきや翌日に向こうから会いたい旨の連絡もあったためTinderでは異例の2度目アポを取りまずはご飯を食べた。そのあとは何の抵抗もなくホテルでGET。しかしやはりメンタル的に"重さ"を感じる子だったため3度目のアポはしなかった。性欲解消というよりは「何か極端なことをしたい!」というメンタルの振れ方にあるときも女の子は直ホに応じるんだなと感じた。
▼27歳医療事務(勝ち)
当日マッチ、当日アポでGET。
雨降りなのにサクサクしたメッセ―ジのレスがあったため間違いなくキャンセルはないとみてビジネスホテル前で待ち合わせしてそのままIN。性欲解消というよりは最近距離を置かれている彼氏(?)との関係不安からTinderで会える人を求めていた。しかもその理由のひとつが自分のセックスの拙さにあると思い込んでいた。実際してみるとそれは特段感じなかったけど確かに固定の彼氏を作るのは難しそうなタイプだと思った。
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シュガーダディのほうは前月の2GETの成果を重視して、この月から全面的に食事や飲みではなくカフェでのアポからのホテル搬送するスタイルに変えた。
カフェの場合、長くとも60分しかいることができないため打診へのリミットを自分に課すことができる。
また飲みやご飯はオーダー決めやその後の飲み食いに気を取られてしまい女の子の反応を測る作業に集中できない。そもそも自分のようなおっさんでかつ拙いトーク力では年の差が20歳以上ある女の子相手と長く話しても食い付きが下がることはあっても加点要素は皆無。だからおっさんこそ早い段階でホテル誘導するプロセスがよいという仮説を立てた。
というより、このころ辺りから自分は、「おっさんにはそもそも会ってから食い付きを醸成する力などない」という諦観を前提に活動していた。
▼23歳看護師(勝ち)
この子も上述の仮説のもとカフェでアポをした。
顔は非常にかわいらしく体つきも服の上からわかるほど大きな胸の子だった。性格も素朴なかんじで普通にパパ活前提のおっさんなら多額のお手当を払ってでもと思うくらい「当たり」だった。
純粋に話したのは40分もなかったと思う。
一つひとつ確かめるように会話をして十分な感触をつかんだため、店を出て5分程度のビジネスホテルへするりと搬送したら「えっここに行くんですか?」の女の子の声を背後に聞きながらイン。しかし一軒目は満室。やむなくそこからさらに徒歩10分程度の二軒目のビジネスホテルに行く途中、女の子の顔を覗くとそこには晴れやかな笑顔があった。むろん部屋内でもグダられることなく無事にGETできた。
▼5月のネタツイ
▼5月の森田ひかる推しツイ
【5月の結果】勝ち:3(Tinder:2/シュガーダディ:1)
6月
6月は既存の女の子とのアポを優先したせいもあって新規GETは1件のみに終わった。
Tinderもシュガーダディもドタキャンの数が異様だったこともある。
一方は会う前からセックス前提の直ホのアポ。
もう一方はパパ活サイトなのに「お手当なし」アポ。
少しでもマイナス要因があればすぐにキャンセルをされてしまうのは無理はない。既婚者ゆえサイトに顔写真を載せておらず、しかも見返りのないおっさんとのアポなどは若い女の子にとってプライオリティ最低レベルのどうでもいい約束なのだ。そのことはアタマでわかっていても度重なるドタキャンが続くと他になにか良い方法はないのかと模索してしまう。
しかし50歳手前のおっさんにとっては他に戦える場所はなかった。
▼30歳看護師(勝ち)
約1か月ぶりのGETはやはり医療関係者だった。
Tinderでは直ホしか応じていないという子。
ある種の手馴れた感じは新鮮味がなかったけれど事後の会話は"同好の士"の連帯感もあり楽しかった。
▼衝撃のnoteを読む
突然に発表されたこのnoteに震撼させられる。
ナンパを精力的にされていたチャモ氏が突然"レイプ"の疑いを掛けられて逮捕、その後さまざまな悪戦苦闘を経て釈放された経緯をつづった傑作ノンフィクションだった。

https://note.com/chamo_np/n/naa27266bf83a
驚いたのは、氏は相当にリスク回避策を講じていたにも関わらず、相手の女の子の証言のみで拘留されてしまったことだ。
日常が一気に変転していく過程の凄まじさ……。
近代刑法は「疑わしきは罰せず」、「立証責任は原告にある」という大原則があるが、こと女性の性的被害事案においてはここ10年くらいから一気にその前提がなしくずしになっている傾向がある。(Me Too運動など)
このnoteはそれらの趨勢を強烈なかたちで警告を発していた。
そして、自分自身の活動方針においても大きな転換を迫られることを強く感じた。
▼おっさんの弱さについて
この活動を通して一貫として思うことは、モテ/ナンパ/女遊びにおいておっさんの弱さのことだ。この頃、自分はある程度、結果を残せるようになってきたけれどその認識は変わるどころかますます思い知らされることが多かった。
そもそもおっさんは本質的にモテない。
男として終わった存在だ。
身だしなみを整え若い人向けのトークで楽しませたとしても常勝は難しい。
特に40代以上のおっさんは自らが思う以上に「マイナスのおっさん性」が染み付いている。どんな注意を払っても必ず露呈する。
発言が、価値観が、挙動が、笑い方が、そしてペニスが……「マイナスのおっさん性」を帯びている。
このくらいの時期より、自分は活動を続けながらこの「マイナスのおっさん性」を抱えたままいかに女の子と深い関係に至れるかというテーマについてTwitterの投稿を重ねていく。
▼6月のネタツイ
▼6月の替え歌ツイ
▼6月の森田ひかる推しツイ
【6月の結果】勝ち:1(Tinder:1)
……2021年下半期レポートへ続く(工事中)
