私が幼い息子との関わりで伝えてきた事「プライベートパーツ」の大切さ

私が幼い息子との関わりで伝えてきた事「プライベートパーツ」の大切さ

ゆうママ

ゆうママ

私は看護師として医療の現場に携わりながら、

母として息子を育ててきました。

今は、高校3年生になった息子ですが、

私とは、ずっと性のことや恋愛の事について、恥ずかしがる様子は全くなく、
普通に会話したり相談してくることも多々あります。

それは、幼い頃からの性教育を意識した声かけをしてきたからだと思うんです。

性教育と聞くと、つい難しい話題や大人になってから必要なものと考えがちですよね。

でも、実は幼児期から小さな日常の1コマ1コマの関わりがすごく大事だったんだと、今の息子との関係を見て実感しています。

こんな風に性に関してもフラットに会話ができるようになるためには

やっぱり幼い頃から、大切なことを繰り返し伝えていくことが重要だと考えています。

もし、今子育て中の方がいたら、是非、今日から参考にして心がけて頂けたらなと思います。

その第一歩が「プライベートゾーン」の話です。

私の息子は4~5歳位から、まさにクレヨンしんちゃんのリアル版のような感じで、『おしり~!』とか『ち⚪︎ち⚪︎』と何度も叫びながら家の中でもふざけていました。

そういう時は、すぐに看護師モードとなり、過剰反応せず冷静にプライベートパーツの大切さをその都度、伝えて行きました。

プライベートパーツとは?

プライベートパーツとは、口・胸・性器・お尻の4つのことを指します。

この言葉を使うことで、子どもに「自分の体には特別な場所がある」と自然に伝えられます。

私が子育てしていた頃は、プライベートゾーンと表現していたので口については幼少期には伝えていませんでした。

でも今は、口も含むプライベートパーツとして伝えていくと、子どもたちを嫌な思いをすることから守り、自分も相手にも嫌な思いをさせない事が出来ると思います。

大切なのは、恥ずかしい場所として教えるのではなく、
「服とパンツで隠れる部分はすごく大事な場所なんだよ。」

そして、『ママの大事な場所はここだよ。女の子の大事な場所だからね。」と、自分にとっても他の人にとっても大事な場所だと認識してもらう事です。

私もついつい、お風呂上がりなんかは特に最初は冷静に伝えていても、裸で走り回る事も多かったので、

『早く着ないと風邪ひくよ!』と怒って注意することも多々ありましたが

出来るだけ、1回はしっかりと伝えることを意識していました。

なぜ幼児期から教えるの?
3~4歳頃の子どもは、自分の体や他者との関わりに興味を持ち始める時期です。

このタイミングでプライベートパーツの話をすることで、自己肯定感や体の境界・他者を大切にする気持ちも自然に学べます。

日本の学校教育では、性に関する具体的な指導は小学校中学年以降に始まりますが、

幼児期に家庭で基礎を築いておくと、子どもは安心感を持って成長できます。

また、万が一不適切な接触があった場合、「これはダメなこと」と認識し、

親や信頼できる大人に相談しやすくなります。実際、性被害の予防教育として、プライベートパーツの理解は世界的に推奨されています。

どうやって伝える? 具体的な方法
子どもにプライベートパーツを教えるのは、日常のさりげない場面で十分です。

例えば、お風呂や着替えの時間に、「お口と胸と水着で隠れるところはプライベートパーツだよ。自分だけが触ったり、見たりしていい場所だよ」と話してみましょう。

ポイントは、なるべくフラットな口調で伝えること。
子どもが「何か悪いこと?」と不安にならないよう、

「これは〇〇ちゃんを守るために大切な事だから覚えておいて」と付け加えると効果的です。
また、絵本やイラストを使うのもおすすめです。今は、そのような本やカードなどがたくさんあります。

『わたしのからだはわたしのもの』のような子ども向けの絵本は、プライベートパーツを視覚的に説明し、親子で楽しく学べるツールです。

絵本を読みながら、「お友達のここを勝手に触ってもいいのかな?」と質問すると、子どもも興味を持って話を聞いてくれます。

「もし誰かに触られたら?」を伝えるプライベートパーツの話には、自分を守る要素も含まれます。

「もし誰かにプライベートパーツを見せられたり、触られたりしたら、ママやパパにすぐに教えてね」と伝えることで、子どもに安心感を与えます。

このとき、「〇〇ちゃんが悪いわけじゃないよ。教えてくれたら、パパとママと一緒に解決できるよ」と伝えて欲しいなと思います。

子どもが罪悪感や怖さを感じず、親を頼れる環境を作ることがとても大切です。

実際に、息子が保育園の時に、「〇〇君が〇〇ちゃんのスカート捲ってた。」と面白おかしく教えてくれたことがありました。

そういう時もちゃんと話すチャンスだったので、
真剣な表情をして、これは大問題だよと伝えて、〇〇ちゃんの気持ちを一緒に考えたり、めくった〇〇君はどうしてそうしたのかなと一緒に考えました。

担任の先生にも情報だけお伝えして、園での対応はお任せするようにしたという事もありました。

親の心構え:恥ずかしさを手放そう

私自身が、親と性の話なんてしたことはありませんでした。
テレビで放送されていた裸の男女が交わる映画のワンシーンが映ると、気まずい雰囲気になり親もチャンネルを変える事があったので、

私の中では、【性の事は語ってはいけないタブーなこと】
ずっとそんな認識でした。

昭和生まれ世代の方は多くの方がそうなのではないかと思います。

親自身が「性の話は恥ずかしい」と感じると、子どもにもその感情が伝わってしまいます。

プライベートパーツの話は、腕や足について話すのと同じくらい自然なことだと意識をフラットにして

最初は「看護師さんのブログを読んだんだけどね」と言ってもらっても全然大丈夫ですので

「子どもの安全と自信のために」と考えて伝えると話しやすくなります。

私も息子に初めて話したときは「分かってくれるかな?」という思いがよぎりました。

でも一緒に働いていた助産師さん達からもその大切さは重々教わってきたので、
将来絶対に必要だと信じて伝えてきました。親が真剣に伝えたいという思いは必ず伝わります。
子どもが幼い頃は根気が必要ですが、場面場面で1つずつ伝えていって欲しいなと思います。

子どもへの愛情をカタチに
プライベートパーツの話をすることは、子どもに「自分の体は大切で、守る価値がある」と伝える愛情の表現であり、

他者との適切な距離感と境界線を引き、他者も大切にするために必要な事です。

幼児期のこの小さな一歩が、自己尊重や他者尊重の基盤となり、将来の健全な人間関係につながります。

一番必要な思春期になってからでは、多感な時期になり、話をまっすぐ聞いてもらえなくなります。

親として、子どもが安心して自分らしく育つための第一歩を、ぜひ今日から始めて頂けたらなと思います。


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この記事のライター

ゆうママ

こだわりの強い息子を育てた元看護師のママ。子育てに悪戦苦闘した私の備忘録。小4の担任の先生との出会いから 考え方が変わり、自称コミュ障息子がクラスのムードメーカーに!高校生の現在は恋愛や性の話も出来る仲に。 息子に幼少期からしてきた性教育の話もして行きます。 こだわりの強いお子さんと向き合っている方の参考になれば嬉しいです。

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