はじめに
こんにちは。Web集客工房ツタワルワークスのイシタカです。AI動画マーケターとして、小さなお店や個人事業主の方の動画づくりと発信のお手伝いをしています。
この記事は、以前ブログに書いた「AIで動画を作っても大丈夫? 信頼されるAI動画の使い方」の続編です。とはいえ、考え方が分かっても「実際に何をどう書けばいいの?」「どこまでAIに任せていいの?」と迷う方は多いはずです。そこで今回は、考え方だけでなく、そのまま使える文例とチェックリストまでまとめました。
なぜ今「AI動画と信頼」なのか
AIで動画を作るためのツールは、ここ最近で一気に身近になりました。撮影機材やスタジオがなくても、文章や画像から短い動画を作れるようになり、時間も人手も限られる小さなお店にとっては心強い道具です。
一方で、見る側の受け止め方も気になるところです。「これってAIで作ったもの?」と気にしながら動画を見る人もいます。
実際に、株式会社メディアシークが2026年9月29日、QR/バーコードリーダーアプリ「アイコニット」の利用者6,559人を対象に実施した調査では、AI生成動画であることを「表示してほしい」と答えた人が、条件付きを含めて71.9%でした(出典:アイコニット・リサーチ 調べ、2026年10月18日発表)。
また、一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)が2026年8月6日に公表した調査(2026年2月実施、3,591サンプル)では、生成AIを活用した広告について「条件が整えば活用してよい」と答えた人が52.0%でした。一方で「活用すべきではない」側の回答も計43.7%ありました。そして、受け入れやすくなる条件の1位は「生成AIを活用していることが明記される」で、37.6%でした(出典:JIAA「2026年インターネット広告に関するユーザー意識調査(定量)」)。
この2つの調査から見えてくるのは、「AIを使うこと自体がダメ」というより、「使うなら正直に教えてほしい」と考える人が多い、ということです。
ブログの要約
ブログでお伝えしたポイントは、次の3つでした。
- 正直に表示する(AIで作ったことを隠さない)
- 本物と組み合わせる(実際のお店・商品・人を見せる部分を残す)
- 盛りすぎない(実物とかけ離れた表現にしない)
AIは便利な道具ですが、小さなお店の一番の財産は「お客さまからの信頼」です。せっかく動画で集客しても、来店したお客さまに「動画と違う」と感じさせてしまったら、長い目で見るとマイナスになりかねません。
この記事でできるようになること
この記事を読み終えるころには、次のことができるようになるはずです。
- AIで作ったことを、どこに・どんな言葉で伝えればいいかが分かる
- コピーしてそのまま使える表示文例を、業種や雰囲気に合わせて選べる
- AIに任せる部分と、実写や本人の声で見せる部分を分けられる
- 実物とのズレや、AI特有の不自然さを公開前に見つけられる
- 1枚のチェックシートで、公開前の確認をまとめて行える
難しい専門知識は必要ありません。動画づくりを始めたばかりの方にも分かるように書いていきます。
第1章 よくある失敗3つ
まずは、AI動画を使うときに起こりがちな失敗を3つご紹介します。どれも「悪気はないのに、結果として信頼を落としてしまう」パターンです。
失敗1 AIと言わずに出す
まずよく見かけるのが、AIで作ったことに触れずに公開してしまうケースです。
作った側としては「わざわざ書くほどのことでもない」「書くと安っぽく見えそう」と感じるかもしれません。けれども、見る側があとから「これ、AIだったんだ」と気づいたとき、動画の中身よりも「黙っていたこと」のほうが印象に残ってしまいます。
先ほどの調査のとおり、表示してほしいと考える人は多数派です。隠すつもりがなくても、書いていなければ「隠していた」と受け取られる可能性があります。最初から一言添えておくだけでも、こうした誤解を避けやすくなります。
失敗2 全部AIで、実物が見えない
次に、動画のすべてをAIで作ってしまい、実際のお店や商品、人が一度も出てこないケースです。
見た目はきれいにまとまっていても、見る人が知りたいのは「本当のこのお店はどんな感じなのか」です。料理、店内、スタッフ、施術の様子。どれも実物が見えないと、来店や問い合わせの判断材料になりにくくなります。
また、どのお店の動画も似たような雰囲気になりやすく、「ほかと何が違うのか」が伝わりにくくなるという面もあります。小さなお店の魅力は、その店ならではの空気や人柄にあることが多いものです。それをAIだけで表現するのは、なかなか難しいところです。
失敗3 盛りすぎて、実物とズレる
3つ目は、AIで「より良く」見せようとして、実物とかけ離れてしまうケースです。
料理の量が実際より多く見える、色がやたらと鮮やか、店内が実際より広く明るく見える、人物が実際の本人と違う雰囲気になっている。AIはこうした「理想の絵」を簡単に作れてしまうため、気づかないうちに盛りすぎになることがあります。
動画を見て期待して来てくださったお客さまが、実物を見てがっかりする。これは小さなお店にとって、とてももったいないことです。動画は「来てもらうきっかけ」ですが、「また来たい」と思ってもらえるかどうかは実物で決まります。
3つの失敗に共通すること
3つの失敗に共通しているのは、「見る人が実際に受け取るもの」と「動画で伝えたこと」の間にズレがある、という点です。
逆に言えば、このズレを小さくする工夫ができれば、AI動画は小さなお店の強い味方になり得ます。ここから先は、そのための具体的な方法をお伝えしていきます。
全体の目次
- はじめに
- 第1章 よくある失敗3つ
- 第2章 AIで作ったと正直に伝える
- 第3章 本物と組み合わせる
- 第4章 盛りすぎない
- 第5章 不自然さの見分けチェック
- 第6章 公開前チェックシート
- おわりに
では、具体的にどうする?
「正直に伝える」「本物と組み合わせる」「盛りすぎない」。言葉にすると簡単ですが、実際には「どこに何と書けばいいの?」「どの場面を実写にすればいいの?」と手が止まりやすいところです。
ここから先の有料部分では、コピーしてそのまま使える表示文例、業種別の組み合わせ方の型、公開前に使えるチェックリストをまとめています。読みながら、ご自身のお店に当てはめてみてください。
第2章 AIで作ったと正直に伝える
この章では、AIで作ったことを「どこに」「どう書くか」をお伝えします。ポイントは、見る人が自然に目にする場所に、分かりやすい言葉で書くことです。
表示する場所は3つ
おすすめの表示場所は、次の3つです。すべてに入れるのが理想ですが、まずはできるところからで大丈夫です。
