他人を巻き込むような自傷行為や自殺未遂をする人に共通しているのが、「自分は苦しんでいる、もっと自分を大切にしろ」と要求していることです。
このような要求をしていることに、時に本人も自覚がないことも多いので誤解されがちですが重要なポイントです。
自分が苦しんでいることを認めてもらいたいとか、自分を見て欲しいという承認欲求がベースになっていると考えるのが妥当です。
もちろん、表向きの理由は苦しみからの解放であったりしますが、本人が内心で自覚している理由としては「助けて欲しい」といったところでしょうか。
こういう人は、不幸を武器にして周りの人達を支配しようとしているという見方もアドラー心理学的にはあります。
振り回されていると本当に思う壺ですし、本人の為にならないので、あまり過度に反応しないようにした方がいいでしょう。
苦しんでいる人には手を差し伸べるべきですが、不幸を武器にして関心を得ようとばかりする人となると話は別です。
相手の問題行動に過度な関心を向けることは、それが通用するという成功体験にもなってしまいますし、どんどん問題行動をエスカレートさせてしまう危険性があります。
結果として、本人の自立心を奪うことにもなりかねません。
「誰にも大切にしてもらえない苦しみ」から逃れるには、他人は自分が自分を大切に思うほど、自分のことを大切にしてはくれないと諦めて、幸せは自分で勝手になるものであって、もらうものではないと自覚することです。
この自覚を促してあげることが必要なのです。
ここから先はかなりの問題発言になりますので、誰にでも読めるようにはできかねますが、自殺未遂をする人、自傷行為をする人の心理について本当のところをお話しさせて頂きます。
そのうち本当に取り返しがつかなくなるんじゃないか?と不安でたまらない人は、必ずお読み下さい。