【重複購入のご注意】この記事は「AI開発者の手帖」がnoteで販売している同名記事(Claude のモデル廃止に先回りする:コードと設定に残るモデルIDを洗い出し、廃止表と突き合わせる)と同じ内容です。すでにnoteで購入・閲覧できる方は重複購入にご注意ください。
Claude を API・Amazon Bedrock・Google Cloud・SDK から仕事で呼んでいる方に向けて書きます。モデルの廃止が告知されたときに、自分のコードと設定のどこを直せばよいかを、先に洗い出す手順です。
2026-09-30、Anthropic は Claude Sonnet 4.5(claude-sonnet-4-5-20250929)を非推奨にし、Claude API での廃止日を 2026-11-30 としました。推奨の移行先は claude-sonnet-5-5 です(公式の Model deprecations、2026-10-02取得)。同じページは、廃止日を過ぎたモデルへのリクエストは失敗すると書いています。
同じページの表には、まだ非推奨になっていないものの、日付が近いモデルもあります。claude-haiku-4-5-20251001 は「Not sooner than October 15, 2026」、claude-opus-4-5-20251101 は「Not sooner than November 24, 2026」です。これは期限ではなく、「この日より前には廃止しない」という日付です。公開済みのモデルについては、使っている利用者に廃止の60日以上前に通知するとも書かれています。
もう1つ、この表の日付は Anthropic が運用する基盤(Claude API と Claude Platform on AWS と Microsoft Foundry)のものです。Amazon Bedrock と Google Cloud は各社が自分で日付を決めるので、表と違うことがあります(同ページ)。
筆者は公式の廃止表・モデル一覧・ID の形式・Bedrock と Google Cloud のページを照合し、表を入力にしてリポジトリのモデルIDを突き合わせるスクリプトを書いて、見本のリポジトリと手書きの期待値で検算しました。公式の記述と、筆者の判断や計算は分けて書きます。
対象外:Claude Code や claude.ai の画面でモデルを選んでいるだけの使い方です。本稿は、コード・設定ファイル・環境変数にモデルIDを書いて API を呼んでいる場合を扱います。
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grep が漏らす書き方
1つのモデルでも、コードや設定に書かれる形は1つではありません。公式のドキュメントに載っている書き方だけでも、Sonnet 4.5 には次の形があります。
- 廃止表の文字列:claude-sonnet-4-5-20250929
- 別名:claude-sonnet-4-5。Claude API では、4.6 世代より前のモデルに短い別名があり、その版の最新の日付つきIDを指します(Model IDs and versioning)
- Amazon Bedrock:us.anthropic.claude-sonnet-4-5-20250929-v1:0。anthropic. と末尾の -v1:0 が付き、推論プロファイルの接頭辞(global. us. eu. jp. apac. など)や ARN の形でも書かれます(Claude on Amazon Bedrock)
- Google Cloud:claude-sonnet-4-5@20250929。日付の前が @ になります(Claude on Vertex AI)

Claude Sonnet 4.5 の書き方の例を、公式の ID の形式・Bedrock・Google Cloud のページから筆者が並べた図です。破線は、表の文字列 claude-sonnet-4-5-20250929 で検索したときに見つかる書き方、×は見つからない書き方です。どれも同じモデルを指し、Claude API の形にそろえてから廃止表(2026-10-02取得)と突き合わせます。
表の文字列そのままで検索すると、Bedrock の形は見つかりますが、別名と Google Cloud の形は見つかりません。短く claude-sonnet-4-5 で探せばこの3つは拾えます。それでも、SDK の定数(Bedrock のページのコード例にある Model.CLAUDE_OPUS_4_6 のような形)や、文字列を組み立てている箇所は拾えません。
しかも廃止は1回では終わりません。2026-10-02に取得したページでは、状態の表だけで廃止済みが6件・非推奨が2件あり、廃止の履歴の節まで含めると廃止済みのIDは19件です(筆者が数えた値)。廃止のたびにモデルごとの検索語を考え、ヒットした行を1つずつ表と見比べる作業を繰り返すことになります。
見本:書き方の違うIDを1回の走査でまとめる
続きで全文を載せるスクリプトを、書き方の違うIDを入れた見本のリポジトリに当てた結果の一部です(筆者の手元で実行。日付と残り日数は実行日 2026-10-02 の値)。
## 非推奨(廃止日は表のとおり。未定を含む): 4 件
.env:1 us.anthropic.claude-sonnet-4-5-20250929-v1:0 廃止日 November 30, 2026 / 残り 59 日 / 推奨の移行先 claude-sonnet-5-5 / Bedrock の書き方。状態と日付は Claude API の表のもので、各社の日付は各社のページで確認
app.py:1 claude-sonnet-4-5-20250929 廃止日 November 30, 2026 / 残り 59 日 / 推奨の移行先 claude-sonnet-5-5
config.yaml:2 claude-sonnet-4-5 廃止日 November 30, 2026 / 残り 59 日 / 推奨の移行先 claude-sonnet-5-5 / 別名 → claude-sonnet-4-5-20250929
…別名は日付つきのIDへ、Bedrock の形は Claude API の形へそろえてから表と突き合わせます。Bedrock や Google Cloud の書き方の行には、状態と日付が Claude API の表のものだと添えます。
続きで読めるのは、廃止表を入力にしてモデルIDを突き合わせるスクリプトの全文(標準ライブラリのみ)と見本のリポジトリでの実行結果、検算のスクリプトの全文と中身(手書きの期待値44通りと、検出の一部を壊した改変版14がすべて落ちること)、Bedrock と Google Cloud の行を各社の状態と日付に読み替える手順、結果の6つの区分それぞれで何をするか、スクリプトでは見つけられないIDを Console の使用量で確かめる手順、CI に組み込むときの終了コードの使い方、そして結果を片付ける順番の判断図です。では、廃止の告知が出たときに、自分のコードと設定に残るモデルIDを洗い出し、どれから直すかを決めるには、何をどの順で確かめればよいのか。
