Codexを開くたびに、毎回「日本語で答えて」「TODOはここへ保存して」「機密ファイルは触らないで」と説明していませんか。AIを日々の相棒にするなら、会話の上手さより先に、仕事のルールと保存場所を用意する必要があります。
この記事では、Codexを自分専属のAI秘書として使うために、AGENTS.md、プロフィールファイル、TODO・アイデア・ログ用フォルダ、そして1つだけの秘書スキルを作る方法を解説します。難しいプログラミングは不要です。
AI秘書に必要なのは「記憶」より「置き場所」
チャットだけに依存すると、別の作業や新しいセッションで前提が抜けやすくなります。そこで、変わらないルールはAGENTS.md、ユーザー情報はCODEX.md、日々増えるデータはtodos・ideas・logsへ分けて保存します。AIに全部覚えさせるのではなく、必要なときに正しいファイルを読ませる設計です。
おすすめの最小構成
ワークスペース直下にAGENTS.mdを置き、その下にcompany/secretary/を作ります。secretary配下にはCODEX.md、todos、ideas、logs、templates、vaultを用意します。スキルは増やしすぎず、my-agentsの1つだけにまとめます。

AGENTS.md:日本語、返答スタイル、作業ログ、保存先、セキュリティを定義。
CODEX.md:呼び方、仕事、任せたいこと、希望の口調を保存。
todos:期限と優先度を整理。
ideas:思いつきや企画を日付付きで保存。
logs:実施内容と結果を記録。
templates:TODOや日報の型を保管。
vault:機密ではない参照メモだけを保管。

ステップ1:AGENTS.mdに働き方を書く
最初に、AI秘書の基本契約を決めます。おすすめは「日本語で簡潔に返す」「重要作業はログに残す」「データはsecretary配下へ保存する」「削除・全体上書き・権限変更は事前確認する」の4点です。
さらに、.env、秘密鍵、認証情報、パスワード、APIキー、カード情報などは読まない・表示しない・編集しない、と明記します。便利さより先に安全境界を作るのがコツです。
ステップ2:CODEX.mdに自分のプロフィールを保存
CODEX.mdには、AIからの呼び方、普段の仕事・活動、任せたいこと、希望の口調を保存します。たとえば「呼び方:ボス」「仕事:YouTube運営」「任せたいこと:Tips記事の企画・作成・分析」「口調:フレンド」のように具体化します。
ここにはパスワードや認証情報を書きません。AI秘書が仕事を進めるために必要な、非機密のプロフィールだけに絞ります。
ステップ3:TODO・アイデア・ログを分離する
TODOとアイデアと作業結果を1つのファイルへ混ぜると、すぐに探しにくくなります。TODOは行動、ideasは可能性、logsは事実として分けます。日報はlogsへ保存し、次の日の優先事項だけTODOへ戻します。
ステップ4:秘書スキルは1つだけ作る
機能ごとにスキルを増やす必要はありません。TODO整理、アイデア保存、日報作成、スケジュール提案、作業ログ整理をmy-agentsという1つのスキルへまとめます。データの違いはスキル数ではなく、保存フォルダで分けます。
スキル起動時はAGENTS.mdとCODEX.mdを読むようにします。初回だけ、呼び方、仕事、任せたいこと、口調を1つずつ質問し、回答をCODEX.mdへ反映します。設定済みなら質問を繰り返さず、すぐ秘書業務へ入ります。
ステップ5:小さな依頼で動作確認
最初のテストは「今日のTODOを3つ整理して」「このアイデアを保存して」「今日の日報を作って」程度で十分です。書き込み後に保存先を報告できるか、確認質問を一度に1つだけ行うか、機密ファイルへ触れないかを確認します。
そのまま使える依頼例
「今日やることを優先度順に整理して」
「このYouTube企画をアイデアとして保存して」
「今日の作業ログから日報を作って」
「今週の予定とTODOを無理のない順番に並べて」
「この作業が終わったのでログへ残して」
失敗しやすいポイント
1. 最初からスキルを大量に作る。
2. TODOとログとアイデアを1ファイルへ詰め込む。
3. AIに機密情報まで保存させる。
4. 削除や上書きの確認ルールを決めない。
5. 保存した場所をユーザーへ報告しない。
仕組みは小さく始め、実際に使って不足が見えたときだけ増やします。最初から完璧な秘書を作るより、毎日使える単純な導線を作る方が定着します。
まとめ
Codexを日々の相棒にする鍵は、派手な自動化ではありません。AGENTS.mdで働き方を決め、CODEX.mdで相手を理解させ、todos・ideas・logsで情報を整理し、1つの秘書スキルから呼び出せるようにすることです。
まずは「呼び方」「仕事」「任せたいこと」「口調」の4つを保存し、今日のTODOを1件登録するところから始めてみてください。そこからAI秘書は、会話相手ではなく、仕事を前へ進める相棒になっていきます。
