AIで動画を作ってみたい。できれば、そこから収入も作りたい。
でも、ツールの紹介を読んで一本生成しても、その先で止まりませんか。「この動画、誰が買うんやろ」「どこに出せばいい?」「修正を頼まれたら、どうする?」。副業として考えると、ここが気になるはずです。
今回は、お店の写真と告知情報を預かり、15秒の縦型PR動画に仕上げる制作サービスを題材にします。AIで動く背景を作り、写真と文字を組み合わせ、出品文・料金・受付・納品までを一つの例でつなげます。
「動画編集をしたことがないけど、大丈夫?」という人は、最初から全部を覚えようとしなくて大丈夫です。この記事では、作業を次の三つに分けて進めます。
- まず台本を一つ作る。 用意した文章をコピーし、見本と見比べます。動画生成の契約を考える前に、ここから取り組めます。
- 背景5秒・写真5秒・告知5秒を並べる。 何をどの順に置くかを決めてから、文字を載せます。
- 完成した一本を、頼めるサービスにする。 出品文や返答例を自分の条件へ直し、納品までの準備をします。
最初の到達点は「一本分の台本が手元にあること」。その次は「保存した動画を最後まで再生できること」です。途中でうまくいかないときは、各章の見本と修正例へ戻りながら進めてください。
目指すのは、派手な映像をたくさん生成することではありません。「写真はあるけど、告知動画にする時間がない」という相手が、何を頼めて、何を受け取れるか分かる商品を作ることです。この買い手像は今回の企画上の仮説です。受注や売上が出た実績として紹介するものではありません。
今、動画を副業の候補にする理由
9月23日、GoogleはVidsでの動画生成に関する更新を発表しました。動画を作る入口は広がっています。ただし、新機能が出たことと、自分の商品が売れることは別です。Googleの発表
一方、ココナラは7月3日に「AI動画生成」「AI生成動画の編集・仕上げ」のカテゴリ新設を発表しています。制作を依頼・提供する場所はあります。ここから先に必要なのは、依頼者にとって使える形へ整えることです。ココナラの発表
この二つの発表を、今日の新発表や「今なら確実に売れる」という根拠には使いません。今回扱うのは、生成できる環境と販売する場所を、一本のサービスに結び付ける方法です。
この一本で作るもの
架空の「青庭カフェ」の秋の告知を練習材料にします。

図1|今回の完成構成。写真の枠は配置を示す記号です。実物の動画や生成結果ではありません。
まずは、この3場面を目指せばOKです。最初から15秒すべてをAIで生成する必要はありません。下の表と見比べて「どの場面に何を出すか」を確認してください。
0〜5秒:AIで作る光と布の背景 / 5〜10秒:用意した商品写真 / 10〜15秒:写真を背景にした告知カード
0〜5秒:青庭カフェ/秋の焼き菓子セット / 5〜10秒:秋の焼き菓子セット/税込800円 / 10〜15秒:10月10日〜18日/営業時間 10時〜18時
全体は15秒ですが、AIで生成する映像は最初の5秒だけ。残りは写真と文字を編集します。実物の商品を見せる部分には、依頼者から使用許可を得た写真を使う設計です。
読み終えたときに作れるようにするのは、次の一式です。
- 縦型・無音・15秒の動画一本と、納品前の確認表
- 自分の条件に直して使うサービス説明文と、素材の受付票
- 再生成や修正も含めて考える料金計算
- 募集への提案文、初稿の連絡、修正確認、納品メッセージ
PCで素材を保存し、ブラウザ上の編集画面を操作する人を想定しています。スマートフォンだけでの操作、広告運用、撮影、再生数を伸ばす運用代行は扱いません。自分の動画チャンネルで広告収入を得る方法とも分けます。今回は、動画を必要とする相手から制作代金を受け取る形です。
制作経路はAdobe Fireflyの動画生成とFirefly video editor(beta)に絞ります。料金の試算にはFirefly Standardの月額1,580円(税込)・月2,000クレジットを使います。これは記事代とは別のサービス費用です。無料枠だけで全工程が完了する前提にはしません。Adobeの料金案内
