人には言えない健康法シリーズ⑦:トイレでは野生の獣になりきろう
ネンテンフィットネス
みなさまお世話になっております。ネンテンフィットネスです。
人には言えない健康法シリーズ、第七弾。 今回は、人間の尊厳に関わる、しかし健康の根幹を揺るがす重大なテーマ、「排泄の姿勢」についてお話しします。
結論から言います。 現代の洋式トイレでの座り方は、解剖学的に間違っています。
私たちは毎日、白くて綺麗な陶器の上に、椅子に座るように直角に腰掛けています。 ロダンの「考える人」のようなポーズですが、実はあの姿勢こそが、便秘、痔、そして大腸の疾患を招く元凶なのです。
私は自宅のトイレに入る時、ある「足場」を持ち込みます。そして、洋式トイレの上で、あたかも和式トイレを使っているかのような、深くしゃがみ込む姿勢をとります。 誰かに見られたら「行儀が悪い」と叱られるでしょう。しかし、この「野性的なスタイル」こそが、腸の形状に逆らわずに完全に排泄しきるための、唯一の正解なのです。
理論編:直角に座ると、ホースが折れ曲がる
なぜ「座る」のがダメで、「しゃがむ」のが良いのか。これには明確な身体の構造上の理由があります。
私たちの直腸(便の出口手前のパイプ)には、「恥骨直腸筋(ちこつちょくちょうきん)」という筋肉が巻き付いています。 普段、私たちが立ったり座ったりしている時、この筋肉は直腸をギュッと引っ張り、ホースを折り曲げるようにして蓋をしています。これがあるおかげで、意思とは関係なく便が漏れ出さないようになっているのです。
問題はここからです。 洋式トイレに普通に座る(股関節が90度の状態)と、この筋肉のロックは半分しか解除されません。つまり、折れ曲がったホースから無理やり水を出そうとしている状態です。 これでは、どんなに力んでもスルッとは出ませんし、出し切れない「残便感」が残り、過度な力みが血管や肛門に負担をかけます。
しかし、深くしゃがみ込む(股関節が35度以下の状態)と、この筋肉が完全に緩み、直腸が一直線になります。 重力と腸の蠕動運動だけで、ストンと落ちる。これが生物として本来あるべき「快便」のメカニズムなのです。
実践編:洋式トイレをハックする「足台」の魔法
では、どうすれば洋式トイレで「野生のポジション」を作れるのか。 一番手っ取り早いのは、便座のフチに直接足を乗せてしゃがむことですが、これは転倒や便器破損のリスクが高すぎるため、アスリート並みのバランス感覚を持つ私以外にはおすすめしません。
安全かつ確実に、直腸のロックを解除する方法。 それは、「足元に台を置く」。これだけです。
100円ショップで売っている子供用の踏み台でも、読み終わった雑誌の束でも、ヨガブロックでも構いません。 それらを便器の左右(あるいは前方)に置き、足を乗せます。 ポイントは、「膝の位置を腰よりも高くすること」です。
足を乗せたら、上体をグッと前に倒してください。 太ももがお腹に押し付けられるような姿勢になります。これで、股関節の角度は直角から鋭角(約35度)に変わります。
この瞬間、体の中で何かが「解ける」感覚があるはずです。 今まで力んで押し出していたのが嘘のように、重力に従って自然と排出が始まる。これが、恥骨直腸筋が緩み、ホースが真っ直ぐになった証拠です。
結び:誰にも見られない場所だからこそ、野生に戻る
「そんな格好で用を足すなんて、みっともない」 そう思うかもしれません。しかし、よく考えてみてください。 トイレの中は、あなただけの密室です。誰に見栄を張る必要があるのでしょうか。
文明的な「座るスタイル」に固執して、薬を飲み、痔に悩み、腸を汚し続けるのと。 誰も見ていない個室の中で、少しだけ行儀の悪い格好をして、毎朝最高のデトックス完了の爽快感を味わうのと。 生物として、どちらが正解かは明白です。
私たちは普段、社会という檻の中で、理性的に振る舞わなければなりません。 だからこそ、せめてトイレの中だけは、文明の利器をちょっとだけハックして、野生動物に戻ってみてはいかがでしょうか。 全てを出し切った後の体の軽さは、何にも代えがたい「自由」の感覚ですよ。
