今は、知りたいことを検索すれば、大量の情報が無料で見つかります。
本、YouTube、SNS、ブログ、生成AI。
情報がなくて困ることより、情報が多すぎて、

「結局、どれを信じればいいのか」

「自分には何が必要なのか」

「それで、何をすればいいのか」
が分からなくなることのほうが増えました。
僕自身、これまでに147枚の読書メモを作ってきました。
さらに、NotebookLMには139個のソースが入っています。
材料だけを見れば、記事はいくらでも作れそうです。
ところが、情報が増えるほど「どれを使うべきか」を決められなくなり、最近は記事を作れなくなっていました。
情報が多いことと、使えることは別だったのです。
人が減らしたいのは「選ぶ手間」
たとえば、初めて入ったレストランで100種類のメニューを渡されたとします。
選択肢が多いのは、一見すると親切です。
しかし、メニューを見比べ、違いを理解し、自分に合う料理を決めるには時間がかかります。
そんなとき店員さんから、

「初めてなら、この3つがおすすめです」
と言われたら、一気に選びやすくなります。
料理そのものが変わったわけではありません。
大量の選択肢から候補を絞り、考える手間を減らしてくれたことに価値があるのです。

これは、情報発信でも同じです。
本に書かれていることを、すべて紹介する必要はありません。
むしろ読者が知りたいのは、
- 何が重要なのか
- 自分とどう関係するのか
- 今日から何をすればいいのか
という部分です。
発信者が代わりに情報を集め、重要な一つを選び、分かりやすい言葉に変える。
それだけでも、相手が使うはずだった時間と労力を減らせます。
「まとめるだけ」ではない
以前の僕は、情報をまとめただけの記事に価値があるのか疑問に思っていました。
自分だけの新しい発見や、圧倒的な実績がなければ、発信する意味はないのではないか。
しかし、価値は新しい情報を生み出すことだけではありません。
たくさんある情報の中から、
選ぶ。整理する。伝える。
この過程にも価値があります。
ただし、情報を短く要約するだけでは不十分です。
読者に代わって、
この情報の中で、今のあなたに必要なのはこれです。
と選び、渡す。
そこまでして初めて、大量の情報が「使える知恵」に変わります。
読者が考えることを一つ減らす
この記事も、139個のソースに含まれる知識を、すべて詰め込んだものではありません。
その中から、
人は情報ではなく、考える手間を減らしてくれる人に価値を感じる。
という一つだけを選びました。
すべてを伝えようとしなくてもいい。
一つの記事で、読者が抱えている迷いを一つ減らせれば、それで十分です。
これから何かを発信するときは、情報を増やすことだけでなく、こう考えてみてください。
この記事によって、読者が考えなくてもよくなることは何だろう。
その答えを一つ渡すことができれば、情報は価値に変わります。
