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【要件定義編】自分の要件を、AIに正しく伝える技術

【要件定義編】自分の要件を、AIに正しく伝える技術

導入編「会計が分かる人が、Claude Codeで最初の会計ミニツールを動かすまで」と、経費集計編「月次レポートまでGoogleスプレッドシートに自動で貯まる会計ツールを、そのまま渡します」に続い3本目です。

経費集計編のkaikei-miniで、経費集計とGoogleスプレッドシートへの記録は自動になりました。でも経費集計編の最後でも少し触れた通り、伸びしろはまだあります。「毎月の集計を、Googleドキュメントの報告書にもしたい」「締め日が近づいたら、Googleカレンダーにリマインドを出したい」。目的が変わるたびに一から僕に頼むのでは、道具は増えていきません。この記事では、「足したい機能はあるのに言葉にできない」人に向けて、目的と完成の姿の2つを自分の言葉で言えるようにする方法を扱います。データの置き場所や外部サービスとの連携が必要かどうかは、AIが会話の中で聞き出し、提案してくれます。これができれば、経費集計編の道具を、自分の手で何度でも育てていけます。

経費集計編では、僕が作った完成品のツールをそのまま渡しました。今回は逆です。あなたの目的を、あなた自身の言葉でAIに伝えて、経費集計編の道具を育てていく回です。新しいツールをゼロから作るのではなく、今持っている道具の指示書(CLAUDE.md)に、機能追加のルールを1つ足すところから始めます。

アクションプラン

  • 覚えること:要件定義2項目(目的/完成の姿)を、自分の言葉で言えるようにする。データの置き場所や外部サービスとの連携が要るかどうかは、AIが会話の中で聞いて提案してくれます
  • やること:経費集計編のkaikei-miniのCLAUDE.mdに機能追加のルールを追記する→新しい目的を1つ伝える→AIの質問に答える→道具に機能が育つところまで動かす
  • 天井:Googleドキュメント・Googleカレンダーなど、Googleサービス同士の連携まで。専用データベース・Web公開・他社サービス連携はこの回では扱わない

この記事で手に入るもの

  • 「自分で言えば、自分の道具が育つ」という感覚:型やコードの知識がなくても、目的を正しく言葉にできれば、AIが今ある道具に機能を足してくれると実感する
  • 要件定義の練習:目的・完成の姿の2項目を自分の言葉で言えるようにし、データの置き場所や外部サービスとの連携方法はAIとの対話で引き出してもらう型
  • 実演:経費集計編のkaikei-miniのCLAUDE.mdに要件定義のルールを追記し、Googleドキュメントの報告書とGoogleカレンダーのリマインドを、自分の手で2つ足す例(さらに、毎月の作業をまとめてSkillにするところまで)
  • この型は、他の機能を足す場合にも同じように使えます

経費集計編までとの違い

Before(経費集計編まで)After(この回)
道具の出どころ僕が作ったものをダウンロードして使う同じ道具を、自分の手で育てる
あなたがやること使い方を覚える要件(目的・完成の姿)を言葉にする。あとの技術的な提案はAIに任せる
できることの増え方渡された4つの機能だけ目的が変わるたびに、同じやり方で機能を足していける

経費集計編で受け取ったのは、月次集計という1つの完成品でした。この記事で身につくのは、目的が変わるたびに、その都度また新しい完成品を受け取るのと同じ効果を、自分の手で生み出せる技術です。来月以降、会社で新しい集計・報告の悩みが出るたびに、また外部に頼まなくても、自分の手で機能を足していけます。

ゴールは低くてOKです。まずは経費集計編のkaikei-miniに、新しい機能を1つ足すところまで動けば、今日は十分。

会社のデータで試したい場合は、先に確認を:この道具はClaude(外部のAIサービス)に目的やデータの中身を伝えて動く仕組みです。会社が生成AIの業務利用を許可しているか、許可されている場合でも扱うデータの種類まで確認できているか、必ず確認してから使ってください(調査では「明示的に禁止」している企業は0.4%とごく少数ですが、「実際に活用している」企業も 34.5〜49.7%どまりで、特に中小企業は32.4%・小規模企業は28.0%にとどまります=多くの会社は「禁止されていないが、公式なルールも無い」グレーゾーンです。詳細は帝国データバンク・総務省の調査参照)。迷ったら、まずは自分の副業・個人事業のデータや練習用ファイルで試すのが安全です。

こんな人向けです

  • 経費集計編のkaikei-miniを使ってみて、次は別の機能も足したくなった人
  • 経理・会計まわりのくり返し作業を、目的ごとに自分の道具に育てていきたい人
  • ゼロから要件を伝えながら育てていく感覚を、実演を通じてつかみたい人

逆に、専用のデータベースに接続したい人、誰でも見られる形でWebに公開したい人、他社サービスと本格的に連携させたい人には、この回はまだ早いです。それらは天井の先の回で扱います。


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【要件定義編】自分の要件を、AIに正しく伝える技術

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