【徹底リサーチ】白石徳生さんが代表取締役社長を務める「ベネフィット・ワン」はどんな企業なのか?
ビジネスライター
ベネフィット・ワンは、人事に必要なあらゆるサービスを提供している会社です。福利厚生だけではなく社員研修、健康経営、タレントマネジメントなど人事に必要なあらゆるサービスを用意しています。また、ベネワン・プラットフォーム(BPF)により、データの一元管理、活用ができるので、生産性の向上もサポートします。
同企業を設立し、現在代表取締役社長を務めているのが、白石徳生さんです。幼少期から起業という会社の在り方に触れ、情報収集とアイデアを駆使して企業運営を行っています。
次に「ベネフィット・ワン」の具体的な事業内容をご紹介していきます。
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白石徳生氏のプロフィール
(ベネフィット・ワン採用サイトより)
白石 徳生さんは、1967年生まれ、東京都出身であり、現在は自身が設立した 株式会社ベネフィット・ワンにて、代表取締役社長を務められています。
幼少期より、会社経営をしていたご両輪や親戚の影響により、小さいころから自然と「将来は起業しよう」と考えていたそうです。大学を卒業後は、就職はせずに、ビジネスヒントを探すためアメリカへ渡り、そこで現地のパソナで働くことになりました。
アメリカからの帰国後、一度ビジネスを立ち上げていますが、本格的な事業化を前に撤退しています。アメリカに戻ろうと考えていた時に、パソナグループから声をかけられ、株式会社パソナジャパン(現・ランスタッド株式会社当時)に入社しました。
その後、28歳の時に社内ベンチャー制度のコンテストにて応募した案が1位となり、ベネフィット・ワンを設立することとなり、現在に至ります。
白石徳生氏の略歴
白石徳生(しらいし・のりお)
1989年 拓殖大学政経学部を卒業
1996年 パソナグループの社内ベンチャー第1号として、株式会社ビジネス・コープ(現 株式会社ベネフィット・ワン)を設立、取締役に就任。
2000年 ビジネス・コープ代表取締役社長に就任。翌年の2001年ベネフィット・ワンへ社名変更。
2004年JASDAQ上場、2006年に東証二部上場を果たす。 福利厚生サービスのみならず、インセンティブ、CRM、BTM、ヘルスケアなど次々と新規事業を展開。2012年からは海外進出を開始し、アジア地域および米国・欧州に全7拠点の現地法人を設立。
今では会員数734万人 (2015年9月末時点)を超え、福利厚生事業で培ったユーザー課金型のビジネスモデルを強みに、新しい「サービスの流通創造」を目指す。
起業を身近に感じていた子ども時代
白石氏は東京都の出身であり、実家が八王子の繁華街に近いエリアにありました。そのため小学生の頃から様々な職業の方と会話をする機会があり、街の刺激的な情報の中で遊んでいたとのことです。そうした出来事が、子どもながらに情報の大切さがわかるようになっていくきっかけになったと話しています。
また、昔から好奇心旺盛だったということが影響し、仕事においても好奇心をもって常に情報収集を行っています。情報というビジネスのタネを収穫し、次に想像力を用いて集めた情報をどうするのかを想像することによって、未来を見据える。これがアイデアになると語っています。
パソナ入社が起業のきっかけに
白石さんがパソナとの接点ができたのは、とても親しくしていた先輩の叔父にあたる方の勧めでアメリカへ行き、現地のパソナでインターンシップを経験したことに始まります。
当時のアメリカは日本に比べると圧倒的に進んでおり、ビジネス環境や社会インフラの面ではまだまだかなわないことを思い知らされ、それと同時にアメリカで成功したビジネスモデルを日本に持ち込むだけで、時代を先取りした事業ができるということの理由を、肌で感じることができたと語っています。
大学卒業後もアメリカに残って自分で立ち上げた貿易関係の仕事をしていましたが、1年後くらいに日本である商材のプロモーションを行った時に、アメリカに渡るきっかけをくれた方から声を掛けられ、帰国しパソナに入社しました。
社内ベンチャー第1号として新会社立ち上げへ
入社後に配属されたのは、主に外資系企業への人材派遣を行う「パソナジャパン」でした。2年目からは、24歳の若さで責任者に抜擢され、派遣の営業から人材採用、システム構築まで、あらゆる仕事を経験しました。アイデアをフル活用し、メディアミックスで効果的な採用やシステムを大幅に切り替えるなど、新しい方法を導入して売り上げを伸ばしました。
また、営業活動において効率化を考えて行動に移した結果、最も成功したのは、外資系企業で働いている人を集めた「異業種交流会」だったそうです。外資系専門に行っているヘッドハンターと会計事務所の人に声をかけ、一緒に300人規模の異業種交流会を立ち上げました。
その後、人材派遣の仕事に関するコツ(採用戦略、営業戦略、マッチング)を把握した白石氏は、次の挑戦として「何か新しい事業の可能性はないか」と考えていました。そのタイミングでパソナグループの「社内ベンチャーコンテスト」が開催されました。アイデアが認められ、翌年には現在のベネフィット・ワンにつながる会社を立ち上げました。
「ベネフィット・ワン」の事業内容について
(ベネフィット・ワン公式サイトより)
ベネフィット・ワンの事業内容は、
- 福利厚生事業
- パーソナル事業
- CRM事業
- インセンティブ事業
- ヘルスケア事業
- 購買・清算代行事業
の6つです。
主に、人事・福利厚生全般の業務に対するコンサルティングと業務代行を行う福利厚生アウトソーシングを提供しています。
2007年には松山カスタマーセンターが稼働し、全国16拠点に体制を拡充させました。直営施設として7つの保養所も運営。ベネフィット・ステーションをはじめとする福利厚生の共用システムを提供しています。
サービス数140万件以上!白石氏の真の狙いとは?
(ベネフィット・ワン公式サイトより)
白石氏の真の狙いは、「サービス流通を作ること」です。現時点では製販分離されていないサービス業界を比較検討してもらう仕組みを作るため、福利厚生という名のもとサービスの流通を作っていく取り組みを行っています。その取り組みとして運営しているのが、現在約1,126万人の会員へ提供を行っている「ベネフィット・ステーション」です。
ベネフィット・ステーションはレジャー施設や、介護・育児サービス、e-ラーニング、オンラインフィットネスなど140万件以上のサービスが優待価格で利用できる会員制福利厚生サービスであり、近年ではマッチングアプリとも連携し、主に若年層のサービス利用拡大を目指すとともに、会員満足度向上を図っています。
会員制の消費者を集めている理由は、「サービスの目利き、つまり比較検討する機能」を最大限に生かすためと白石氏は語ります。収益構造を考えた場合に、「消費者から会費を頂くビジネスモデルの方が圧倒的に有利」という思いと、消費者に比較検討と公正な評価をしてもらうため、このビジネスモデルを選択しています。
このように白石氏の思いが、サービス業界ひいては社会全体を動かすきっかけとなっています。
個人間売買の時代に合わせた今後のビジネス戦略
(ベネフィット・ワン公式サイトより)
白石氏は、新たなマーケットとして期待できるのは、CtoCという個人間売買であるとしています。個人間取引は消費税がかからなくて済むため、有形無形のさまざまな資産の活用や私たち自身が労働力となり、インフラとして機能することが必要であるとしています。
このような雇用革命を積極的に行うことで、近年問題視されている少子高齢化問題や、地方創生の解決に向かうことができ、先進国のように休みをしっかりと取ったうえで生産性を上げていくという形に変えていくことは日本でも可能だと語っています。
時代に合わせたベネフィット・ワンの動き
個人間売買の仕組みに伴い、ベネフィット・ワンでは、雇用ではなく個人へ外注する方法へ動き出しています。人件費のコストを抑え、在宅で仕事をさせる動きもその一環です。
また、営業活動のやり方も変え、契約まで一回も会社訪問をしないというスタイルにしたところ、対面での営業対応にわずらわしさを感じる会社に好評とのことです。
このように仕事のやり方を変えることによって、生産性を向上させることが可能であることを示しています。
どんな時代も社会から必要とされる企業であるために
ウィルスにより社会全体が大きく影響を受けている中で白石氏は、近未来ではAIやデジタルトランスフォーメーションなど、たくさんの変化が訪れるであろうと推察しています。
目まぐるしく変わる現代社会の中で、働くことの意義をなすには、社会から必要とされる人物になる気概が大切であり、社会や人の役に立ちたいという思いを持ち続けることが重要であるとしています。その「思い」を持ち、人を成長させるためには、自分を取り巻く環境と人間関係を時間をかけ醸成し、築いていくことが必要です。
また、白石氏が同社の最終的な目標にしているのは、商品やサービスをサプライヤーから消費者に届ける社会インフラとして担う事業です。
今の時代は技術の進歩が加速度的に早まっているため、リスク管理をしつつ、その未来を確実に捉え、実現していくためには質の高い情報を仕入れ、質の高い人たちと交流していくことが大切であるとしています。
激変する世界情勢や溢れる情報を正確にとらえ、利用し、変化に柔軟に対応することを自ら考え、その新しい社会の中で明るい未来を描いていってほしいと白石氏は語っています。
まとめ
今回は、人事・福利厚生全般の業務に対するコンサルティングと業務代行を行い、福利厚生アウトソーシングを提供する株式会社ベネフィット・ワンと創設者白石徳生氏について調べてみました。
白石氏の幼少時代からの影響や情報の活用、アイデアから生み出された同企業は今後もサービス業界の課題を解決しながら、社会を大きく動かしていくことが予想されます。
今後のビジネス展開にも期待が寄せられます!
会社概要
株式会社ベネフィット・ワン
代表者:代表取締役社長 白石徳生
創業:1996年3月15日
所在地:東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー37F
売上高:383億6200万円(連結、2022年3月期)
従業員数:1551名(2022年4月現在)
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