河本ひろたくさんは日本の実業家で、数々の新規事業を起案し立ち上げて成果を残した人物です。一部でZOZO創始者・前澤友作氏の右腕と評されるほどの実力者である河本ひろたくさんは現在、前澤友作氏が立ち上げた新生・株式会社スタートトゥデイに所属しながら株式会社マッチングトゥデイの代表取締役を務めています。今回は河本ひろたくさんの新規事業にかける想いやこれまでの経歴について詳しく調査しました。
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経営コンサルから新規事業企画へ転身した河本ひろたくさん
戦略コンサル出身で、リクルートや成長企業でデジタル領域の事業立ち上げを成功に導いたことから「新規事業領域のプロ」といわれる、河本ひろたくさんの気になる経歴を詳しく調査してみました。
河本ひろたくさんの経歴まとめ
～大学卒業からリクルート入社まで～
河本ひろたくさんは、学生スタートアップが非常に盛んな大学として知られてる慶應義塾大学出身で、経済学部を卒業した高学歴であるということがわかりました。
～経営コンサル時代からリクルート入社まで～
慶應義塾大学卒業後、河本ひろたくさんはデロイトトーマツコンサルティング合同会社に入社し、経営コンサルタントとして活躍していました。ここでは自動車会社の新規事業開発に参画し、戦略から立ち上げまで携わっていたようです。コンサルを行う中で事業開発にやりがいを見出し、株式会社リクルートホールディングスへ転職します。
～リクルート時代～
2013年、河本ひろたくさんは株式会社リクルートホールディングスに入社し、事業開発室に所属しました。彼はリクルートグループ会社従業員を対象にした「Ring」という新規事業提案制度で、「ビーコンを活用した見守りサービス」や「交通系シェアサービス」を立案し、２年連続優勝を達成ています。この２つの案件では、事業責任者としても活躍していました。
～株式会社LITALICO時代～
2017年、河本ひろたくさんは株式会社LITALICOの新規事業担当執行役員に就任しました。株式会社LITALICOの人事部からの申し出を受け、当時の代表である長谷川敦弥さんとの面会することとなります。株式会社LITALICOのビジョンである「障害のない社会をつくる」という理念に強く共感し、ヘッドハンティングされる形で面会から1年後に株式会社LITALICOに入社することとなりました。
LITALICOは障碍者の就職支援を行う企業であり、そこで河本ひろたくさんは聴覚障害領域の課題に注目します。補聴器は平均20万円と高額であるゆえ難聴者の使用率は13％に留まっているという現状の解決策を模索し始めました。2019年に韓国のスタートアップ企業が開発したスマート補聴器に対して、は11億円の出資を行い株式の49％を取得しました。これにより、株式会社LITALICOは聴覚障害領域の事業に本格的に参入することとなります。さらに、米国のクラウドファンディングで1億円以上を調達し、2019年末には日米で販売を開始しました。この製品は世界最大のテクノロジー展示会で賞を受賞し、高い評価を受けた実績があります。
～新生・株式会社スタートトゥデイに入社後～
2020年1月から3か月は株式会社デライト・ベンチャーズに属しますが、すぐに転機が訪れます。ZOZO創始者である前澤友作さんが起業した新生・株式会社スタートトゥデイの経営企画室の初期メンバーとして入社することとなります。ここでは前澤勇作さんの右腕として様々な事業に携わっていくこととなります。
また、河本ひろたくさんは現在、恋活・婚活応援マッチングアプリの開発と運営を主な事業とし、前澤友作氏からの出資も受け注目を集めている企業「株式会社マッチングトゥデイ」の代表取締役を務め、精力的に活動しています。
「社会問題への課題感」がアイデアを生むと語る河本ひろたくさん
河本ひろたくさんは次々と新規事業を起案していますがそのアイディアはどこから来るのでしょうか。
困っている人の立場に立ち解決したいという強い想い
河本ひろたくさんは困っている人の立場に立ってその解決策を考えることで、海外のスタートアップやテクノロジーの知識を活かし、新しいビジネスモデルを応用して課題を解決するアイデアを具体化させているのだそうです。
4425件の応募から前澤代表の側近をして選び抜かれた河本ひろたくさん
X（旧Twitter）で前澤友作さんが自身の側近1、2名を募集し、4425件もの応募者の中から選ばれた河本ひろたくさん。募集はどのような内容だったのでしょうか。
2019年12月に前澤氏が自身のSNSで、新設の「株式会社スタートトゥデイ」の経営企画室の初期メンバーを募集。そこに応募した河本ひろたくさんと前澤友作さんが出会うことになりました。
この募集では、年収1000万円以上のポジションで、新たな事業を共に創り上げる仲間を求めていました。具体的な業務内容は、前澤氏のアイデアに基づく新規事業の立ち上げで、調査分析から戦略企画、予算編成、人材募集まで幅広い業務を担当することでした。
河本ひろたくさんはこの募集に「これはまさに自分のことではないか」と感じ応募したのだそうです。採用条件は、実務経験や経営者の側近としての経験が必要でした。もちろん河本ひろたくさんにはそういった経験もありました。履歴書と志望動機をメールで送信したのち、前澤氏との最終面接を経て採用が決定されました。厳しい選考を勝ち抜いた河本ひろたくさんは前澤氏の側近として採用されました。その後、河本ひろたくさんは新規事業立ち上げにおいて類稀なる実務能力を発揮。前澤氏の右腕として活躍することとなりました。
前澤ファンドでは「養育費未払い問題」に取り組む河本ひろたくさん
前澤氏の側近として、前澤氏が立ち上げた総額100億円の起業支援ファンド「株式会社前澤ファンド」にも携わっている河本ひろたくさんですが、そこではどのような企業の出資に関わっているのでしょうか。その中のひとつに「養育費未払い問題」するサービスを提供する企業への出資があります。
養育費の不払いがない社会へ
河本ひろたくさんは前澤ファンドの出資により設立された「株式会社小さな一歩」への出資に携わってます。同社は、養育費の不払いがなくなる社会をつくるために、ひとり親世帯が受け取れていない養育費を元パートナーに代わってお支払いする保証サービスをを展開している会社です。
前澤友作さんと河本ひろたくさんらは「ひとり親であることが理由で人生の楽しみや機会を諦める必要はない」「その子供たちが健やかに成長し学びの機会を失わないように必要な養育費が安定して提供される環境を作りたい」と考えのもと、株式会社小さな一歩を支援しているということです。それはまさに子どもたちの未来を守るという社会課題を解決するものですですね。
前澤ファンドで「大学生向け履修管理SNS ペンマーク」に出資している河本ひろたくさん
株式会社前澤ファンドを通して支援しているスタートアップ「大学生向け履修管理SNS ペンマーク」についても河本ひろたくさんが関わっています。
大学生活全般をDXする大学生に欠かせないアプリ
河本ひろたくさんが関わっている前澤ファンドの出資先として、「株式会社ペンマーク」という企業もあります。株式会社ペンマークは大学生向けの履修管理SNS「Penmark」を運営しています。
「Penmark」は、大学ごとに異なる授業データやレビューを元に履修を作成できる履修管理アプリです。授業ごとにトークルームがあり、他の学生とコミュニケーションを取れるようです。さらに、ノートや課題、出席を管理する機能や大学の予定を確認できるカレンダー機能も搭載されています。リリースから1年で100大学以上に対応し、5万件以上のインストールがあり多くの大学生に利用されています。河本ひろたくさんは「同様のサービスは存在しますが、SNSライクな機能により長時間利の滞在が実現できている点に可能性を感じています。横山代表の想いは、全ての大学生にとって必要不可欠なサービスになることであり、それを実現するために最大限サポートしたいと考えています」というコメントを発信しています。
河本ひろたくさんはマッチングトゥデイで新たな社会問題解決に挑む
河本ひろたくさんが代表を務める株式会社マッチングトゥデイは、2021年に設立されれました。マッチングトゥデイは、主に人と人の出会いを創出するプロダクトやサービスの開発に焦点を当てています。"すべての人に、心地よい「出会い」を。"というキャッチフレーズを掲げ、結婚や恋愛、広くはコミュニケーションをサポートするプラットフォームを展開しています。
マッチングトゥデイが今年7月にローンチした「ディンクスマッチ」はDINKs（Double Income No Kids）を希望する人向けの恋活・婚活マッチングアプリです。
少子化対策が大きな社会課題として強調されていますが、その一方で、経済的な理由や身体的・精神的な負担などから子供を持たない、または持てない選択をする人々がいます。夫婦二人だけで、パートナーと二人だけで生活していきたい、時間を楽しみたいという人もいるのです。しかし、現在のような少子化が社会問題とされている中、周囲のプレッシャーや偏見から、そうした意見や意思を表明しにくい状況にあります。これもまた社会問題と言えるでしょう。
河本ひろたくさんらが立ち上げたマッチングトゥデイ、そして「ディンクスマッチ」というアプリの開発背景にはそうした「社会問題の解決」があったといいます。「ディンクスマッチ」は子供を持たないライフスタイルを選んだ人々が、同じ価値観を共有できるパートナーと出会える場を提供しています。
まとめ
これまでにさまざまなビジネスを立ち上げてきた河本ひろたくさん。今後、どんなビジネスを立ち上げるのか、どんなサービスを生み出すのか。注目です。
河本ひろたくさん概要
学歴：慶応義塾大学卒業
経歴：デロイトトーマツコンサルティング・リクルート・LITALICO・Delight Venturesを経て、スタートトゥデイ経営企画室に入社。リクルートではHR Techサービス『Geppo』を起案、LITALICOでは執行役員としてスマート集音器領域の立ち上げに従事。株式会社小さな一歩非常勤取締役
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