公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団 高い志を持つこどもたちの将来をサポート

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ビジネスライター

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非富裕層は大学へ進学したくても断念することが多くなっているといいます。結果として。教育格差が拡大していく傾向にあるといわれています。教育格差は途上国の問題・課題というイメージを持つ人が大半ではないでしょうか。実際、テレビのコマーシャルでもそういった内容の公共広告が流れることもあります。しかし、この問題は途上国においてだけではなく、日本にもあるのです。進学したいのに進学できない、そういう子どもが増加してきているのです。こうした子どもをサポートしているのが、公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団です。今回はこの公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団、そして同財団が行っている助成事業についてご紹介します。

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貧困率13.5%で教育格差は拡大傾向

貧困問題というと日本には無縁の話のように思われるかもしれません。しかし、現実には日本にも貧困問題、収入の格差が存在しています。その結果、進学を諦めている家庭もあるのです。また進学するための準備で塾に通うこともできないということで学力格差、教育格差も出ています。さらにはその後に発生したコロナ禍は貧困家庭の教育格差に拍車をかけているのではないかといわれています。政府は子ども家庭庁を設置し、また、子どもの貧困対策の推進に関する法律を定めていますが、格差の是正がスムーズに進んでいるとはいえないかもしれません。

厚生労働省が発表した2019年の国民生活基礎調査で、中間的な所得の半分に満たない家庭で暮らす18歳未満の割合である「子供の貧困率」は2018年の時点で13.5%となっています。前回の2015年の13.9%からほとんど改善が見られない状況にあるといえます。

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団はなぜ誕生したのでしょうか?

そうした中、高い志を持つ子どもたちの進学という希望を叶えるべく、助成活動を行っているのが、公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団です。同財団ウエブサイトのトップページにアクセスすると次のような財団からのメッセージが表示されます。

“子どもはみんな夢を叶えるために生まれてきました。どのような事情があれ、それを断念させることは、決してあってはならないこと。
私たちは、我が国に代々受け継がれてきた徳育の伝統を大切にしながら、
おおらかな精神と広い視野をもち、次世代を拓いていく人材を
はぐくむために誕生した、新しい育英財団です。
子どもたちが自らの足で立ち、未来へと羽ばたく、その日まで―
夢に寄り添い、共に歩んでいきます。
出典:公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団ウエブサイト

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団が掲げている活動理念がトップページにある、この言葉です。

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の事業内容

さて、公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団はどんな助成事業を行っているのでしょうか。一言でいえば「児童福祉に関する活動費助成事業」ということになります。

東京都において、保護者や家庭に貧困や養育困難な事情のある子ども及び学生等の若者(25歳以下の者を言う。)の支援を目的とした教育・就業・自立の支援等の事業を行う法人への助成事業を通じて、困難な状況に置かれている子ども及び学生等の若者が、少しでも心豊かに日常を過ごし、将来自立して生活できるよう支援し、また、それぞれが望む就学及び就業の機会が得られるよう支援することを目的とする事業です。出典:公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団ウエブサイト

具体的にどんなところへ助成したのか、2022年度の助成先法人をみてみましょう。

  • 一般社団法人 ハートリボン協会
  • 特定非営利活動法人 寺子屋子ども食堂・王子
  • 社会福祉法人 扶助者聖母会(星美ホーム)
  • 社会福祉法人 愛恵会乳児院
  • 社会福祉法人 基督教児童福祉会(バット博士記念ホーム)
  • 社会福祉法人 青少年福祉センター(自立援助ホームおうぎ寮)
  • 特定非営利活動法人 一粒の麦
  • 社会福祉法人 ミッドナイトミッションのぞみ会(児童自立援助ホームマナの家)

2023年度の助成先法人は昨年12月13日に発表となりました。

  • 特定非営利活動法人 里親子支援のアン基金プロジェクト
  • 認定特定非営利活動法人 3keys
  • 特定非営利活動法人 寺子屋子ども食堂・王子
  • 社会福祉法人 ベタニヤホーム(母子生活支援施設ベタニヤホーム)
  • 社会福祉法人 扶助者聖母会(星美ホーム)
  • 特定非営利活動法人 HUG for ALL
  • 社会福祉法人 光明会杉並学園
  • 一般社団法人 ハートリボン協会
  • 特定非営利活動法人 タイガーマスク基金
  • 社会福祉法人 ミッドナイトミッションのぞみ会(児童自立援助ホームマナの家)

戸田壽一・成郎育英財団に助成を申し込むためには?

2024年度の助成募集は2023年9月1日から2023年9月30日まで行われました。2025年度の助成募集も例年通りであれば、2024年9月1日から9月30日まで行われると考えられます。助成の申し込みを検討しておられるのであれば、資料など準備しておいた方が良いかもしれません。

まずこの助成事業の応募者の資格ですが、事業所が東京都に所在し、助成対象事業を東京都内で行う非営利の法人であることという条件がありました。また、助成の対象となる事業は2024年12月31日までに完了する下記の事業が対象でした。具体的には次のような事業となっていました。

(1)児童養護施設、自立援助ホーム及び母子生活支援施設に在籍もしくは退所した児童及び学生等の若者(25 歳以下の者を言う。以下同じ)を対象とした教育・就業・自立の支援事業

(2)生活保護家庭等の低所得家庭並びにひとり親家庭、多子家庭等の児童及び学生等の若者を対象とした教育・就業・自立支援事業

(3)上記(1)(2)を除く保護者の心身の健康上の理由等から養育困難な事情がある児童及び学生等の若者の支援を目的とした、教育・就業・自立の支援事業

各事業に対する助成金額は、助成希望額を選考の上、決定されました。金額については100万円が限度で、同一年度内において1法人あたり1応募限りとなっていました。昨年の応募期間は2023年9月1日から2023年9月30日までだったので、今年についてもほぼ同様のスケジュールになるのではないかと考えられます。

昨年は応募に際して、助成金応募申請書、法人(事業)概要(PDFダウンロード)、助成事業計画書(PDFダウンロード)、収支予算の算定根拠となる資料(相見積もり等)のほか、定款や役員名簿、さらには原則3年度分の決算書類や事業報告書、活動実績などの提出を求められています。応募を検討されている場合にはこれらの資料を事前に用意されていた方がよいでしょう。

今年度の募集詳細については公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団のウエブサイトでの発表が待たれるところです。

戸田壽一氏はセコムの創業者!?

ところで公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の「戸田壽一」さんとは一体どんな方なのでしょうか。調べてみたところ、セコムの創業者であることがわかりました。戸田壽一さんは1933年生まれで、2014年1月30日に81歳で亡くなられています。しかし、セコムほどの大企業の創業者なのに名前を聞くことが少ないにはなぜなのでしょうか。

セコム関係者の証言などが掲載されているインタビュー記事などをみると、セコム創業時、戸田壽一氏は飯田亮氏に対してナンバー2に徹することを約束し、生涯、飯田氏を支えていたといいます。セコムの沿革が語られるときに戸田壽一氏の名前があまり出てこないのはナンバー2の役割に徹して、表に出ることが少なかったからのようです。

戸田成郎代表理事が紺綬褒章を受賞

昨年2022年8月27日、公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の代表理事である戸田成郎さんが紺綬褒章を受章しました。この褒章は一体、どんなものなのでしょうか。

褒章は、明治14年12月の「褒章条例」(太政官布告第63号)の公布で、紅綬褒章、緑綬褒章、藍綬褒章が制定されたのが始まりです。その後、大正7年に紺綬褒章、昭和30年に黄綬褒章、紫綬褒章が制定されました。戸田成郎さんが受賞した紺綬褒章は公益のために私財を寄附した方が受賞するもの。これまでに、元「SMAP」の中居正広さんや香取慎吾さん、歌手の浜崎あゆみさんが紺綬褒章を受章したことが知られています。

まとめ

公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団の代表理事である戸田成郎さんは同財団のウエブサイトにメッセージを寄せています。

「我々公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団は、これからの日本の未来を担う子供達へ、正しい精神と教育の在り方を伝統として、お伝えしていく事を目的に設立をさせて頂きました。昔より日本で脈々と伝承されてきた徳育を大事にし、多くの子供達が立派な社会人となる為のお役に立てる様、一所懸命の精神で活動をして参ります」。

もっと学びたいという意欲を持っているにも関わらず、経済的な理由で進学できなかった、進学できない、そういった人は現在の日本にもいます。公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団は一人でも多く、そういった子どもたちをなくすべく、助成事業に取り組んでいるといます。

団体概要

  • 名称:公益財団法人 戸田壽一・成郎育英財団
  • 所在地:〒107-0061 東京都港区北青山3-10-18 北青山本田ビル3階
  • 電話:03-6419-7606(受付時間/平日9:00〜18:00)
  • FAX:03-6419-7607
  • 公式サイト:https://www.t1176foundation.or.jp/

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