自分に正直に生きてるつもりが、ただのワガママだった話(3800文字)

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表

こんにちは🍵

「自分らしく」と言いながら周りを振り回す人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です

  

「自分に正直に生きたいんです」「もう無理はしたくない」って言葉、すごく美しく聞こえますね

でもその裏で、ただの自己都合を「正直さ」と言い換えてる人が多いのも事実です

今回はその“自分らしさ”が、どこから“ワガママ”にすり替わるのかを明確にしていきます

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正直さとワガママの境界線

「正直に生きる」という言葉は、響きが良いだけに誤解されやすい

本当に正直であろうとするなら、他人の気持ちにも正面から向き合う必要がある

「私はこれが本音だから」と言い張って、相手の都合を無視するのはワガママになる

自分の気持ちに忠実でも、他人を押しのけて成り立つものではない

言いにくいことを伝えるにも、配慮と責任が伴って初めて“誠実さ”になる

気持ちを率直に表現することと、なんでも言っていいはまったく別物だ

正直なふりをして、自分だけを守るのはただの自己中心となる

「正直=無敵」と勘違いしていると、いつの間にか人を傷つけてしまう

正直さは、関係性の中でどう機能するかを考えてこそ意味を持つ

それができないなら、それはただの“正当化されたエゴ”だと言える

  

自分に正直=他人を振り回していい?

「やりたくない」「苦手だからやらない」そんなセリフは一見正直に聞こえる

でも、それを言われた相手の立場を考えていないなら、ただの自己都合となる

自分の感情に正直でいることと、他人を気にせず突き放すことは違う

人との関係は、自分の気持ちだけでは成立しない

「無理はしない」という姿勢が、結果的に周囲を疲弊させることもある

正直なだけで人間関係がうまくいくなら、誰も悩まない

関係とは、時に自分の苦手や面倒を超えて築くものでもある

「私はこうだから」で終わらせると、会話も関係も成立しなくなる

正直さに甘えて他人との接点を断つのは、自分勝手な逃げ道だ

それに気づかないうちは、孤独を“自分らしさ”と勘違いし続ける

  

自分を大事にするのは、好き勝手とは違う

「自分を大切に」という言葉が、都合よく解釈されすぎている

それは感情のままに動くことではなく、自分の内面と丁寧に向き合うことを意味する

気分で態度を変えたり、めんどくさいから関わらなかったりするのは大切にしているとは言えない

自分を大事にするというのは、衝動よりも“選択”を重視する生き方となる

そのためには、感情を放置せず、整理して扱える状態に整える必要がある

自分の感情に振り回されている時点で、それは“自分の手に負えていない”状態だ

「もう無理しない」は良いことだけど、すべてを放棄する理由にはならない

本当に自分を大切にしたいなら、自分の振る舞いに責任を持つところから始まる

好き勝手に動いたあとで、「これが自分らしさ」と言っても誰も納得しない

自分を守るという行為は、同時に他人との距離感をも丁寧に測ることになる

 

「自分に正直」と言っている人の落とし穴

「本音で生きたい」と語る人ほど、実は“自分の感情”しか見えていないことがある

本音で断ったつもりでも、それがただの「逃げ」になっている場合もある

相手の感情や状況を無視して「正直さ」を盾にしていないか振り返る必要がある

本音を使って責任から逃れることは、誠実とは真逆の行動となる

正直であることが目的になってしまうと、その先にある関係の質は崩れていく

断る理由を「自分らしさ」に変換している時点で、違和感を抱くべきだ

本音を伝えるなら、その後に起こる影響や反応も受け止める覚悟が必要だ

「分かってくれない」で終わらせるのは、結局相手を責めているだけとなる

正直でいることは、自分の都合を押し通すための言葉ではない

本音で語るほど、誠実さが問われる場面が増えていく

 

「本音を言う=偉い」じゃない

本音を言えることは素晴らしいけど、それが正義とは限らない

「思ったことを言っただけ」は、時に無責任な言葉にもなる

相手を傷つけた後に「本音だから仕方ない」と逃げるのは、ただの放棄となる

正直さは、言う側だけの自由ではなく、聞く側への配慮が必要だ

「率直=無敵」ではないし、「本音=誠実」でもない

相手との関係性や空気を無視して言いたいことだけ言えば、それはただの独りよがり

本音は“伝え方”や“伝える場面”によって、意味も結果も大きく変わる

本音を語るなら、どう受け取られるかまで考えるのが本物の誠実さだ

感情をそのままぶつけるのは“正直”ではなく、時に“攻撃”になる

本音は扱い方を間違えると、人を遠ざける武器に変わる

  

心理カウンセリングでもよくある勘違い

「やっと自分に正直になれました」と言う相談者の多くが見落としていることがある

それは、他人への視点や配慮がごっそり抜けてしまっているということ

「正直になる」=「自分の感情だけ優先していい」と思い込んでいるケースも多い

でも、それはただの“他人への興味の欠如”とも言える状態だ

心理カウンセリングでは、自分の感情とどう付き合うかが重視される

「自分に正直になること」は、他人を無視していい理由にはならない

正直になることと、人間関係を築かないことはまったく別物だ

感情を出すことが正直さではなく、感情をどう扱うかが本当のテーマとなる

自分の気持ちに素直になるだけでは、対人関係は変わらない

本音と配慮が両立してこそ、“成熟した自己表現”となる

  

「正直になったから関係が壊れた」は本末転倒

正直になったことで人間関係が壊れた、という話はよく聞く

でもそれは、「正直」ではない

あなたの「性格の悪さ」と「知性の無さ」が表に出ただけだ

そして多くの場合“伝え方”と“タイミング”にも問題がある

言葉自体より、その言葉の届け方が相手との関係に影響を与えている

本音を言うことそのものが悪いのではなく、扱い方の未熟さが原因となる

本当に正直に生きたいなら、関係を維持する努力も同時に求められる

「伝えただけで終わり」ではなく「伝えた後の空気」までがセットとなる

正直な言葉が関係を壊すなら、それはただの“ぶつけた感情”でしかない

相手の状況や関係性を無視した本音は、ただの独り言となる

本音を言いたいなら、それによってどう関係を築くかまで考える必要がある

伝える力も含めて、「正直さ」の中身が問われている

  

ワガママな人が言いがちなフレーズ

「自分に嘘はつきたくない」

「無理してまで関わる意味ある?」

一見すると、自分を大切にしているように聞こえる言葉たち

でも、それを連発している人は往々にして“対話”から逃げているだけだったりする

会話を拒否する理由として、「正直さ」を使ってしまうと誰も近づけなくなる

正論のように聞こえる言葉ほど、注意深く扱う必要がある

「それは私に合わない」という言葉は、便利な拒絶にもなりやすい

問題はその言葉の裏にある「関わりたくない」という無意識の拒絶

正直さは、相手と向き合うために使うもので、切るためのハサミじゃない

「理解されなかった」で話を終わらせるのは、自己正当化でしかない

言葉の正しさより、関わり続ける意思の方が信頼に繋がる

  

自分に正直でいるには、強さが必要

自分の本音を語るのは、想像以上にエネルギーを使う

相手からの否定や誤解を受け止める覚悟があって、初めて成立する態度だ

「私は正直に言ったのに分かってもらえなかった」と嘆くのは、甘えに近い

本音を語るとは、結果まで引き受ける姿勢を意味する

相手がどう感じるかを想定した上で伝える力がないと、ただの独白になる

誤解を解こうとする努力もせず、「自分は正しかった」で済ませるのは逃げになる

本当の“正直さ”とは、誠実さと表裏一体でしか存在しない

本音は人を変えるために使うものではなく、自分の姿勢を示すためのものだ

その意味を理解してこそ、本当に“自分らしく”生きることができる

正直さには、強さと丁寧さがどちらも必要となる

  

「正直でいたい」は理由にならない

「正直でいたい」という言葉を免罪符にして、ルールや約束を破る人がいる

でもそれは正直さじゃなく、ただの信頼を損なう行為に過ぎない

自分の気持ちを大切にするのはいいが、それだけを優先して関係を壊すのは無責任となる

信頼は、自分の感情よりも“相手との関係”をどう扱うかで築かれていく

正直さが他人を傷つける理由になってはいけない

関係性の中でこそ、自分の言葉の重みを意識する必要がある

「私は正直に言った」で終わらせるのではなく、その後をどう拾うかが本質となる

自己表現と他者配慮は常にセットで成り立つものだ

正直さが人を遠ざけるなら、それは誠実さとは別のものにすり替わっている

理由にして良いことと、ただのエゴは見極める必要がある

  

自分に甘い“正直さ”は、ただのエゴ

「もう我慢しない」「自分を大切にしたい」そんな言葉が流行している

でもその裏に「自分だけが大切」という姿勢があるなら、それはただのエゴとなる

本当に自分を大切にするとは、自分の影響力まで引き受けることを意味する

都合のいい部分だけを「正直さ」として切り取ると、自己中心の言い訳になる

誠実に生きるというのは、言動に対して責任を持つことでもある

「わがまま」を「本音」にすり替えたところで、本質は変わらない

自分に甘い正直さは、結局他人からの信用を失っていく

信頼される人は、正直さとともに“配慮”と“責任”を持っている

正直でいたいなら、その言葉に重さと覚悟を持たせる必要がある

そうでなければ、それはもう“ただの自己都合”でしかない

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