なぜ「考えすぎる人」はメンタルを壊しやすいのか?脳の仕組みを解説

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
考えすぎることを自分の個性だと思い込んでいる人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
「もっと前向きに考えよう」
「そんなに深く考えなくていいよ」
こうしたアドバイスを受けたことがある人は多いはずだ
しかし、考えすぎることをやめられない人もいる
考えすぎること(過剰思考・反芻思考)は、メンタルヘルスに悪影響を与える
では、なぜ考えすぎるとメンタルが壊れやすくなるのか
脳の仕組みを交えながら解説する
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過剰思考が脳に与える影響
「考えすぎる」と脳の特定の部位が過剰に活動する
特に、前頭前野(思考・判断を司る部分)と、扁桃体(不安や恐怖を感じる部分)が密接に関係している
>前頭前野の過活動
前頭前野は、
・計画を立てる ・判断する ・未来を予測する
といった働きをする
考えすぎる人は、この前頭前野が過剰に働いてしまう
その結果、
・失敗したときのシミュレーションを繰り返す ・あらゆるリスクを過大評価する ・最悪の事態を想定してしまう
こうして、不安が強まりやすくなる
>扁桃体の暴走
扁桃体は、不安や恐怖を感じる脳の部位だ
通常、不安を感じたとき、前頭前野が「大丈夫」と判断すれば、扁桃体の興奮は抑えられる しかし、考えすぎる人は前頭前野が過剰に働きすぎて、「まだリスクがあるかもしれない」と扁桃体を刺激し続ける
結果として、
・いつも不安を感じる ・リラックスできない ・ストレスホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌される
こうして、考えれば考えるほど、不安が増してしまう
「反芻思考」がメンタルを壊す
考えすぎる人は、同じことを何度も考えてしまう「反芻思考」に陥りやすい
・過去の失敗を何度も思い出す ・「なぜあんなことを言ってしまったのか?」と考え続ける ・未来の不安が頭から離れない
反芻思考の問題点は、「考えても解決しないことを延々と考えてしまう」ことだ
これにより、
・うつ病のリスクが上がる ・不安障害の症状が悪化する ・ストレス耐性が低下する
考えすぎるほど、メンタルが壊れやすくなるのはこのためだ
考えすぎを防ぐ方法
では、どうすれば考えすぎを防げるのか
>書き出す
考えが頭の中でぐるぐる回ると、どんどん膨らんでしまう
そこで、考えていることを紙に書き出してみる
・「今考えていること」をそのまま書く ・問題点と解決策を整理する ・書いた後は、考えるのをやめると決める
書き出すことで、思考を客観視できるようになり、不要な考えを減らせる
>体を動かす
考えすぎるときは、脳の活動が過剰になっている そこで、体を動かすことで脳の働きをリセットする
・軽い運動(散歩、ストレッチ) ・深呼吸やヨガ ・音楽を聴きながらリズムに乗る
運動をすると、脳の「報酬系」が活性化し、ポジティブな気分になりやすい
>「考えても無駄なこと」を知る
考えすぎる人の多くは、「自分がコントロールできないこと」について悩んでいる
・過去の出来事 → 変えられない ・他人の気持ち → どう思うかは相手次第 ・未来の出来事 → 100%予測できるわけではない
考えたところで解決しないことを、延々と考え続けても意味がない
「これは考えても無駄だな」と気づくことが大切だ
>「考える時間」を決める
考えすぎを減らすために、「悩む時間」を制限するのも効果的だ
・1日のうち「この15分だけ考える」と決める ・それ以外の時間は考えないようにする ・時間が来たら、考えるのをやめる
時間制限を設けることで、思考の暴走を防ぐことができる
まとめ
「考えすぎる人」は、脳の仕組み上、不安を感じやすく、メンタルを壊しやすい
・前頭前野の過活動により、最悪のシナリオを考えてしまう ・扁桃体の暴走で、常に不安を感じる ・反芻思考に陥り、ストレスが増える
これを防ぐためには、
・考えを書き出して整理する ・体を動かして脳をリセットする ・「考えても無駄なこと」を認識する ・考える時間を制限する
考えすぎは、努力ではなく「習慣」でコントロールできる
「考えすぎるクセ」を見直し、メンタルを守る方法を身につける
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