依存とつながりの違い(3000文字)

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表

こんにちは🍵

依存と協力の違いがわからない人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です

自立が美徳とされる社会では、「誰かに頼る」ことに罪悪感を持つ人が多いです

でも、人は本来ひとりでは生きていけないし、支え合うことは自然なことです

問題なのは「頼ること」ではなく「依存すること」だとしたら、どうでしょう

今回は、依存とつながりの違いを丁寧に仕分けていく話です

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「依存」と「つながり」は似て非なるもの

どちらも他者との関係を前提としている点では似ている しかし、その根底にある心理的な動機や状態はまったく異なる

依存は「自分が不安だから他人にくっつく」状態 つながりは「自分を持ちながら他人と関わる」状態となる

依存は自分を手放して相手にしがみつく関係

・相手がいないと生きていけないように感じる ・自分の考えや感情がわからなくなっていく ・相手が何かするとすぐに心が乱される

依存は、他人を「支え」ではなく「拠り所」として扱う そこにあるのは「安心」ではなく「不安の回避」

つながりは自分の輪郭を保ったまま関わること

・相手に頼るけれど、依存はしない ・必要なときは支え合い、不要なときはそれぞれを尊重する ・対等な関係の中に、ぬくもりと余白がある

つながりは「一緒にいると落ち着くけれど、離れても平気」という感覚に近い 孤独を埋めるためにではなく、人生を豊かにするために人とつながる

依存には「恐れ」が、つながりには「信頼」がある

依存は「見捨てられること」への恐怖から生まれる つながりは「離れても大丈夫」という信頼から生まれる

表面的には似たような行動でも、その裏にある感情がまったく違う

「依存してるかも?」と思ったときに見てほしいポイント

・一人の時間が苦痛に感じるかどうか ・相手の気分や態度に自分の気持ちが左右されるかどうか ・相手にどう思われるかを最優先して自分を犠牲にしていないか

これらにすべて当てはまるなら、それはつながりではなく依存の可能性が高い

依存は悪ではなく、心のSOS

依存傾向があることに気づいたとしても、自分を責める必要はない その背景には、過去の寂しさや傷、安心の欠如があることがほとんど

依存とは「つながりが欲しかっただけ」の行動でもある その本音に気づくことから、回復は始まる

依存からつながりへ、関係性を育て直すには

・相手に頼りたい気持ちを否定せずに認める ・同時に「自分は何ができるか?」と問い直す ・対話の中で「感謝」と「境界線」の両方を育てる

関係は一方通行ではない お互いが「自分自身でいる」ことを許すことが、安心のつながりにつながる

つながりは、自分で立っている人同士の重なり合い

つながりとは、自立と自立の間にあるあたたかなスペース べったりでも、突き放すわけでもない、適度な距離感

そこには、こんな特徴がある

・無理に一緒にいなくても気持ちはつながっている ・相手が何をしていても、自分の価値は揺るがない ・沈黙や距離に対する恐れがない

本当のつながりは「孤独も一緒に抱えられる関係」

つながりのある関係では、孤独を全て消そうとしない むしろ「あなたも寂しい時があるんだね」と寄り添い合える

孤独があるからこそ、誰かの存在がありがたいと感じられる そのバランスこそが、健全な人間関係の土台となる

自分に問いかけてみてほしいこと

・この人といると、自分を見失わずにいられるか? ・離れても不安で押し潰されないか? ・関係を維持するために、自分を抑え込んでいないか?

答えが「NO」ばかりなら、それは依存のサインかもしれない

支え合いたいなら、まずは自分の軸を立てる

つながりは「自立」のうえに築かれる 自分が自分でいられることが、他者との関係を健やかにする唯一の方法

自分の感情に責任を持ち、自分の行動に納得できるようになること それが、依存ではなくつながりを選ぶ一歩となる

つながりの中で「自分を守る」という視点

つながりは他人と近づくことだけではない 本当に大事なのは「自分の感情・時間・エネルギー」を守る意識を持っているかどうか

・相手が不機嫌でも、自分まで沈まないようにできているか ・相手の期待に応えすぎて、消耗していないか ・「NO」と言うことで関係が壊れると感じていないか

このようなポイントを確認することで、関係における自分の輪郭がはっきりしてくる

依存からつながりに変えていくプロセスは「小さな自立」から

いきなり依存をやめることは難しい まずは、小さな「自分の選択」を取り戻すことから始まる

・今日の予定を自分で決めてみる ・相手に聞かずに、自分の気持ちで動いてみる ・「どうしたい?」と自分に問いかける習慣をつける

この積み重ねが、いつのまにか「自分軸」となる

「離れたいけど離れられない」は依存のサイン

関係を続けることが苦しいと感じているのに、離れるのが怖い そういうとき、多くの人は「情があるから」と言い訳してしまう

でも本音は、「一人になることが不安」という恐れに支配されているだけかもしれない

情と依存は似ているようでまったく違うもの 見極めるには、「この関係が自分の成長を止めていないか?」と問うことが大切になる

依存的な関係から抜けるときに起こる“空白の不安”

依存を手放すと、最初にやってくるのは「孤独」ではなく「空白」だ 今まで埋められていた場所がスカスカになって、落ち着かなくなる

・一人の時間に意味が感じられない ・誰かに連絡したくて仕方なくなる ・「このままでいいのか」と不安になる

でもその空白は、新しい自分を育てる土壌でもある そこに何を植えるかで、人生の景色が変わっていく

“つながり”をつくるには「まず自分とつながること」

他人とのつながりを築く前に、自分との関係を整えることが必要になる

・自分の感情に耳を傾ける ・疲れているときは「疲れた」と認める ・無理に元気を出そうとしない

自分を丁寧に扱えるようになると、不思議と他人との関係も穏やかになっていく

つながりとは「正直でいられる関係」

依存は“嫌われないための嘘”を生むが つながりは“関係を深めるための正直さ”を育てる

・無理して笑わない ・素直に寂しいと言える ・違う意見を言っても壊れない

こういう関係の中では、自分を守らなくてもいいからこそ、安心していられる

支配・束縛・我慢があるなら、それはつながりではない

・連絡が遅れると不安になる ・予定を合わせないと不機嫌になる ・会わないと「冷めたの?」と詰められる

こうした状態は「愛」や「関係性」ではなく、「不安」の表現にすぎない 自由と尊重がなければ、それはつながりとは呼べない

つながりに必要なのは「信じて、手放す力」

本当のつながりには、適度な“放置”が必要となる

・四六時中つながっていなくても信頼できる ・相手が何をしているかを詮索しない ・相手の世界を尊重できる

「干渉しない=無関心」ではない 信頼があるからこそ、放っておけるし、放っておかれても大丈夫でいられる

依存していた人が“健やかな関係”に変われた瞬間

「あなたがいなくても、私は大丈夫」 この言葉が言えるようになったとき、人は依存からつながりに変われる

それは決して冷たさではなく、関係の土台にある「信頼」の証 離れても壊れない関係は、近くにいるときこそ心地よくなる

まとめ:依存か、つながりかは「自分がいるか」でわかる

誰かと一緒にいるとき、その関係の中に「自分」がいるかどうか それこそが、依存とつながりを分ける最大のポイント

相手を必要とすることは悪ではない

でも、相手の存在なしには自分が保てないのなら、それはつながりとは呼べない

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