心の距離感はまやかし

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
「人との心の距離が大事」と思っている人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
「近づきすぎるとしんどい」
「一定の距離感が心地いい」
そう語る相談者の多くは、実際には人間関係そのものを言語化できていません
“距離”というあいまいな言葉で、頭の悪さと感情の不安定さをごまかしています
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「心の距離」という表現がすでに破綻している
そもそも“心”と“距離”を組み合わせた時点で、意味が曖昧になっている 心にはメートルもキロもない 計測できないものに「近い」「遠い」といった比喩を重ねれば、言葉の精度は著しく下がる
正確に言えば、「距離を感じた」ではなく「分かり合えなかった」だ 「距離が近いと疲れる」ではなく「相手の話し方がストレスだった」だ だが、その精度で語れない人間ほど「心の距離」という便利なまやかしに逃げる
「心の距離感」を語る人は、自分の感情しか見ていない
「この人は距離感が近すぎて無理だった」と語る人間の多くは、実際には相手を見ていない 見ているのは“自分の内側”だけ つまり、自分がどう感じたか、どう不快だったか、という主観だけで他人を判断している
他者の言動を観察し、背景や文脈を読み取り、そこから理解しようとする努力が欠けている だから一発アウトで「距離感が合わない」と切り捨てる その時点で人間関係の構築など不可能だ
対人関係は「距離」ではなく「言語」で成立する
本当に関係をつくるのに必要なのは、心の距離感ではない 言語能力だ 共通の言語で話せるか、考え方の枠組みが重なっているか それがなければ、いくら“ちょうどいい距離”にいても関係は破綻する
逆に、言語レベルが合っていれば、どれだけ密に関わってもストレスは感じない つまり、関係性の質は「距離」ではなく「知性」で決まる
「距離を取りたい」は、自分の処理能力の低さの告白
距離を取らないと疲れるというのは、自分に処理能力がないと言っているのと同じ 人の感情、思考、会話を読み解く力がない だから一定以上の関わりになると情報処理が追いつかず、感情が揺れて疲れる
それは発達特性か、未熟さか、もしくは単なる思考力の低下 だが、それを「心の距離感の問題」として語ることで、自分の脆弱さを正当化しているに過ぎない
距離感という言葉は「他責の道具」として使われる
距離感を語る人間の多くは、自分の未熟さや疲労を他人のせいにしたいだけとなる 「この人と距離感が合わなかった」=「この人のせいで私は疲れた」 主語をぼかしながら、責任転嫁だけはしっかりしている
だが本来、関係における疲労や不満は「自分がどこで感情反応したのか」を見つめる材料になる それを放棄して「距離感」で片づけるのは、ただの思考停止だ そして、こういう人間ほど同じことを繰り返す
心の距離で人を選ぶな、言語と論理で選べ
本来、関係を続けるべきか判断する基準は、もっとシンプルで明確なものでいい ・論理が通じるか ・誤解が少ないか ・修正可能か
この3つがあるなら、関係は成立する どれかが致命的に欠けているなら、離れたほうがいい でもそれを「なんとなく距離感が合わない」という感覚で処理するから、ずっと人間関係がグチャグチャになる
距離感がうまく取れないのは、努力不足か脳の問題
距離感が苦手と言う人は、2つに分かれる
①努力していない人間
②脳機能に問題がある人間
①は観察・言語化・反省をサボっているだけ
②は発達障害や認知機能の歪みで他人との適切な感覚がつかめない状態
だが、どちらも「心の距離感」で誤魔化せば、改善の余地はゼロになる
努力も治療もせず、「距離が合わなかった」で済ませている人間は、今後も誰とも深く関われない
そして、年齢とともに孤独感だけが濃くなる
「疲れたら距離をとる」は人間関係を破壊する処方箋
自分が疲れたから距離をとる 関係が重くなったから離れる これを繰り返すと、人間関係は「しんどくなったら捨てる」前提でしか築けなくなる
それはまるで「靴が少しきついから脱ぎ捨てて裸足で歩く」ようなもの 修正も調整もせず、脱いでは次、脱いでは次 この癖がつくと、一生“ちょうどいい関係”には出会えない
心の距離感という概念そのものが、現実逃避でしかない
結局、心の距離感という言葉を信じている限り、人間関係は上手くいかない それは関係を構築する努力を放棄するための言い訳にすぎない 自分を守りたい、他人に傷つけられたくない、でも誰かと関わりたい その矛盾した感情を正当化するために「ちょうどいい距離感」が発明された
だが、実際の人間関係は、そんな都合よくはいかない 近づいてぶつかって、調整して、ようやく成立する それができない人間は、いつまでも「感覚」でしか関係を語れないままになる
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