共依存(Codependency) 「あなたのため」という嘘

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
共依存の親子には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
共依存(Codependency)は、誰かとの関係に過度にのめり込み、相手の感情・問題・人生を自分のことのように背負ってしまう状態です
自分の気持ちやニーズを後回しにしてでも「相手を助けたい」「支えなきゃいけない」と思い込んでしまい、その関係なしでは自分が保てなくなります
一見、献身的で優しい関係のように見えるが、実は「相手がいないと自分が崩れる」という不安と恐怖が、静かに依存をつくり出しています
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共依存の特徴と苦しみ
共依存には、以下のような特徴が見られることが多い
- 相手が困っていると、放っておけない/助けすぎてしまう
- 相手の機嫌や感情に振り回される・自分の意見や感情を抑え込むクセがある
- 「私がいないとこの人はダメになる」と信じている
- 相手を変えようと努力し続けてしまう
- 相手の問題(依存症、精神的トラブル)を背負ってしまう
- 関係が壊れても離れられない
そして、そんな自分に気づきながらも、「それでもこの人のために」と思い込むことで、関係の破壊が進んでいく
なぜ共依存になってしまうのか
共依存の根底には、「無条件に愛される経験の不足」や「見捨てられ不安」が存在することが多い
・子ども時代、親の機嫌や状態を気にして生きてきた ・感情を表現すると怒られたり、無視されたりした ・「役に立つ自分」でしか愛されなかったと感じてきた ・人の世話をすることで自分の存在価値を感じていた
その結果、誰かの役に立つことや、支えることが「自分がここにいていい理由」になってしまい、関係の中でしか自分を保てなくなる
共依存は「優しさ」ではなく、「こころの防衛」
共依存的な人の行動は、一見すると献身的で「いい人」に見えるしかし、その背景にはこんな思いが隠れていることがある
・嫌われたくない ・見捨てられたくない ・ひとりになるのが怖い ・「私には価値がない」と思いたくない
つまり、「助けたい」「支えたい」という行動は、「そうしないと不安で壊れそう」というこころの叫びでもあったりする
一般的な心理カウンセリングでの支援と自分への帰還
共依存に対する心理的支援では、「相手との関係性」を変えるよりも、「自分との関係性」を整えることが最優先となる
・「なぜその関係から離れられなかったのか」を振り返る ・相手の問題と自分の問題を分けていく作業 ・罪悪感や無力感と向き合いながら、境界線を育てる ・「ひとりでも安心できる自分」を取り戻していく支援 ・「私には価値がある」と思える感覚を育て直すプロセス
心理カウンセラーは、依存的な関係を「否定」するのではなく、「そこまでしてつながろうとしてきたあなた」の痛みにそっと寄り添う存在である必要がある
「あなたのため」は、「自分を守るため」
誰かを支えていたように見えて、本当は「自分が壊れないように」必死に守って来ていた
だからこそ、共依存から抜け出すことは、「冷たくなること」でも「愛を失うこと」でもなく、「自分を取り戻すこと」
「私は誰かを支える必要はない」という感覚が、自分自身との再会につながっていく
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今後も寄り添いませんが、続きが気になったら「スキ」で応援しておいてください
続きを書くかもしれません
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