高機能自閉症(High-functioning Autism) “できる”のに“生きづらい”という二重のしんどさ

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
高機能自閉症の人にも寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
高機能自閉症とは、知的な遅れを伴わない自閉スペクトラム症(ASD)のうち、言葉や認知の能力は比較的保たれているが、対人関係や感覚過敏、柔軟な思考に苦手さを抱える状態です
「高機能」という言葉の裏には、「わかってもらえない苦しさ」や「求められる水準の高さに潰されそうになる現実」が潜んでいます
表面的には“ちゃんとして見える”けれど、内側では毎日、自分をコントロールし続けて疲弊している人が少なくないです
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高機能自閉症の特徴と見えにくさ
高機能自閉症のある人には、以下のような特徴があることが多い
・会話はできるが、相手の気持ちや文脈を読み取るのが苦手 ・冗談や比喩、暗黙の了解が理解しにくい ・予定変更や予測不能な状況に極度の不安を感じる ・興味のある分野には深く没頭する ・感覚過敏(音、光、匂い、服の肌触りなど)による強いストレス ・「普通」を装うために努力しすぎて、家で崩れてしまう
知的には問題がないため、学校や職場では「なんとなく変わっている人」で済まされてしまうことも多い
なぜ「生きづらさ」が深くなるのか
高機能自閉症の人が直面しやすいしんどさには、次のような背景がある
・周囲の期待と自分の苦手さのギャップに苦しむ ・「できるのにやらない」と誤解されやすい ・感情表現が伝わりにくく、誤解や孤立が起きやすい ・「普通のふり」をしすぎて、自分が何者かわからなくなる ・感覚の過敏さやこだわりが周囲に理解されず、我慢を重ねてしまう
「ちゃんとしている自分」でいないと、社会に居場所がないと感じてしまうため、自分を追い込みやすくなる
自分を守るための「こだわり」や「ルール」が、苦しさを生むとき
高機能自閉症のある人が持つ「こだわり」や「決まりごと」は、不安や混乱を避けるための“こころのセーフティネット”であることが多い
・予定通りに進まないと、パニックになってしまう ・突然の音や匂いに強いストレスを感じる ・「自分のルール」が壊されると、自分が壊れたように感じる
しかし、それが社会や周囲のペースと噛み合わないとき、誤解や衝突、自己否定につながってしまうこともある
心理カウンセリングでの支援と「自分を許す」プロセス
高機能自閉症の人への心理的支援では、「普通になろうとする」ことを目指すのではなく、「自分の感じ方・考え方をそのまま尊重する」関わりが重要となる
・「わかりづらい自分」を責める気持ちを言葉にしていく ・感覚の過敏さや苦手さを一緒に整理していく ・自分にとって安心できる環境やリズムを明確にする ・「やらなければいけないこと」と「本当にできること」の区別 ・マスク(仮面)を外しても安心できる場所を体験する
心理カウンセラーは、「頑張らなくても、ここでは大丈夫」と伝えられる関係性を築くことが求められる
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