カフェイン依存症(Caffeine Addiction)目覚ましのはずが、手放せなくなる

寄り添わない心理カウンセラー【Y】:代表
こんにちは🍵
なんとなくでコーヒーを毎日飲む人には寄り添わない心理カウンセラー【Y】です
カフェイン依存症(Caffeine Addiction)は、コーヒーやエナジードリンク、紅茶、緑茶、チョコレートなどに含まれるカフェインを過剰に摂取しないと落ち着かなくなる状態です
眠気覚ましや集中力アップを目的に使っているうちに、次第に「飲まないとダメ」「切れるとつらい」といった依存状態に移行していきます
摂りすぎてもやめても不調を感じるという、日常の中に潜む依存症のひとつとなります
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カフェイン依存の特徴と気づきにくさ
カフェインは合法で広く使用されているため、依存になっていても気づきにくい 以下のような状態が続いている場合、カフェイン依存の可能性がある
・毎日決まった時間に摂らないと頭が働かない ・摂取をやめると、頭痛・眠気・イライラ・集中困難などが起きる ・1日に何杯もコーヒーやエナジードリンクを飲まないと落ち着かない ・「飲みすぎてる」と思っても減らせない ・睡眠に影響が出ていてもやめられない
体に対する依存だけでなく、「精神的な依存感」が強くなるのが特徴となる
「カフェインがないと不安」になるメカニズム
カフェインは中枢神経を刺激し、一時的に疲労感を軽減したり、集中力を高める働きがある しかし、継続的に摂取すると、以下のような依存メカニズムが形成される
・脳がカフェインの効果に慣れ、より多くを求めるようになる ・切れたときの「離脱症状」が苦しくなる ・心拍数や不安感が増すのに、また飲みたくなる ・「飲んだほうが仕事がはかどる」と思い込む
やがて、カフェインが「自分の一部」のようになり、なくなることへの不安が強まっていく
社会が依存を後押ししてしまう構造
カフェインは、現代の生活や働き方において、以下のような形で依存を助長しやすい
・忙しさを乗り切るための「合法的なドーピング」として使われる
・眠気を我慢してでも働く/学ぶ文化と相性がいい
・「コーヒーが好き」は美徳、嗜みとして美化されやすい
・エナジードリンク市場や広告が「疲れに勝て」と煽ってくる
こうした環境が、「自分も飲むのが普通」と思わせ、依存の自覚を難しくしている
心理カウンセリングでの視点と介入
カフェイン依存においては、単に「量を減らす」ことではなく、「なぜそれを必要としているのか」を探る心理的アプローチが大切となる
・疲れやストレスにどう向き合っているかの見直し
・「飲まないとダメ」という思考の背景にある不安を整理する
・集中できない
・眠い=自分の怠惰という思い込みを手放す
・エネルギーの回復手段をカフェイン以外にも広げる支援
心理カウンセラーは、依存を「悪いこと」と決めつけず、「支えがそれしかなかった」という視点から関わることが求められる
カフェイン依存症は、「頑張るための道具」になりやすい
カフェイン依存症は、ただの嗜好や習慣ではなく、「無理を続けるための手段」として選ばれてしまうことがある 気づけば、疲れていても休めず、飲むことでなんとか自分を動かしている状態になっている
これは意志の弱さではなく、休むことに罪悪感を抱かせる社会や、自分に厳しくなりすぎた心のパターンが原因となる 「もっとやれる」「止まっちゃダメ」という内なる声が、カフェインを必要とさせている
だからこそ、依存を責める必要はない カフェインが支えになっていた時期があることも、事実として受け止めていい そのうえで、「今の自分に本当に必要なのは何か」をあらためて問い直すことが、回復の入り口となる
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