昨日実施したリベルサスについてのアンケートの結果、リベルサスそのものを知らない方が多かったので、改めてご説明します。
- リベルサス(GLP-1受容体作動薬)とは?
- GLP-1受容体作動薬の作用機序
- 注意すべき副作用
- どれが一番いい?
①リベルサス(GLP-1受容体作動薬)とは?
リベルサスはGLP-1受容体作動薬の飲み薬です。
GLP-1といえば、注射のダイエット薬としてご存じの方が多いのではないでしょうか。それの飲み薬とお考えください。現在国内で手に入るGLP-1受容体作動薬は以下の4種類になります。
・ビクトーザ/サクセンダ:1日に1回自分で注射
・オゼンピック:週に1回自分で注射
・リベルサス:1日1回内服
②GLP-1受容体作動薬の作用機序
元々は糖尿病の治療薬として、血糖値が上がりすぎるのを防ぐ働きがありました。
これはGLP-1が食べ物が入ってきた時に腸から分泌され、血糖が上がりすぎるのを防ぐためインスリンの分泌を促すことによります。
また、それ以上食べ物が入ってこないように、腸の動きを抑える作用もあります。このためお腹が空きにくくなります。
これ以外にも脂肪の燃焼作用があると言われ、お腹が空かないため食べる量が減り、脂肪も燃焼することで体重減少が期待できるという薬です。
③注意すべき副作用
便秘、お腹の張りが5%程度に起こると言われています。
副作用ではありませんが、注意すべき点として、「食べたカロリーをリセットする」という作用はありません。
あくまで食欲を抑えることが最大の効果であり、意識的に食べる量を減らすことは必要です。
④どれが一番いい?
4剤を比較した論文が最近出て、オゼンピックとリベルサスがともに体重減少効果が高かったようです。
実際は、注射薬は抵抗を持つ人が多く、手軽な飲み薬であるリベルサスの人気が高いです。
いかがでしょうか。メディカルダイエットは最近注目を集めており、医学的な根拠に基づいて体重減少を目出す方法です。私もつい最近リベルサスの内服を始めましたが、確かに圧倒的に食事量が減りました。また、摂取カロリー、特に炭水化物の摂取が減ったためか、体が軽く日中に眠くなることが少なくなりました。
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