同じ内容をほかの場所でも公開しています。すでにお持ちの方は、重ねて買わないようご注意ください。
有料部分には、Tipsの「Cursor/Claude Code スキル入門パック(Starter)」の8本を検品して直した後の全文が含まれます。Starterと両方買う必要はありません。
Claude Code や Cursor のスキル(SKILL.md)を作ったのに、呼ばれない・途中で切れている・二重に出る。原因の多くは中身の文章ではなく、ファイルの形です。
この記事では、公式ドキュメント(Claude Code の Skills、Agent Skills 仕様 agentskills.io、Cursor の Agent Skills)を2026年9月25日に読み直して、「どこを見れば壊れているか分かるか」を無料で全部書きます。
正直に書くと、私自身のスキルパックの元原稿(Markdown)を検品したら、8本中2本が「記事やメモからコピペすると途中で切れる」書き方になっていました。その発見と直し方も含めて書きます。
収入保証はありません。AIの出力は必ず自分で確認してください。公開名は恵比寿です。
先に結論:見る場所は7つ
1. 1行目が --- ちょうどか(空行・BOM・スペースが先頭にないか)
2. フロントマターのYAMLが壊れていないか(特に半角の「: 」)
3. name が小文字英数字とハイフンだけで、フォルダ名と一致しているか
4. description に「何をするか」と「いつ使うか」が入っているか(長すぎないか)
5. 記事やメモからコピペしたとき、コードブロックの中のコードブロックで途中が切れていないか
6. .cursor/skills と .claude/skills に同じものを二重に置いていないか
7. CLAUDE.md に「手順」を書き溜めていないか(手順はスキルへ)
1. 1行目は --- ちょうど
Claude Code は、ファイルの1行目が --- のときだけフロントマターとして読みます。先頭に空行が1つあるだけで、name も description も「本文の一部」として扱われます。Windowsのメモ帳などで保存したときの BOM も要注意です。
2. 半角の「: 」でYAMLが壊れる
description: 用途: 下書きを整えるときに使う のように、値の途中に半角コロン+スペースがあるとYAMLとして読めません。Claude Code の説明では、YAMLが壊れていてもスキル自体は読み込まれますが、項目が空の扱いになります。つまり /名前 で手動で呼ぶことはできても、description を見て自動で使われることはなくなります。
直し方は、値全体を引用符で囲むか、コロンを全角(:)にすることです。
3. name の規則とフォルダ名
Agent Skills の仕様と Cursor では、name は小文字英数字とハイフンのみ(先頭・末尾・連続ハイフン不可、64文字まで)、そして親フォルダ名と一致させる決まりです。Claude Code のプロジェクト/個人スキルでは、/コマンド名 は name ではなくフォルダ名から決まります。ずれていると「名前を変えたのに呼べない」が起きます。
4. description は「何を」+「いつ」
仕様上、description は1024文字まで。Claude Code では description と when_to_use を合わせて1536文字で一覧から切られます。長く書くより、最初の一文に「いつ使うか」を具体的な言葉で置くほうが効きます。
悪い例:MCPやプラグインの安全チェックに使う。
良い例:MCPサーバーやプラグインをプロジェクトに追加する前に、権限・秘密情報・切り戻し手順を確認するときに使う。
5. コピペで途中が切れる(今回の本題)
スキルを記事やメモで配るとき、SKILL.md の中に「出力形式」のコードブロックを入れると、外側のコードブロックがそこで閉じてしまいます。読み手がコピペした時点で、# 出力形式 の見出しで止まった不完全なスキルになります。
私のスキルパックの元原稿(Markdown)から、読み手と同じ手順でコピペして取り出してみたら、8本中2本(目次づくり・傾向要約)がまさにこの状態でした(Tipsで販売している版は1本ずつ独立したコードブロックに入れていたので、中身は切れていませんでした。これも確認済みです)。見た目では気づきにくいので、ツールで確かめるのが確実です。
6. 二重に置かなくていい
Cursor の公式ドキュメントでは、Cursor は .cursor/skills/ に加えて、互換のために .claude/skills/ と .codex/skills/ も読み込むと書かれています。両方で使いたいなら、.claude/skills/ に1つ置けば足ります。以前の私の無料記事では「両方に置ける」と書いていましたが、同じ名前のスキルを二重に置く必要はありません。
7. CLAUDE.md は「事実」、スキルは「手順」
Claude Code の公式ドキュメントでは、同じ指示や手順を何度も貼っているとき、または CLAUDE.md の一部が「事実」ではなく「手順」に育ってきたときに、スキルにすることを勧めています。スキルの本文は使うときだけ読み込まれるので、長い手順を CLAUDE.md に置き続けるより軽くなります。
ここまでで分かること・有料で渡すもの
無料部分で、何を見ればいいかは全部書きました。自分で1本ずつ目で確かめても大丈夫です。
有料部分では、私が実際にやった「どうやって確かめたか」を渡します。
・上の1〜6を自動で見る検品スクリプト(Python、約100行、全文)
・わざと壊した6パターンを実際に検品した結果のログ
・自分のパック元原稿の検品結果:修正前(2本NG)→修正後(0件)のログと、直した箇所
・直した後のスキル8本の全文(コピペしても切れない形)
・claude.ai にアップロードするときだけ弾かれる項目の一覧
・やっていないこと(Claude Code 本体での発動率テストはしていません)の正直な範囲
関連:冒頭で触れた Starter(検品前の元のパック)はこちら:「【コピペ用】Cursor/Claude Code スキル入門パック(Starter)」。この記事の有料部分に直した後の8本の全文が入っているので、両方買う必要はありません。
