今回は「SNSのフォロワー数を短期間で増やす方法」というテーマです。
本教材では
・最近、インスタグラムを始めたけど、フォロワーが少ない
・SNSに興味はあるけど、詳しいことはわからない
・自分自身の成長に悩んでいる
など、SNSへの投稿に本腰を入れたいと考えている方に向けて、初期設計から企画内容まで具体的に掘り下げてお伝えしていきます。
実は、私もTwitterを始めた頃は、ご覧になった方から1枚目のプロフィールを見ながら、「このプロフィールだと全然見てもらえないよ」とズバズバ指摘されたり、いろいろな動画を拝見したりするうちに、自分が全然できていなかったことに気づきました。そこからいろいろ学ばせてもらい、画を見るたびに心に刺さるような感覚でした。そこでいろいろ学んだことを皆さんにお伝えしようと思います。
1 アカウント設計
○自分は何者なのか
自分が何者だったら初めましての人に興味を持ってもらえるのかをしっかり考えましょう。自分が何者なのかを明確にしないとアカウントは見てもらえません。自分のアカウントの方向性が明確にすることが大切です。
○ペルソナ(ターゲット)設定
いつ誰がどんな時に見るアカウントなのか、どんなことをどんな人に向けて発信しているのかを明確にしましょう。漠然と自分の投稿に興味がある人が見てくれたらいいなと思って発信するのではなく、ターゲットを明確にして投稿することを意識しましょう。
○どう差別化するか
世の中の膨大な投稿の中で、自分の投稿と他の投稿との差別化を考えましょう。私の投稿も発見タブで見つけてもスルーされることが度々ありました。そこで、当時の私の強みに特化して投稿したところ、徐々にフォロワー数が伸びていきました。
ここで、料理オタクに特化してフォロワー数を伸ばしたAさんの例を共有したいと思います。当時、彼女はお料理の先生をしていますが、インスタグラムでは料理の楽しさを多くの人に伝えたいと思っていました。しかし、その原点に関する投稿があまりできていないことに気づきました。そこで、自分をどう見てもらえるかを考え、プロフィールを明確にする必要があると学びました。お料理のアカウントはたくさんありますが、そこから差別化するために、自分の一番得意なことは何だろうと考え、「料理オタク」というキャッチーなフレーズをプロフィールに入れました。彼女は本当に料理が大好きで、人と違う収納を作るのが得意だと気づき、それを前面に出すことにしました。次に考えたのはターゲットとなるペルソナです。具体的に料理のユニークな技術を知りたい方や、お料理が苦手な方に向けて発信したいと考えました。次は差別化です。料理に関するアカウントはたくさんあり、できあがった美味しそうな写真や詳しいレシピが多い中で、彼女は料理オタクとして特化することで差別化したそうです。
○プロフィール作り
まず、プロフィールの文字数制限を調べましょう。ただ「料理研究アドバイザーの○○です」と書いたとします。これでは「誰やねん?」となってしまいますから、例えば、文字数制限が約25文字程度が表示されるのであれば、この25文字に自分が何者かを一目で伝えることが大切です。
先ほどのAさんの場合、メディアに出た経験もあったので、名前と「料理の専門家」を必ず入れることにしました。彼女は「料理研究アドバイザー」という肩書きだったのですが、これは文字数が多く、広く認知されていないと思ったので、誰が見ても一目でわかる「料理の専門家」にしました。そして、自分が発信している内容を明確にするために、「料理術」と「オタクならではの組み合わせレシピ」というフレーズをプロフィールに入れました。これにより、自分の強みと発信内容が一目で分かるプロフィールに設定することができたそうです。
多くの人はインスタ運用の中でリールを作るとか、投稿案を考えるとか、インサイトを見るとか、などに集中して、プロフィールの重要性を侮りがちだと思います。まずは他の人のプロフィールを調べてみましょう。いろんなアカウントを見てみると、「何者なのか」がわからないプロフィールが多いことに気づくはずです。
実際、私も侮っていました。「何を書いてもいいや」と思っていたのですが、プロフィールはフォローされるために非常に重要な要素なのです。何かしらの検索で出てきたときや、「いいね」を押してくれた人を見るときなどに、アイコンとプロフィールが目に留まるかどうかが大事なのです。例えば、アカウントが「C」から始まっている人がいて、閲覧者が「C」と入力して検索したとき、その人の投稿が出てくる可能性があります。そこで、プロフィールに飛んでもらえたら、その内容が表示されます。そのとき、プロフィールをしっかり作ることができていれば、その閲覧者に「このアカウントをフォローしたい」と思わせることができるのです。
さらに、何文字目以降が「続きを読む」になるのかを知っておくことも重要です。なぜなら、よっぽど興味がないと「続きを読む」を押してもらえないからです。そのため、「続きを読む」前の文字数に、自分の情報をすべて含めて興味を持ってもらえるように工夫しましょう。
例えば、先ほどのAさんは「中2女子と小3男子がいる母」という情報や、「料理オタクが考える調理法を発信している」ということを明確にしました。また、主婦の方がターゲットだったので、「料理オタク」よりも「母」ということを前面に出してみたそうです。共感を得るためにも、同じような家族構成や同じ年齢の子供がいるという情報をトップに出すことにしました。しばらくして「同じ年齢の子供がいるから○○さんに興味を持ちました」とか「同じ家族構成だからブログをよく見ています」といった声を多くいただいたそうです。
この情報を明確に開示することで、フォロワー層が絞られるのではないかと心配されるかもしれませんが、逆に広がることが多いです。初めて知った方でも、年齢や家族構成に共感してフォローしてくれることもあり、子供の年齢が同じだからこの人の投稿を見てみようという方もいて、情報を開示することでフォロワーが狭まることは少ないようです。