1.はじめに
『過剰な権威付け』『盛りに盛った実績』『加工しまくりの筋肉』『信者の絶賛の声』 前書きでの羅列に皆さんもう飽き飽きしているはずです。
私の『実績や経歴』は2枚の写真で十分だと判断しました。
とは言っても、このトロフィーは私の実力を保証するものではありません。
ボディメイキングの大会は無数といっていいほど、現在では増えています。
大会の時期やカテゴリーなどを選べば、優勝少なくとも入賞は『誰でも』可能です。
『誰でも』は少し言い過ぎかもしれませんが『最低限の素質』『しっかり準備できるお金と時間』があれば、大会での実績は確実に手に入ります。
また身体の画像なんて、いくらでも加工できます。何なら本人ではない画像を使っていることも💦
これらの前提の上で、皆さんはこの記事の内容を判断してください。
身体作りには、遺伝子が『超』重要です。私は身体作りに関しては、決しては恵まれていません。しかし、劣ってもいませんでした。
つまり素質は平均ぐらいということです。両親は運動部に所属していましたが、特筆すべき実績はありませんでした。
※『筋トレがとてつもなく好き』という優秀な遺伝子以上の身体作りに関する才能を持っていた。これは付け加えておきます。
本記事のレシピ(食事術)を実践し、そして運動(筋トレ)をしても、万人が画像の身体にはなれません。
しかし、これだけは断言できます。ご紹介するレシピ(食事術)によって、あなたの食事の質は、生活の質は確実に向上します。
それなりに美味しい食事が『楽』に自炊できるようになります。
活力が沸き、時間に余裕ができて、新しいことに挑戦できるようになります。
これらはお約束できます。
短くまとめたつもりですが、前書きが原稿用紙1枚を超えてしまいましたね。
では2つのレシピをご紹介していきます。
※食品乾燥機という調理機器、おそらく馴染みがないはずです。
レシピの紹介後に、食品乾燥機について説明していますので、ご安心ください。
2.レシピ1 干し肉
材料
・鶏むね肉
・塩麹
調理手順①
鶏むね肉は皮をとり、角切りにします。
最近ではここまで加工された鶏むね肉が売っていることがあります。多少割高かもしれませんが「皮なし角切り」を活用すれば、時間と手間を相当抑えられます。
調理手順②
タッパーに入れて塩麴を加えて、冷蔵庫で半日~1日置きます。
調理手順③
食品乾燥機で調理します。70°8時間で中心部まで熱が通った干し肉が完成します。
調理後は30分~1時間放置して粗熱をとります。その後、タッパーに入れて冷蔵庫で保管します。
+α
下味用の調味料で味のバリエーションは無限大に広がります。
醬油麹、ブラックペッパー 七味唐辛子
匂いを気にしない場合は、カレーパウダーやガーリックパウダー
3.レシピ2 干し野菜(ブロッコリー)
材料
・ブロッコリー
調理手順①
洗って、大きさを揃えて切ります。
調理手順②
食品乾燥機で調理します。65°で4時間が目安です。好みの乾燥具合に応じて、温度と時間を調整してください。
乾燥を進めるほど保存性は向上しますが、体積が小さくなり食べ応えが低下します。
調理手順③
調理後は30分~1時間放置して粗熱をとります。その後、タッパーに入れて冷蔵庫で保管します。
4.食費乾燥機
※注意
本書で紹介した食品乾燥機、その他の調理おける事故、調理物での食中毒などに対して、本書は一切の責任を負いません。
あくまでも個人の判断と責任のもとに、説明書に沿って使用してください。
使用した食品乾燥機
メーカー:愛翔飛
価格 :15000円(2020年購入時)
執筆時点で4年以上、1000回以上の使用で、特に故障や不具合は発生していません。
初期保証などを求める場合は、国内製造や販売元があるメーカーの食品乾燥機をお勧めします。
この大きさは業務用では? 感じる方もいらっしゃるはずです。しかし、最低でもステンレス製で4層以上をお勧めします。ステンレス製は洗いやすく、壊れにくいです。
5.なぜ食品乾燥機?
「朝に鶏むね肉とブロッコリーを炒めればいいのでは?』この考え一理あります。
炒めた鶏むね肉とブロッコリー、出来立てなら美味しいです。
しかし、「朝に炒める」この調理法には大きな問題があります。
調理してから時間が経つほど、鶏むね肉は消しゴムのように固くなります。ブロッコリーは青臭くなります。汁も出て弁当の中は、びちゃびちゃになります。
やはり美味しくないのです。携帯性が悪いのです。だから続かないのです。
様々な調理法を試しました。
オーブン調理、香ばしさが味わえましたが、調理から時間が経つと味が落ちます。
炊飯器調理(沼)、手間は最もかかりません。しかし、味や食感が全て同じになってしまい、すぐに飽きてしまいました。
試行錯誤の末、答えに辿り着きました。
それが「食品乾燥機」で調理した干し肉(鶏むね肉)・干し野菜に便利食材を加えた食事術です。
自炊の前提は作り置きです。
食品乾燥機を活用すると、一度に数食分や数日分の干し肉・干し野菜が調理できます。
その干し肉と干し野菜は、調理から時間が経過しても、それなり美味しいです。そして、携帯性が高く、味が一緒くたにならいので飽きも防げます。
6.基本構成
レシピ1(干し肉)とレシピ2(干し野菜)にご飯(雑穀入り)を加えた
鳥むね肉 ブロッコリー ごはん(雑穀入り)
この3つが食事の基本構成になります。
これでは、流石にストイック過ぎますね。お腹が空いていれば、美味しく感じます。
しかし、この内容の食事を継続することは、まず不可能でしょう。
安心してください。本書で紹介する食事術の完成形はこれではありません。でも覚えておいてください。基本はとてつもなくシンプルなのです。
この3つに加えて、便利食材の、ゆで卵1つ、ナッツ1掴み、ミニトマト、魚の缶詰、ご飯に昆布をのせれば、どうでしょうか?
色どりも見た目も、勿論味も、そして何より質の高い栄養が摂取できる、1食が完成します。
7.終わりに
『食品乾燥機という、なんだか便利そうな調理機器があるのね。』
『でも大きいし、値段(1万円以上)高いな。』
設置に必要なスペースや値段を考えると、ここまでをお読みいただいた100人に1人が買って実践してくれればいいなと考えています。
『2つのレシピの実践』これだけで、本記事を執筆した『9割9分』の目的は達成されます。
そして、2つのレシピの実践に加えて、『さらに超実践的な食事術について知りたい』と少しでも感じてくれた場合は、有料版(電子書籍)をご一読いただければと思います。
身体作り(ボディメイキングの食事)に特化した『改訂版 ビル飯』
自炊術や食との向き合い方に重点を置いた『自炊法』
どちらも魂と筋肉を籠めて執筆しました。
PDF Word 2つの形式でご用意しています。
皆さんの日々の身体作りに、健康で楽しい日々に、お役に立てばこれほど嬉しいことはありません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。