腎臓病対策のために、たんぱく質の制限を行う必要があり、低タンパク質な食品が腎臓病に有効です。
通常は標準体重1kgあたり0.8gにたんぱく質を制限しますが、尿たんぱく排泄量とクレアチニン値によって、たんぱく質の摂取量が決まります。
標準体重1kgあたり、たんぱく質を0.8g以下に制限した場合、栄養障害が多いことが判明しています。
過剰な腎臓病低たんぱくが、かえって体に良くないことを腎臓病の方や、その予備軍の方に知っていただきたいです。
たんぱく質が分解されると、尿素窒素などの毒素が発生し、腎臓はこの毒素を尿と一緒に排泄しています。
毒素の大もとであるたんぱく質を減らすことで、腎臓の仕事量が少なくなるため、腎機能の低下を遅らせることが可能です。
腎機能の負担を軽くすることで、健康に近づいていくことをぜひ皆さんに知っていただきたく、特に腎臓病の方が知っておくべき重要なことです。
低たんぱく質な食品の摂取として、治療用食品の活用が挙げられます。
低たんぱくなご飯や麺類、パンなども治療用食品に含まれ、エネルギー摂取を減らさずたんぱく質だけ減らせます。
腎臓病対策の一つとして、治療用食品を取り入れることも検討しましょう。