先週の振り返り
米国市場は、ビックテックの決算もこなし、PCEも概ね想定通り、ファースト・リパブリック・バンクの経営不安が再燃するが部分的
日本市場は、国産半導体強化策、日銀の金融政策決定会合があり、緩和策維持が決定されたことも相場を後押した格好
先物は金曜日にアムロ主体に売りが出る形、目先8月に付けた、29,223円がターゲットとなるが、29,000、29,500と節目があり、短期過熱感あり
日本銀行は、粘り強く金融緩和を継続していくことで、賃金の上昇を伴う形で、2%の「物価安定の目標」を持続的・安定的に実現することを目指し、
「1年から1年半程度の時間をかけて、多角的にレビューを行うこととした」という説明は、市場に対し、この期間は金融政策の変更はしないというメッセージとなりました。
YCC=イールドカーブコントロールの廃止、マイナス金利の解除も、1年から1年半程度の時間をかける形になりましたし、政府の顔色を見ながらの日銀といった印象になります。
来週以降の相場について
まず、東京市場はGWに入りますから、2日間の市場となります。
5/2〜3にFOMC、ISM、雇用統計と米国ではイベントが多数あります。
米国株はダウは節目の34,000ドル到達し、秋口から継続の緩やかなダウントレンドラインにタッチした格好になっています。
パウエルが金融市場に気を使った場合は上抜けする形も想定されるが、この先を追ってロングを狙う局面は難しいと考えています。
先週出てきているGAFA決算についても、インフレ率を考慮した場合の成長率は全盛期と比べると成長はしておらず、レイオフをきっかけとして数字を合わせてきています。
もちろんS&P500もこのGAFAの依存度が高く、全体が買われている印象は持っていません。
FOMCの反応を見ながら、ヘッジしていくか、ある程度ポジションを整理していくタイミングに差し掛かっている気はしています。
日本市場は、日経225は夏の29,223円が目標値であるが、2日間の商いを考慮すると、短期的な過熱感もありショートポジを意識せざるおえない展開になると予想します。
29,500を上限としながら、28,500〜28,000をターゲットにショートポジションを構築していく格好になります。
ドル円市場は、先程書いた通り、日銀は概ね想定通りでドル円は過敏に反応したように思います。
発表の12時20分台には、ディレクショナルアルゴが発動し、巻き込み事故を起こすような動きにもなりました。
FOMCの内容としては、年内利下げ観測に対する発言に注目だが、指標の強さから、年内利下げは相当苦しいと思われ、利下げ期待が株式を押し上げていることから、牽制発言には注意が必要である。
一旦の意識ラインは、136.9の200MAを想定しており、6月の利上げ示唆の話題が出た場合は、昨年12月の137.9ラインも視野にポジション取りを想定していく格好となる。
GW中は、イベントも多く、ボラティリティにも注意が必要であり、ポジション管理には十分注意を。
LINE配信を無料で始めました。
https://lin.ee/SFyWbkB
note配信が中心ですが、そちらでは書けない内容や、テーマを募集して投稿してます。
登録しないと損ですので、よければこの機会に!
期間限定で、有料記事の一部はプレゼントしてます