SEOって結局何なの?
SEOは「検索エンジン最適化」の略ですが、本質は**「困っている人に、最高の答えを届けること」**です。Googleは「この記事は本当に役に立つのか?」を判断して、順位を決めています。
多くの会社が失敗するのは、上司に報告するための数字(アクセス数など)と、実際に「次に何をすべきか」を決めるための数字を混同しているからです。
SEOの3つの基礎
1. サイトの土台作り(技術面)
Googleがあなたのサイトを見つけて、理解できるようにすること。家に例えると「住所をはっきりさせて、玄関を作る」ようなものです。
重要なポイント:
- スマホで見やすいか
- ページが素早く表示されるか
- サイトの構造が分かりやすいか
2. 記事の中身(コンテンツ)
読者が求めている答えを、どこよりも分かりやすく提供すること。
大事なこと:
- 検索した人が「なぜ」そのキーワードで調べたのかを理解する
- 誰が書いているのか(専門家なのか、経験者なのか)を明確にする
- 中途半端な情報ではなく、完璧に答える
3. 外部からの評価
他の信頼できるサイトから「この記事、役に立つよ」とリンクされること。人間関係で言えば「信頼できる人からの推薦状」です。
9割の会社が間違えている数字の見方
報告用の数字と判断用の数字は別物
報告用の数字(上司に説明するため):
- アクセス数の推移
- キーワードの順位
- 記事の公開数
これらは「ちゃんと仕事してます」を示すには良いですが、「次に何をすべきか」は教えてくれません。
判断用の数字(現場が使う):
- どの記事から、どんな問い合わせが来たか
- 記事を修正したら、成果はどう変わったか
- 高額商品の問い合わせに繋がった記事はどれか
成果を出すには、この「判断用の数字」をちゃんと測れる仕組みが必要です。
アクセス数が増えても意味がないことがある
「月間100万アクセス!」と喜んでも、実は:
- ビジネスに関係ない人ばかりが来ている
- 問い合わせに繋がらないキーワードで流入している
- 一時的にたまたま増えただけ
本当に見るべきは: どのキーワードから来た人が、実際に顧客になっているか。
問い合わせ数の測定が間違っている
多くの会社で、測定ツール(Google Analytics)の設定がめちゃくちゃです。
- 重要じゃないクリックまで「成果」としてカウントしている
- 高額商品の問い合わせと、メルマガ登録を同じ扱いにしている
- そもそも正確に測れていない
解決策: 「本当に大事な問い合わせ」と「ついでの行動」を分けて測定する設計が必要。
