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「人生攻略ロードマップ 「個」で自由を手に入れる「10」の独学戦略」という本が一時期人気となっていました。
この本を今回kindle unlimitedで見つけることができましたので読んでみました。
実はこの本ですが、良い評価と悪い評価にはっきりと分かれ賛否両論となっています。
どの本もある話ではありますが、なぜ「人生攻略ロードマップ」が賛否両論となっているのかを探ってみました。
１．内容は王道的な稼ぐ方法の本
人生攻略ロードマップの本の中身は王道な稼ぐ方法の本です。
「人生攻略ロードマップ」なんてちょっと変わった響き、まるでRPGのように攻略していけそうな雰囲気を醸し出していたり、特別な裏技があるのではと思われるかもしれませんが、これは本当に作者が稼げるようになって、自由を手に入れたというその方法を書いているものでした。
細かい部分の再現性はどうかと思うところもありますが、考え方としてはしっかりと筋が通っています。
今の時代は、普通に就職して会社員をして働き続けていれば満足な生活が送れるのかというと、厳しい部分が多いかと思います。
でも、そこからどうやって抜け出していいかはわからないという人のための道筋にはなるかもしれません。
よくある啓発系だと会社の中で勝ち上がっていったり、あるいはいきなり起業としてというような方法を提示しますが、本書は１つずつロードマップを辿ることでよりリスクが低く、成長していける方法となっています。
人によってそれをどう解釈して自分に当てはめるかは異なる部分もありますが、考え方として知っておいて損はないものかと思いました。
２．良いレビュー内容
この本に関する良いレビュー内容としてはこのようなものがあります。
・この若い年齢にも関わらずこんなにも学ばされるとは驚きです。
・最短でしっかり努力するためのロードマップがつまっています。
・稼ぐためのマインドだけではない、自己啓発本とは違う。
・お金を稼ぐ現代の方法がわかりやすく書かれている。
それぞれのレビュー内容を見ても、確かに本の内容の通りという感じです。
実際には大学生くらいから経営者の人までこの本を良いと感じている人はいるようです。
３．悪いレビュー内容
この本には賛否両論ということで、悪いレビュー内容も紹介しておきます。
・情報商材屋の界隈の本。
・ありきたりな内容。
・怪しいうまい話に乗ってしまう人を知るにはいい本。
・この人の勉強してきた姿勢は凄いけど本としては薄い。
・論理の飛躍が見られる。
・自己啓発本の域を超えていない。
このようなものがありました。
確かにこういう考え方もまた十分に理解できるものがあります。
界隈といいますか、どうしてもこのような情報発信をしている人達は怪しく見えるものです。
怪しく見えるもので本当は違うんだ！ということであればいいのですが、実態も良くない人達も多くいます。この筆者がという話ではなく、この界隈の人達は理想を語ることによって誘惑し、高額情報商材で騙しにくることが多々あるのです。
この本を読んだから即そのようなデメリットが起こるわけではありません。ただ、情報の取捨選択は考えていかないと、安易な儲け話、自己啓発話に引っかかってしまう人になってしまうかもしれません。
４．実際にはそんなに簡単にはいかない
この本で書かれていることは、基本的に努力してスキルを身に着けて、それを発信していけば、仲間が集まって、お金が入ってきて、というような良いループが築けることを前提としています。
実際に実業家として活躍するレベルになれば、その先はわかりません。
ただ、そのレベルにまで達することが非常に難しいです。
一生懸命勉強してスキルを磨くことを目標としていても、ここで示されているのはあくまで作者が成功した例。
今から同じことをした場合にその後はどうなるかはわかりません。
発信するといっても、SNSの流れはそのときどきでブームが変わってきますし、後発組になればなるほど厳しくなってきます。
同じスキルを数年間かけて学んでも、もうその内容では手遅れということもあるのです。
作者が紹介しているから、有名人から紹介しているから、そのテーマの学習をする、その内容を模倣していく、その人についていく、ではとても成功することはできないでしょう。
その人だから上手くいった部分、その時代だから上手くいった部分も多くあるように思えます。
そこを安易に捉えてしまうと、情報弱者として搾取される側に落ちてしまう可能性もあります。
５．この本を読んだ方がいいか？
良い口コミ、悪い口コミと、その事情を書きましたが、結論としてこの本を読んだ方がいいのかどうか？というと、個人的には、理解を深めるという意味で読む分には意義があると思います。
妄信的になるのではなく、こういう成功例があるということ。
成功例を見て満足するのではなく、自分ならどうするかを自分の意思で考えること。
正しく理解して行動していくのであれば、良い本となると考えました。
この記事のライター
