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会社でも新卒の人が急に辞めてしまったということで騒ぎになることがあります。
最近では退職代行を使って会社を辞めるという話もよく出てきますが、新卒の人でも退職代行を使うことは可能なのでしょうか?
これは結論から言うと新卒だからとか、何年会社にいるとか転職組だからとかそういうことに関係なく正社員やその会社との直接契約がある雇用形態であれば誰でも退職代行は使うことはできます。
入ったばかりの会社だからといって絶対にそこで頑張らなければいけないなんてことはありません。
新卒だから辞めたいのに辞められないと泣き寝入りしたり、無理をして働き続けるのではなく、どうしてもダメだと思ったら退職代行サービスを利用することを考えてもいいでしょう。
おすすめの退職代行サービス
・一般的な退職代行であれば労働組合運営のこちらがおすすめ
・法律トラブル発生の可能性があれば弁護士運営のこちらがおすすめ
1.新卒だからは辞めることと関係ない
会社を辞めることができるかどうかについては新卒だからどうかは一切関係ありません。
もし新卒だから辞めることができないというような説得をしてくる、辞めることを止めようとしてくるのであれば、それは間違いですし違法行為にもなってきます。
どうしても辞められないという場合は、退職代行サービスを利用してもいいと思います。
確かに辞めない方がいいよと、説得してくることに関しては一理ある部分はあります。新卒の場合、まだ会社のことをよく知らないということがほとんどでしょうし、他の会社に行けば今悩んでいることが解決するかどうかはわかりません。
他社に転職するとしても、いきなり新卒で辞めたというのは印象は悪くなるので転職難易度は上がるかもしれません。
このような要素はあります。ただそれでも、今勤めている会社がブラック企業であったり、何かパワハラ的な状態になっている、問題のある会社である場合は話は別です。危険な状態の会社に長くいるよりは、例え新卒であっても早く辞めて次の会社に移った方が良いということもあるでしょう。
これはケースバイケースになるため一概に辞めてはダメだといえるものではありません。
2.精神的な限界を超えてしまうと立ち直れなくなるリスクあり
最初は会社の中で頑張って一定の成果を出してから辞めた方がいい、そんな意見もあります。
ですが、その本人の精神的な限界を超えてしまい、鬱状態になったりすると立ち直れなくなるリスクもあります。
どんなに良い会社で働いていたとしても本人が精神を病んでしまうと、もうその会社でも仕事は成り立たなくなりますし、会社を辞めて他の会社に行っても、その傷を引きずってしまうことはよくあります。
一定レベルを超える負荷に耐えられるのか、耐えて成長できるのか、耐えられるずに壊れてしまうのかは誰もわかる話ではありません。その会社ではそうやるのが当たり前であっても、自分がそうであるかはわかりませんし、壊れてからではもう遅いということもあります。
自分の身は自分で守るしかなく、本当に危険な場合はどんな手段を用いても会社を辞めてしまった方がいいのです。
3.入社前に聞いていたことと話が違う
新卒なので就職活動でいろいろなことを調べてその会社に入社してきたはずですが、入社してみると入社前に聞いていたことと全然話が違うということもよくあります。
人間関係が想像と違って全然良くない、パワハラが激しい等もありますし、勤務条件が全然違う、仕事内容も違うということもあります。
そんな無茶苦茶なことがあるの?と思う人もいるかもしれませんが、日本の会社はブラック企業だらけですし、入社するまではある意味お客様なので上手いことを言っていても実態は違うということは多々あります。
明らかに求めていたものと実態が違うという場合、それは辞める理由の一つとしては正当なものになるのではないでしょうか。次の職場に行ったときの言い訳というのも考える必要はありますが、「入社したら話が全く違うブラック企業でしたのでやむなく退職することとなりました」というのは同情の余地がある話になりますし、新卒就職で失敗する人も一定比率いるのは当たり前ですので、そこまでマイナスにはならないと考えます。
3.1 スキルが身につかない職場も退職を検討してもいい
退職代行まで使う必要性があるかということは議論はあるかと思いますがまったくスキルがつかない職場というのも退職、転職を考えてもいいでしょう。
新卒の時期、働いて間もない時期というのは限られていて、だんだんとスキルを持った人でないと転職もしづらくなってきます。
その職場がいくら頑張って働いても全くスキルのつかないような仕事しかない場合、将来が大変なことになってしまうかもしれません。
新人のうちは役に立たない仕事でもだんだんとスキルがつく仕事になっていくこともありますので単純に判断するのはよくありませんが、あまりにもこの仕事ではスキルにならないという場合、退職に向けて動くのも悪いことではありません。
4.新卒だから辞めることを言い出しにくい
まだ新卒の立場だから辞めることを職場の上司に言い出しにくい、だから退職代行を使いたい。そういうニーズもあるかと思います。
これは言い出しにくいということの内容がどうなのかにもよるでしょう。なんとなく気まずくて言えないのか、それともとても言えるような空気ではないのか。前者であれば円満に退職をするために退職の意思は事前に示した方が良いとは思いますが、後者のケースの場合はどうしようもありません。
権限者とまともに話ができる体制になっていない、先輩等によるフォローの体制もないというのは会社としても落ち度がある話です。
ちょっと言い出しにくいくらいであれば思い切って直接話をした方がいいですが、その状況が異常という場合、その会社とは完全に縁を切るつもりで退職代行サービスに依頼してしまうのも一つの選択肢になるでしょう。
5.退職代行を使って会社に怒られるようなことはない?
退職代行を使って会社を辞めようとするとその会社に怒られるということはないのでしょうか?
退職しようとすると必死で止められたり、場合によっては怒られるということがよくありますが、これは退職代行のサービスを使わないで辞めようとする場合であり、退職代行を使って自分が直接怒られるということはありえません。
退職代行を使った時点で第三者が間に入ることが前提となるため、本人に直接連絡が来ることはなくなります。連絡がこなければいくら会社側が怒っていたとしても連絡が届きませんので心配はいりません。
基本的にはあってはいけないことですが、無理やり電話をしてきたり家に押しかけてくるようなトラブルが考えられるときは弁護士が運営している退職代行を選ぶようにするのも一つの方法です。弁護士が介入している話に社員が首を突っ込むということは訴えられるリスクが発生しますし、やられにくくはなるでしょう。
会社側はいずれにしても退職の意思を示した時点で怒ることにはなると思います。最初から円満退職できない状況にあるのが問題というわけで会社側に非があるという状態であればそのことを気にしても仕方がありません。
6.次の退職先にバレることはある?
退職代行サービスを使うと、その会社を辞めることができても、次の会社に退職代行サービスを使ったことがバレてよくないのでは?ということを考えるかもしれません。
この心配をする必要はありません。
退職代行サービスを使ったかどうかは自分から言わない限り、次の会社が知ることはありえません。前の会社が新しい会社にわざわざ話すこともありませんし、知らせることもないでしょう。
次の会社が前に会社に連絡するということも、よほどの特別な採用であればないとは言い切れませんが、新卒で退職した人を採用するのにそこまでの調査をすることは現実的にありえません。
そのような心配をするよりは、転職理由をきちんと用意するという対策を考えることの方が大事です。
次の会社の面接できちんとした説明ができれば問題はなく退職代行を使ったかどうかはどうでもいいのです。あえて言う必要もありませんし、普通に退職しましたと話せばそれ以上突っ込むような人もいないでしょう。
7.よく考えた上で退職を行うこと
退職するとなった際に自分自身で最後まで頑張るか、退職代行サービスを利用するかは自由です。自分で退職した方がいいとは思いますが、そうではないケースも多々ありますので、その点はなんとも言えない話になってしまいます。
新卒でもひどい会社はいくらでもあるので退職した方がいい場合もあることは確かです。ただし、本当にその会社がひどい会社で退職するに値するところなのか、それとも他の会社も一緒で今辞めて他の会社にいっても同じ状況で改善するような話ではなく、自分自身が変わらなければいけないのか。これは実際の現場を見ていないとわかりません。新卒の人には正直判断できないところもあります。
最初はこんなひどい環境はないと思っていても慣れてくるとたいしたことがなかったり、必要な経験だったとなることもありますし、嫌なら辞めてしまえばいいと安易に新卒を辞めて失敗するということもないとは言えません。
ここは難しいところでネット上の情報を鵜呑みにしてもいけませんし、自分の目で見て判断するしかありません。
よく考えて退職するかどうかを決めること。退職することは簡単ですが、失敗しても誰も責任をとってくれないということも考えて、しっかりとその先の生き方はどうするのかということを意識して行動するようにしていきましょう。
8.おすすめの退職代行サービス
退職代行のサービスを使って退職しようとなったときには、どの退職代行を使うかが問題となります。
退職代行の会社選びを失敗したために会社とトラブルになってしまうという可能性もあります。ポイントとしては、実績があるというところはもちろんですが、できれば労働組合運営か弁護士事務所が運営しているところを選んだ方がいいでしょう。
一般的な株式会社でも退職代行のサービスを運営することはできるのですが、法律的な部分に踏み込むことはできないため、あくまで本人に変わって退職する旨を通知するのみになってしまいます。
何かあったときに融通が効きにくいのが問題です。
労働組合であれば交渉する権利を持っていますし、弁護士事務所であれば万一訴訟になった際にも助けてもらうこともできます。そして弁護士が出てくるとなると会社側も無茶なことをしにくくなってくるものです。
以下におすすめの退職代行サービスを紹介しておきます。この2つは有名な退職代行サービスであり、まずはこのようなサービスから検討するのがよいかと思われます。
【おすすめの退職代行サービス】
・一般的な退職代行であれば労働組合運営のこちらがおすすめ
・法律トラブル発生の可能性があれば弁護士運営のこちらがおすすめ
9.まとめ
ここでは新卒の場合の退職代行はどうなのかということについて書きました。
新卒だから退職してはいけないとか、退職代行サービスを使ってはいけないということはありません。
新卒ですぐに辞めてしまうとデメリットはないかというと、やはりそれなりにはあるものになりますし、絶対に辞めることが正解だと言うつもりはありません。
それでも会社によっては辞めた方が正解となるようなケースもあるでしょう。
ブラック企業はいたるところに潜んでいますし、何が正解かどうかは実際にその現場を見ている自分しか判断できないことです。
辞めると決めたけれどももし辞められない状況にいるというとき、そういうときには上記の退職代行サービスは役に立つはずです。
誰もにおすすめするという話ではありませんが、いざというときにはこのようなサービスを使って自分自身を守るようにしていきましょう。