夕方になると顔が死ぬ人へ|原因は骨格でも年齢でもない

15時すぎ。
会社のトイレ。手を洗って、なんとなく顔を上げる。
蛍光灯の下の自分が、青白い。
朝、家を出るときは、別にこんなじゃなかった。寝不足ではあったけど、まあ普通だった。それが夕方になると、目の下が落ちて、頬の血色が消えて、なんか「疲れた人」になっている。
口角も下がってる。眉間に薄く線が入ってる。誰に何を言われたわけでもないのに、鏡の中だけ先に老けてる感じ。
このとき、たぶん多くの人がこう片付ける。
「歳かな」 「もともと顔が地味なんだろうな」 「センスとか骨格の問題か」
違う。少なくとも、それだけじゃない。
夕方に顔が崩れるのは、その日の生活が顔に出ているだけだ。朝マシだったのに夕方ダメになる、という時間差そのものが、それが体質や骨格じゃなくて「今日の過ごし方」の問題だという何よりの証拠になっている。骨格は朝から夜まで変わらない。変わるのは生活のほうだ。
ここがわかると、ちょっと景色が変わる。
なぜ夕方に出るのか

専門的に全部やると長くなるから、まず大きい3つだけ。これだけでも、自分の夕方の顔の理由はだいたい説明がつく。
① 血色
朝起きてから夕方まで、ずっと座って、浅い呼吸で、画面を見続けている。体は「動いてない」と判断して、末梢——つまり顔まわり——の血の巡りを後回しにする。だから夕方の顔は、疲れているというより、まず「血が来ていない顔」になる。青白さの正体はこれが大きい。
② 顔の筋肉の疲労
集中して画面を見ているとき、人は思っているより目を見開いて、表情を固めている。眉間、目のまわり、口まわり。これが何時間も続くと、夕方には表情筋が静かに疲労して、顔が「下がった位置」で固まる。口角が下がるのも、目が落ちて見えるのも、これがかなり効いている。
③ 午後の谷
昼食後から夕方にかけて、体のリズム的にエネルギーが落ちる時間帯がある。ここで多くの人は、水を飲まず、昼に炭水化物だけ流し込み、休憩なしで突っ走る。脱水ぎみ・血糖の谷・休憩ゼロが重なると、顔は素直にそれを表に出す。
——気づいたと思う。この3つ、全部「生活側」の話だ。骨格でも才能でもセンスでもない。
