第1章|なぜあなたの体はそんなに冷えるのか?

みる🍀冷え性改善

みる🍀冷え性改善

「冷え性」ってそもそも何?
「冷え性なんです」と言っても、なぜか軽く流されたり、共感されなかったりすること、ありません か?
周囲の人からは「そんなに寒い?」「気のせいじゃない?」なんて言われて、自分でも「大げさな のかな」と思ってしまう。
でも、それって本当に“気のせい”なのでしょうか?
実は「冷え性」という言葉、医学的には正式な病名ではありません。
だから病院に行っても、「体温は問題ないですね」と片付けられてしまうことが多いのです。
でも、「平熱はあるのに、手足が氷のように冷たい」「お腹の奥からゾクゾクするような寒さがある」「どんなに厚着しても足元が冷えて眠れない」——
そういう“感覚の冷え”こそが、冷え性の特徴です。
この“感覚”はとても個人的で、他人からは見えません。
だからこそ、「わかってもらえないつらさ」が冷え性の女性にはつきまといます。
見えないし、数値にも出にくい。だけど確実に、毎日の生活の快適さを奪っていく——
それが冷え性の厄介なところです。
さらに冷え性は、ただ寒いだけで済まない問題も抱えています。
血流が悪くなることで、体全体の代謝も落ちてしまいます。その結果……
・慢性的な肩こりや頭痛
・足のむくみ
・生理痛の悪化
・眠りが浅くなる、寝つきが悪い
・胃腸の不調(便秘や下痢)
など、まるで“見えない不調の連鎖”のように、じわじわと影響してくるのです。
だからこそ、冷え性は「冷えてるな〜」で終わらせてはいけません。
自分の体に起きていることを知ること。これは「甘え」ではなく、「向き合うこと」。
あなたの“冷え”は、無視できない“体からのメッセージ”なのです。

自律神経と血流の関係
冷え性の原因として、見逃せないのが「血流の滞り」です。
体の中で熱を作り出しても、それを全身に巡らせる“配送役”である血液がうまく流れていなけれ ば、手足の先は冷えたままになります。
そしてこの血流をコントロールしているのが、「自律神経」という存在です。
自律神経とは、私たちが意識しなくても勝手に働いてくれている神経のこと。
体温調節、血圧、心拍、内臓の働きなど、あらゆる生命維持の裏側で働いている、いわば体の司令塔です。
この自律神経には2つのモードがあります。
・日中に活発になる「交感神経」
・リラックス時に優位になる「副交感神経」
この2つがバランスよく切り替わることで、血管が適度に拡張したり収縮したりして、血液がスムー ズに流れるのです。
でも、現代人の生活はこの自律神経をめちゃくちゃに乱しがち。
たとえば……
・朝からスマホをチェックし続けている
・日中はデスクワークで同じ姿勢を何時間もキープ
・夕方になっても脳が仕事モードのまま
・帰宅後もブルーライトにさらされながらSNSをだらだら
・夜更かしが習慣になり、睡眠が浅い
こうした生活を続けていると、交感神経がずっとオンのままになり、血管はぎゅっと縮こまった状態に。
すると血液は末端に届きにくくなり、冷えを感じるのです。
さらにストレスや緊張が続くと、血管はさらに収縮して血流は悪化。
頭痛や肩こり、生理不順などの不調を併発するケースも少なくありません。
だからこそ、自律神経を「整える」ことが、冷え性改善の第一歩になるのです。
たとえば……
・深呼吸をゆっくり行う
・朝日を浴びて体内時計をリセットする
・夜はスマホを1時間前に手放してみる
・湯船に浸かって副交感神経を優位にする
こういった“ちょっとした工夫”の積み重ねが、自律神経を整え、体の内側からポカポカをつくる近道です。

食事・運動・ストレスの悪循環
冷え性って、「体質だから仕方ない」と思っていませんか?
でも実は、多くの“生活習慣”が冷えを悪化させている原因なんです。
その中でも特に影響が大きいのが「食事」「運動」「ストレス」の3つ。
この3つが絡み合うと、まさに“負のスパイラル”が始まります。
たとえば、朝はギリギリまで寝ていて、朝食はコーヒーだけ。
お昼はコンビニで冷たいパスタをさっと食べて、午後はずっと座りっぱなし。
帰宅が遅くなってから、夜遅くに揚げ物を食べてすぐ寝る——
こんな日が続いていたら、体が冷えてしまうのも無理はありません。 
まず、食事。 
体を冷やす食べ物、温める食べ物があることはご存じかもしれませんが、それ以上に重要なのは「温かい食事を規則正しく摂ること」です。
朝ごはんを抜いたり、冷たいドリンクばかり飲んでいると、体の中で熱が生まれにくくなり、代謝も下がります。
そして、運動不足。 
筋肉は熱を作る“エンジン”のようなものです。
特に太ももやお尻まわりの筋肉が少ないと、冷えやすくなります。
でも、デスクワーク中心の生活だと、1日の歩数が1000歩未満なんてこともザラ。
体を動かさないと、血行が悪くなり、さらに冷えが加速します。
そこに追い打ちをかけるのが、ストレスです。
ストレスを感じると、交感神経が過剰に働き、血管が収縮します。
「なんだか手足が冷たくなってきた……」というとき、心が緊張していたり不安になっていたりしませんか?
このように、「食事を抜く → エネルギーが不足 → 体温が上がらない → 代謝が落ちる → 疲れる → 動かない → さらに冷える」という“負のループ”が起きてしまうのです。
でも安心してください。
この悪循環は、どこか一つを変えるだけでも、確実に緩んでいきます。
たとえば……
・朝食を温かいスープに変える
・通勤でひと駅歩く
・夜寝る前にストレッチを5分だけしてみる
こうした小さな変化が、冷えからの“脱出ルート”を作ってくれます。
冷え性は、一気に治すものではなく、日々の積み重ねで変えていけるもの。
まずは「一つだけやってみよう」という気持ちで、生活を見直してみてくださいね。 

女性ホルモンとの関係性
「毎月のように体調が乱れる」「生理前になると体が冷えやすい」
そんな経験があるなら、冷え性と“女性ホルモン”の関係を知っておいて損はありません。
私たち女性の体は、ホルモンの波にとても敏感です。
特に冷え性に深く関わっているのが、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモン。
エストロゲンは「女性らしさをつくるホルモン」とも言われ、代謝を活性化させ、血流をスムーズに してくれる働きがあります。
一方、プロゲステロンは妊娠をサポートするホルモンで、体温を上げる作用はありますが、水分 を溜め込みやすくする特性も。
この2つのバランスが月経周期の中で入れ替わることで、「いつもより冷える」「むくむ」「だるい」と いった不調が現れるのです。
たとえば……
・生理前になると、冷えて眠れない
・排卵期あたりからむくみがひどくなる
・生理中は特に足先が氷のように冷たくなる
そんなふうに“毎月くる冷え”に悩まされているなら、それはホルモンバランスの乱れが関係している可能性大です。
さらに年齢とともに、ホルモンの分泌量は少しずつ減っていきます。
20代後半〜30代に差し掛かると「なんだか前より冷えやすくなったかも……」と感じる人が増えるのもそのためです。
40代以降に入ると、プレ更年期・更年期と呼ばれる時期に入り、ホルモンの変動がさらに激しくなっていきます。
また、ホルモンバランスが乱れやすい人にはこんな傾向もあります。
・睡眠不足が続いている
・ストレスをためこみやすい
・ダイエットを繰り返している
・体が常にだるい、気力が出ない
こうした生活習慣が、ホルモンの分泌リズムを乱し、冷えやすい体をつくってしまうのです。
でも逆に言えば、ホルモンバランスを整えることで冷え性の改善にもつながる、ということ。
そのためにはまず、
「ホルモンは乱れるもの。だからこそ、ちゃんとケアしていく」
という視点を持つことが大切です。
・睡眠の質を上げる
・ストレスをためこまず発散する
・栄養バランスのよい食事をとる
・体を冷やさない工夫を習慣にする
これらの積み重ねが、ホルモンにも、体温にも、あなたの気分にもやさしく作用していきます。
自分の体のサイクルを知り、いたわってあげる。
それは冷え性改善だけでなく、自分を大切にする第一歩でもあるのです。

あなたの生活に潜む“冷えの芽”とは?
冷え性って、何か特別な病気が原因になっているわけではなく、
毎日の何気ない習慣の中に“冷えの芽”が隠れていることがとても多いんです。
たとえば、あなたの生活にこんな行動はありませんか?
・朝ギリギリまで寝て、朝食を抜いて出社
・ランチは冷たいパスタやサンドイッチをデスクでぱぱっと
・冷房が効いてるのに、素足にパンプスやノースリーブ
・夜はシャワーだけで済ませて、スマホを見ながらベッドへ
・寝る前のご褒美はアイスやビール……
これ、実はすべて“冷えの芽”です。
私たちの体は、冷える方向に少しずつ傾いていくような生活をしていると、
知らないうちに「冷え性体質」へまっしぐらになってしまうのです。
でも、「これ全部ダメなの?じゃあどうすればいいの……」と不安にならなくて大丈夫。
冷え性改善において一番大事なのは、「完璧を目指さないこと」。
なぜなら、冷え性は“長年の積み重ね”でできた体のクセだからです。
それを短期間でガラッと変えるのは難しい。
だからこそ、まずは「気づくこと」「一つ変えること」から始めてほしいのです。
たとえば……
・朝、白湯を飲むだけでもいい
・冷たい飲み物を常温の水にする
・湯船に3日に1回でもいいから浸かってみる
・腹巻きやレッグウォーマーを1日だけでも試してみる
そんなふうに、「できるときに」「できる分だけ」取り入れていけば十分です。
続けていくうちに体がポカポカしやすくなり、「あ、今日ちょっと冷えてないかも」と気づく日がやっ てきます。
その“変化のサイン”に気づけたら、もう第一ステップはクリアです。
大切なのは、「自分に優しく、ゆるく改善していく」こと。
冷えの芽を見つけたら、それを責めるのではなく、「ここから変われるチャンスだ」と捉えてくださいね。

それでは次回からの記事で具体的な対処法を見ていきましょう。
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この記事のライター

みる🍀冷え性改善

【健康な身体へ】冷え性改善で体調・体型・メンタルが理想に近づく!10代の頃から冷え性で体調崩しがち→今では手足先までぽかぽか&日々好調。冷え性に悩む方を減らしたい!フォローで冷え性にまつわる情報をGET

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