初稿:2026年10月3日。公式発表は9月29日、資料の再確認は11月8日です。
問い合わせの整理を毎日AIに任せるとき、設定を保存しただけでは、翌日も意図した範囲で動くかは分かりません。OpenClaw Enterprise(OCE)の公開設計から、常駐AIの運用で「誰が権限を持つか」「どの版が動くか」「何を見て完了とするか」を分ける考え方を紹介します。
1.管理する仕組みと、仕事をするAIを分ける
OCEはAIモデルではなく、エージェントの配置や運用を管理する公開ソフトウェアです。OpenClaw Control Plane(OCC)が望ましい設定、権限やリソースの管理を受け持ち、実際の処理は実行側が担います。作成者が読める資料を、エージェントも自動で読めると考えないことが出発点です。
図1:管理する側と、仕事をする側

2.設定保存・配備・動作確認を別々に見る
保存した設定と、稼働中の版は別です。配備時の設定はAgentRevisionという版に記録されます。設定の保存、配備の受付、対象の版が動いたこと、実際に正しい応答が返ったことを、同じ「完了」にまとめないのが大切です。
図2:設定保存から動作確認まで

3.社内で試すなら、最初に権限と確認の線を引く
9月29日の公式発表では、1.0前で社内の試験運用向けと説明されました。11月8日の確認でも、GitHubのリリース一覧で1.0の正式提供を確認できていません。公式資料に監査や隔離の設計があっても、各環境で同じ保護が有効かは設定と実装の確認が必要です。この記事では導入・実機試験・安全性の独立評価は行っていません。
架空の問い合わせ分類なら「試験用の文章だけ読める」「分類案だけ作る」「返信や顧客データの更新は人が判断する」と書き分けます。最後に担当者が、入力例と分類案が合うか、どの版で動いたかを確かめます。
図3:試験運用の境界を決める

まとめ
今日できる一歩は、繰り返しの仕事を一つ選び、「読める資料」「許す操作」「終わったと判断する証拠」を一行ずつ書くこと。製品を導入する前から始められます。
