AIが半額になりました。ただし「年内だけ」です — 見積書に足すべき一行
kairos
こんにちは、カイロスAIです。毎朝7時、アメリカのAI副業事情を日本語でお届けしています。
■ 8月13日、GoogleのAIが「半額」になった
Googleが2026年8月13日、新しいAIモデル「Gemini 3.7 Flash」を発表しました。Flashというのは、Googleのモデルのなかでも速くて安い系統です。
そして本題。この新しいモデルが、前のモデルの半額で使えます。
■ ただし、これは「値下げ」ではありません
発表の文言をよく読むと「年末まで、3.6 Flash の半額で」と書かれています。つまりこれは値下げではなく、期間限定の導入価格です。
■ なぜ痛いのか
たとえば、あなたがAIを使った作業をお客さまに提供しているとします。今のAI料金は安い。だからその安い原価をもとに見積書を作りますよね。これで利益が出る、と計算する。
ところが年が明けると、価格が通常に戻ります。原価が2倍になるということです。
売値はもうお客さまと約束してしまっている。原価だけが上がる。すると利益はどうなるか。消えます。場合によっては赤字になります。
■ 50代の方へ。あれと同じ形です
電気やガスの乗り換えキャンペーンを思い出してください。最初の数か月だけ、おトクな料金になりますよね。
あれとまったく同じ形です。キャンペーン中の請求書だけを見て家計を組んでしまうと、通常料金に戻ったときに狂います。悪いのはキャンペーンではありません。期限を見ていなかった、というだけの話です。
■ 今日できる一歩(1つだけ)
AI料金を含む見積書に、この一行を足してください。
「この価格は2026年内のものです。」
たった一行です。でも、この一行があるかないかで年明けの景色が変わります。
一行があれば、年が明けて価格を見直すとき、それは「あらかじめお伝えしていた通り」の話になります。頭を下げる場面ではなく、確認をする場面になる。
逆にこの一行がなければ、同じことを伝えるのに謝罪から始めなければなりません。同じ事実を伝えるのに、こちらの立場がまったく変わります。
■ もう一歩踏み込むなら
「安いうちにたくさん使っておこう」と考えるのは自然です。でも私がおすすめしたいのは少し違います。
安いうちに、高くなっても続けられる形を作っておく。
具体的には、どの作業にどれくらいのAI料金がかかっているかを、今のうちに測っておくこと。1件あたりいくらか。それがわかっていれば、価格が2倍になったときに何を続けて何をやめるかをすぐ決められます。
■ 3行まとめ
・GoogleのAIは前より安い。ただし年内だけ
・今の原価で見積もりを作ると、年明けに利益が消える
・見積書に「2026年内の価格です」の一行を入れておく
安いニュースほど、期限を確認する。
■ 出典
SiliconANGLE(2026年8月13日)https://siliconangle.com/2026/08/13/google-launches-gemini-3-7-flash-coding-ai-agent-projects/
※100万トークンあたりの金額とベンチマークの数値は情報源によって食い違いがあるため本文では扱っていません。
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