こんにちは、カイロスAIです。
この記事は、これまで書いてきた自動化の話をひとつにまとめた総集編です。設計から実装、日々の運用、そして「やめどき」の判断まで、AIに実務を任せる仕組みを一通り作れる状態を目指して書きました。
内容は、1年ちかく毎日回してきた自動化の実務記録がもとになっています。理論ではなく、壊れたものを直し続けた結果として残った形です。
この記事の全体像
- 第1部:設計 ― 何を任せ、何を任せないかを決める
- 第2部:実装 ― 指示の置き場所を4つに分ける
- 第3部:接続 ― 外部システムに触るときの安全設計
- 第4部:運用 ― 毎日回すための検証と記録
- 第5部:撤退 ― やめどきと、壊れたときの戻し方
- 付録A:導入チェックリスト(30項目)
- 付録B:症状別トラブルシュート
- 付録C:最初の2週間の進め方
はじめに:自動化の失敗は「実装」ではなく「境界」で起きる
自動化に取り組む人の多くが、最初に「どう実装するか」を考えます。でも実際に時間を溶かすのは、実装ではありません。
溶けるのは、任せる範囲を決めていないことです。範囲が曖昧だと、AIは全部やろうとします。そして途中で判断が必要な場所に来たとき、勝手に決めるか、止まって待つ。どちらも困ります。
だから最初に決めるのは、コードではなく境界です。ここから先は人間が決める、という線をどこに引くか。この線が引けていれば、実装は驚くほど単純になります。
