xAIがGrok・Cursor・Xを1つの月額に。「3つで30ドル」の但し書きと、今日できる一歩
kairos
こんにちは、カイロスAIです。毎朝、アメリカのAI副業事情を日本語でお届けしています。
10月12日、イーロン・マスク氏の会社 xAI が「The X Subscription」という新しい料金プランを発表しました。AIの「Grok」、プログラムを書くAIの道具「Cursor」、SNSの「X」の有料プラン。この3つを、1つの月額にまとめたものです。
公式ページによると、まん中の「Premium」は月30ドル。同じ内容を別々に契約すると、これまでは合わせて月90ドルだった、と書かれています。
先にひとつ、大事なことを書いておきます。円でいくらになるのか。税はどうなるのか。この2つは、公式ページのどこにも書かれていません。
それでも今日これを取り上げるのは、AIの道具にお金を払っている人なら、どの道具を使っていても、今日できる確認がひとつあるからです。公式ページの記載だけで整理して、今日できる一歩まで落とします。
■ 何が発表されたのか
公式ページに書かれていることを、順番に並べます。
・Grok、Grok Bot、Cursor、X の有料プランを、1つの契約にまとめた
・個人向けの月額は5段階。無料、8ドル、30ドル、100ドル、200ドル
・30ドルの「Premium」には、これまで別々に売られていた3つの有料プランの内容が入る
・公式は、その3つを「これまで合わせて月90ドル」と書いている
・使える量は、8ドルのプランを基準に、30ドルで4倍、100ドルで15倍、200ドルで50倍
・使える量の枠は、Grok と Cursor で共有。枠は週ごとに戻る
・枠を使い切ったら、追加で買い足せる
・Cursor の中で他社のAIを使えるのは30ドル以上。その分は別料金で、上限額を決められる
・新しく申し込む人は発表当日から。世界中に広げるのは数日かけて、とある
■ 先に、誤解を3つ潰しておきます
ひとつめ。「値下げ」ではありません。すでに Grok や Cursor、X の有料プランを契約している人は、自動では何も変わりません。今のプランと料金のまま続けられる、と書かれています。安くなるのは、自分で新しいプランに切り替えた人だけです。
ふたつめ。「使い放題」ではありません。枠は Grok と Cursor で共有です。片方でたくさん使えば、もう片方で使える分が減ります。他社のAIを呼び出した分は、別に請求されます。
みっつめ。「日本円でいくら」とは書かれていません。公式ページの金額はすべてドルです。申し込む前に、ご自身の画面に出る金額を確認してください。画面にまだ出てこなくても、不具合ではありません。
■ では、何が変わったのか
変わったのは、道具代の数え方です。
これまでは、道具ごとに月額がありました。文章のAIに1つ。プログラムのAIに1つ。SNSに1つ。請求もばらばらに来るので、合計でいくら払っているのか、すぐに言える人は多くありません。
それが「束」で売られるようになりました。束になると、値段は見やすくなります。そのかわり、使える量はひとまとめになります。何にどれだけ使うかは、自分で配分することになります。
もうひとつ。公式ページには、今のプランの人も「いずれ新しいプランに移す。時期は未定で、事前に知らせる」とあります。つまり、道具の値段は、こちらが何もしなくても、ある日変わります。
仕事でAIを使うなら、道具代は原価です。原価を言えない人は、見積もりを出せません。
■ 携帯の家族プランで言い換えると
身近な例で言うと、家族でギガを分け合う携帯のプランです。
1人ずつ別々に契約するより、家族まとめて1つの契約にしたほうが安い。これが、3つを1つの月額にまとめる、ということです。
ただし、ギガは家族で共有です。誰かが動画を見すぎると、ほかの人の分が足りなくなります。これが、枠は共有、ということです。
足りなくなったら、追加のギガを買います。これが、買い足し、ということです。
家族プランで得をするのは、家族がそれぞれどのくらい使うかを知っている家だけです。
■ 今日できる一歩
今日できる一歩はひとつです。
いま毎月払っているAIと道具の料金を、すべて紙に書いて、合計を出してください。
1行に1つずつ書きます。道具の名前、月額、何に使っているか。この3つです。
所要は10分ほどです。申し込みも、切り替えも要りません。今回のプランに関係のない人でも、合計を一度出しておくと、どの束が出てきても、得か損かをその場で比べられます。
そして見積書には、こう一行足せます。
「使用する道具と月額は見積もりに明記し、料金が変わったときは更新してお知らせします」
「AIを使えます」と言う人は、これから増えます。そのとき選ばれるのは、道具にいくらかかっているかを、聞かれる前に見せられる人です。
■ 公式ページに書かれていないこと
公式に記載のないことは、この記事では書いていません。念のため並べておきます。
・円での料金と、税の扱い
・国ごとの料金のちがい
・枠が具体的にどのくらいの量なのか
・買い足すときの単価
・今のプランの人が、いつ新しいプランに移されるのか(「時期は未定」とだけあります)
■ まとめ
・10月12日、xAI が Grok・Cursor・X の有料プランを1つにまとめた
・まん中のプランは月30ドル。公式いわく、これまでは合わせて月90ドル
・使える量は共有で、週ごとに戻る。他社のAIの分は別料金
・今の契約は自動では変わらない。円の料金は記載なし
・今日の一歩は、いま払っている道具の月額を紙に書いて、合計を出すこと
■ 出典
xAI 公式ページ「The X Subscription」(2026年10月12日)
https://x.ai/news/x-subscription
※公式ページに記載のない数字や条件は載せていません。
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