私は、看護師という仕事に誇りもプライドも持っています。
看護師は、人が悩み、辛く、闘病という人生の沈んだ時期を支える価値のある仕事です。
私が看護師を志したのは、救命救急センターのドクターヘリに乗って、
人の命を救っている看護師がテレビに出ていたからでした。
私は、大学病院のERに免許を取ってすぐに採用されましたが、
そこで目にした現実は、20歳の私には到底耐えられるものではなく、
辛い現実をたくさん突きつけられました。
同時に、大きな挫折を味わいました。
私には、なにも出来ないという無力感、人を助けている気がしませんでした。
いつも死にたいと思っていました。
若いころにしか出来ない体験で、
その経験はとても貴重です。
知っていると経験があるというのは、雲泥の差があるからです。
私は、患者さんたちにたくさんのことを教えて貰いました。
心と身体のつながりが解るようになったのは、
キャリアを積んでからです。
私は、精神科の看護をとても面白いと感じるようになりました。
精神=脳です。
生命活動の最高司令官である脳について学ぶ、
脳を知るということを面白く感じました。
脳の一部に障害があっても人は生きていけるし、
同じ病名でも出現する症状は違います。
1人として同じということなどないのです。
一人ひとりに合わせたケアプランを考えるのが好きです。
一人ひとりの命と人生を大事にしたいです。
でも、現代の医療は、病名、検査データに個別性が反映されておらず、
流れ作業のようになってしまっています。
私は、人を救うために看護師になりました。
病院が利益を追求する場所になり、
本当に人を助けるということができていない。
そう感じるようになりました。
これに気づいたのは新型コロナウイルス感染症流行のときでした。
ウイルスの特徴や海外の治療実績、データなどを調べるようになり、
日本の方針、治療と海外の考え、対処法、仕組みなどが違うということを知り、
もっと、一人ひとりに正しい知識を教育する必要があると感じました。
もちろん、私も勉強が足りないと思い、今も勉強を続けています。
私自身も看護師でありながら、数年前まで栄養の勉強をそんなにしていませんでした。
クラスターのときに、自分を救ったのは、知識だったので、
知識でしか自分も人も守ることができない。そう思い、勉強をしています。
もう一度命について学び直し、いつも考えるようにしています。
勉強すればするほど、自分は何も解っていなかったということを知ります。
解らないということが解ったと言う感じです。
だから、一人ひとりに合わせたケアというのは、
一緒に考える、試す、結果を評価しながら修正するという作業を繰り返していくしかありません。結果がすぐに出るものではないのです。
私は、病院を飛び出して、予防で社会貢献すると決めました。
予防の必要性はまだまだ日本では理解されていません。
解っているけど、行動を変えられる人は少ない。
人は、健康を失ってからしかその大切さに気づかないからです。
それでも、一人ひとりの生活習慣が私の発信する情報や、ミーティング、講演、ダンスなどで変化したら・・・。
それは、意味があると思うし、成功だとも思います。
看護師が活躍する場は病院では、間に合わない。
そう思います。
病気になってからでは遅いのです。
病院の現場は、認知症患者、生活習慣病の患者で溢れかえり、とても大変な状況です。人員不足が続き、残った職員が悲鳴を上げています。
だから予防しないと。1人でも病気にならない人を増やさなければなりません。
私が退職した病院も慢性的な人手不足でした。
でも、私の起業を皆が応援してくれました。
こうしている今も、現場で看護師たちは頑張っています。
だから、私は、失敗できない。
そう思っています。
送り出してくれた皆、患者さんの期待を裏切りたくないからです。
出来ることを一つでも二つでもし続けなければなりません。
2050年には、薬剤耐性菌により、新型コロナウイルス感染症の死者数よりも
多くの死者が出るということが予測されています。
私は、2050年より前に起きると思っています。
すでに、人が集まる地域の保育園では、薬剤耐性菌による肺炎が普通に流行しています。免疫力が低下した人が普通に感染する。
これは、異常事態です。
古代ギリシャ医学の父、ヒポクラテスは、
「食に治せないものは医師にも治せない」と言っています。
私たちの心と身体は、食べ物で出来ています。
食事の適正化で予防も治療も可能です。
でも、現代の破壊された土壌では、質的な栄養が満たされない。
新型栄養失調という言葉もあります。
現代人の99%が質的栄養失調だそうです。
地球の健康とヒトの健康が繋がっているのです。
正しい管理方法を知り、実践すれば、まだ間に合う。
だから、一人でも多くの人に、私の予防の知識と技術を提供したいと思います。
価値がある情報は、もう無料では手に入れることはできません。
知っている人しか助からない。
恐ろしい時代です。
環境破壊、自然破壊・・・・
こうしている今もどんどん命が失われている。
じっとなどしていられないのです。
出来ることを見つけ、探し、行動、行動、行動するしかない。
看護師という仕事は、生きる、命について考えるのが仕事です。
これは、人間だけにとどまらず、環境、自然、地球、宇宙、他の生き物たちの命にも関係しています。すべてが繋がっています。
今すぐに、一人ひとりが環境保護、地球貢献のためにできることは、
正しい健康管理の実践です。
自分の心と身体のセルフケアをするということです。
生活による環境負荷について知ることです。
一人ひとりが出来ることはたくさんある。
私は、一人でも多くの人に伝えていきます。
看護師だからできること。
命についてどの職業よりも深く考えている仕事だと思っています。
キャリアを価値に変える。
正義と社会貢献が利益になる社会になるために頑張ろうと思います。
心と身体の健康が最高の幸せ、本物の幸せです。
本物の幸せを手に入れる人が一人でも多く増えますように☆