はじめに
私は看護師とダンサーの二足の草鞋を履いて25年間生活してきました。
私が持っている資格は、看護師、終末期ケア専門士、ダンスインストラクター、ヨガインストラクター、美姿勢コーディネーターです。現在、自然療法医(Naturopathic Doctor)の勉強中です。
ダンスでは、競技に出場していたこともあり、看護とダンスの両立が心と身体に負担で身体を壊すこともありました。定期的に身体を壊したのは、ダンスの練習がハードだからだと思っていましたが、今振り返ると原因はありました。栄養管理、睡眠管理など、日常生活の管理がまるで出来ていなかったことが体調を壊した原因です。
私は、身体の仕組みについて勉強するのが大好きです。人の身体はとても良く出来ています。心と身体がつながっているということや身体は一部分だけでなく全体を統合して解釈することが必要だということに気づきました。私は看護とダンスだけでなく、ヨガや美姿勢コーディネートの勉強もしました。これらの勉強は、全てダンスで人を感動させるという夢のためでした。人を感動させるには、本物の技術を習得することが必要だと考えたのです。プロの競技会に出場していたこともありましたが、ダンスの質を追求するために競技は引退し、1年に1回ショーをするようになりました。踊りの質と人に感動を与える技術の獲得を重視したのです。お陰で、人の身体の仕組みが理解できるようになり、人に指導はもちろん、自分で自分の心と身体をコントロールできるようになりました。
私は、自分で自分の技術を認められるようになるまで25年かかりました。看護師のキャリアも同じです。まだまだ学ぶことや練習、時代の変化についていくために学ぶことはたくさんあります。ずっと、進化と成長を続ける気持ちです。これからも技術向上のための努力は続けます。
今まで身につけたスキルを自分のものだけにするのではなく、これからは、自分の技術をたくさんの人の美と健康のために使いたい。そう思うようになりました。皆で一緒にスキルアップしたいと思っています。私の知識と技術がたくさんの人を美と健康に導き、幸せな人生を送るためのお手伝いになると思います。
心と身体の病気は、防ぐことができるし、治すことができます。私は自分で分子栄養学による栄養療法を実践し、花粉症(鼻が詰まって夜眠れない、目が腫れあがる、顔の皮膚がかぶれたりブツブツができる、喉や耳の奥のイガイガなどの症状がありました)や子宮筋腫(月経過多でいつも貧血、カンジダ、イライラ、記憶力や集中力の低下、日中の眠気などの症状)の症状が無くなりました。私は自分で自分の身体を病気にしていたということに気づきました。
人は、自然に治る力がとても強いのです。誰もに備わっている機能です。自分の生活習慣で治せる病気がたくさんある。生活習慣による病気は90%以上です。遺伝的要因で病気になる確率は7%以下です。生活習慣へのアプローチをすれば、たくさんの命が守られ、人生の質が高くなります。それだけではありません。一人ひとりが身体に優しい生活を送るということは、他の生き物たちの命を守ったり、自然、環境、世界、地球を守ることに繋がります。一人の力は小さくはない。一人の取り組みが周りに広がって、それが大きな変化となる。私は、そう信じています。
誰かが言っていました。1人が2人に伝えたら、世界中の人に1カ月で伝わる計算だそうです。たくさんの人に予防ケアマニュアルが伝わったら、皆で幸せになれる。そう思いました。
本当の健康とは、毎日幸せを感じられること。生きていることの奇跡を知って、当たり前が当たり前でないということに気づいていることです。自分を愛おしく感じ、大切にできることです。健康と美しさはイコールです。心と身体は磨けば磨くほど、お手入れすればするほどお返しがあります。正しい管理がとても大切です。
現代人の99%が質的栄養失調(新型栄養失調)だと言われています。足りていると思っているけれど、足りていない人がほとんどなのです。さまざまな症状は栄養失調が原因であることが予測されます。頭痛、肩こり、イライラ、めまい、倦怠感、肌荒れ、ニキビ、イボ、痛み、不眠、抑うつなど・・・。もし、すべてが解決するとしたら?ずっと幸せを感じられる状態がセルフケアで手に入ったら?人生の最後に「楽しかった。」が言えるのではないでしょうか?たくさんの人に本物の健康を味わって欲しいです。
日本は国民皆保険、診療報酬による医療システムにより医療が運営されていますが、健康保険は赤字です。これからは、医療費の大幅な負担が予測されます。病気にならない心と身体を自分で管理する必要があります。予防がとても大切な時代だということです。
病気にならない心と身体はライフスタイルで手に入れることができます。さまざまな不調は自分で治すことができます。
看護は、科学と芸術です。看護師は、命について、人生について、生きるということについて考えるのが仕事です。ダンスは私そのものです。音楽とダンスは一瞬でその場の空気を変えて人を元気にします。精神科の看護の教科書には、患者さんに傾聴、共感、見守る、そばにいるということが重要だと書いていました。勿論、そのような関わりも大切です。ただ、看護は教科書通りではないということ。教科書通りにして、本当に人が元気になったのをあまり見たことがありません。私は、いつも元気がない時、病気の時には、元気な人に救われました。助けられました。
人を元気にするのは元気な人です。それに気づいてから、元気になる方法を実践してきました。元気にしていたら、周りが元気になります。心も身体も健康であることは、自分も周りの幸せにします。自分と大切な人の未来を守ることになります。
最新の科学による生体の解釈と更新される常識。AIの普及により、情報が瞬時に手元に手に入る時代でもあります。そこで、大切になってくるのは、正しい情報の獲得と人間らしさの追求、身体性、創造力です。人間にしかない能力を強化する必要があるのです。私たちは、意味があってこの体型、体質、性格などの特性を持っています。すべてに意味があります。人の遺伝子は99.9%が同じだと言われています。0.1%の違いにどれだけ気づけるか。それが看護師歴、ダンサー歴の経験から得られた技術なのだと思います。それを予防という形でたくさんの人に発信したい。皆が美しく、健康で、本当の幸せを感じられるようにしたい。生きている奇跡を感じる人を増やしたいと思っています。
私が美と健康のために質を高めるべきだと思っているのは、食事、運動、睡眠、芸術、学びです。
栄養は、私達の思考と肉体の材料。運動は、身体を動かすことで進化、獲得してきた機能を最大限発揮するため、強化するために必要です。睡眠は、免疫力を高めたり、老廃物を排泄したり、記憶を定着させるために重要で、眠っている間に私達の精神と肉体は調整がなされています。芸術は、感動するということに意味があります。感動することで腸内細菌が生み出す有機物が変化し、遺伝子を修復するということがわかっています。生物は無駄な機能は切り捨てます。必要だから現代まで芸術が残っている。意味も価値もあるのです。特に私は音楽が心と体に作用するということを病院で看護師をしていたときに肌で感じてきました。もちろん、ダンスも。一瞬で人の心と体に作用します。これからは、診断、治療、症状軽減、予防に音楽とダンスが利用されると信じています。学びは、脳機能の維持、発達、進化のために重要です。これまで、失った脳機能は取り戻せないということや年齢を重ねたら成長しないと言われていました。最新の科学ではそれが覆されています。学習効果の高い年齢は45〜55歳だという報告もあります。私は、年齢を重ねるたびに自分の経験値と知識が統合され、脳神経回路ネットワークが広がり、人生で起きるすべてのことに意味があるということを感じることができるようになりました。知らない人に会う、自分と違う意見に耳を傾ける、違う意見の人と議論するというのはとても脳を刺激します。同じ世代の人との付き合いは、安心や共感など気持ちの理解とペースが自分と似ているため落ち着くかもしれません。しかし、これからは幅広い世代との交流を行い、お互いの経験を融合させ、生活の質を高めることが賢い生き方になると思います。美と健康は自分でデザインできる。私は、自分で実践して心も体も最大限のパフォーマンスを発揮でき、人生の質が高いと自信をもって言えます。
この予防ケアマニュアルは私が実際に取り組んだことをまとめたものです。管理方法、優先順位、実際に使っている商品、評価方法を共有しています。1人でも多くの人に、この予防ケアマニュアルが届いて、セルフケアに活用されることを祈っています。
皆で幸せになるのが私の願いです。
是非、心と身体のセルフケアのために参考にされてください。
自分らしく輝く人生を自分でデザインする力を身につけていただきたいと思います☆