ジャンク品を見ていると、本当によく出てくるのが、
「電源入りません」
「画面映りません」
「充電できません」
この3つです。
ジャンクPCでもゲーム機でもよく見かけます。
初心者の頃って、こういう説明を見ると困るんですよね。
「電源入らないってことは基板が壊れてる?」
「画面映らないなら液晶交換?」
「充電できないならバッテリー交換?」
僕も最初はそんな感じで考えていました。
でも、いろいろ触っているうちに分かったのが、
症状と故障原因は別物
ということです。
これが分かっていないと、ジャンクせどりは結構危ないです。
例えば「画面が映らない」というノートPC。
これだけを見ると液晶が壊れているように感じます。
でも実際には液晶以外にも原因候補があります。
液晶ケーブルかもしれないし、メモリかもしれない。
そもそもPC自体が正常に起動していない可能性もあります。
だから僕は、
「この症状なら、この部品を交換すれば直る」
とは考えないようにしています。
それより、
「この症状なら、まずどこから確認する?」
と考えます。
この考え方ができるようになると、ジャンク品を見るのがかなり面白くなってきます。
⚡「電源が入らない」は何を見る?
例えばノートPCに「電源入りません」と書かれていたとします。
この時点では原因なんて分かりません。
僕ならまず外側から見ます。
ACアダプターは付属しているのか。
付属しているなら本当に対応しているものなのか。
充電端子に破損はないか。
電源を接続したときにLEDが点灯するのか。
電源ボタンを押したときに何か反応するのか。
完全に無反応なのか、それとも一瞬だけ反応するのか。
同じ「電源が入らない」でも、この違いは結構大きいです。
例えばLEDすら一切反応しない商品と、電源ボタンを押した瞬間だけLEDが点灯する商品。
値札には同じ「電源入りません」と書かれていても、僕の中では全然同じではありません。
ここからACアダプター、DCジャック、バッテリー、電源ボタン周辺、内部接続、基板など、少しずつ原因候補を絞っていきます。
大切なのは、
最初から一番重い故障だと決めつけないこと。
反対に、
「どうせACアダプターやろ」
みたいに簡単な故障だと決めつけるのも危ないです。
まだ分からない。
だから調べる。
このくらいの感覚で見ています。
🖥️「画面が映らない=液晶故障」とは限らない
これはかなりありがちな勘違いです。
「画面映りません」
と書かれたノートPCが2,000円。
正常品なら15,000円。
交換用液晶が3,000円。
これだけ見ると、
「5,000円で仕上がるやん🔥」
となります。
でもちょっと待ってください。
本当に液晶が原因なんでしょうか。
僕なら、まず本体そのものが起動しているのかを考えます。
ファンは回っている?
LEDは点灯している?
起動しているような反応はある?
外部モニターへ映像を出せる?
画面をよく見ると薄く表示されていない?
液晶パネルに割れはある?
こういう情報を拾っていきます。
例えば外部モニターには普通に映る。
本体も正常に起動している。
でも内蔵ディスプレイだけ映らない。
ここまで分かれば、かなり絞り込みやすくなります。
逆に外部モニターにも映らない。
本体が起動している様子もない。
この場合、
「液晶を交換すれば直る」
と考えて仕入れるのは怖いですよね。
同じ「画面映りません」という説明でも、中身は全然違うんです。
🔋「充電できない=バッテリー交換」でもない
これもよくあります。
充電できない。
↓
バッテリーが死んでいる。
↓
新品バッテリー買えばOK。
こう考えたくなるんですが、実際にはそんな単純とは限りません。
ACアダプター側かもしれません。
USB-C充電ならケーブルや充電器の問題かもしれません。
充電端子が壊れている可能性もあります。
内部の接続不良や充電回路側の問題ということもあります。
だからバッテリーを買う前に、まずほかの可能性を確認します。
ここでいきなり3,000円や4,000円のバッテリーを注文して、
届いた。
交換した。
直らない。
これ、めちゃくちゃ嫌ですよね😂
しかも今度は、
「じゃあ充電端子かな?」
と別の部品を買う。
それでも直らない。
次の部品を買う。
気付いたら、
部品交換ガチャ
になっています。
ジャンク修理でこれをやると、利益がどんどん消えていきます。
🔧 僕は「お金のかからない確認」からやります
これは僕がかなり大事にしている考え方です。
いきなり部品を買わない。
まず0円、もしくは手持ちの道具で確認できることからやります。
外観を見る。
端子を見る。
ケーブルを見る。
接続状態を見る。
手持ちの正常な対応品があれば比較する。
設定で確認できるところは確認する。
分解が必要なら、安全を確保したうえで内部の状態を見る。
そうやって、
可能性を1個ずつ消していく。
これが基本です。
ジャンク修理って、派手な修理技術より、こういう地味な確認の積み重ねの方が重要だったりします。
😱 一気に部品交換すると何も覚えられない
例えば画面が映らないPCがあったとします。
メモリ交換。
SSD交換。
液晶交換。
ケーブル交換。
全部一気にやった。
そして電源を入れたら直った。
うれしいですよね。
でも僕なら、
「結局、何が原因やったん?😂」
となります。
これでは次に同じ症状の商品を見つけても経験を活かしにくいです。
だから可能なら、
1つ確認する。
結果を見る。
次を確認する。
また結果を見る。
という順番で進めます。
そして原因が分かったら記録しておく。
これを続けていると、
「この型番、この症状多いな」
「この症状なら先にここ見た方が早いな」
という自分なりのデータがたまってきます。
このデータが、次の仕入れでめちゃくちゃ役に立ちます。
💰 故障診断は「修理するとき」だけ使うものじゃない
ここがジャンクせどりではかなり重要です。
故障診断というと、家に持って帰ってからやるものだと思うかもしれません。
でも僕は、
仕入れる前から故障診断は始まっている
と思っています。
店頭で「画面映りません」というPCを見つけた。
型番を調べる。
正常品相場を調べる。
同じ症状のジャンク相場を見る。
液晶パネルの価格を見る。
修理事例を探す。
部品が普通に手に入るかを見る。
ここまで調べるだけでも、
「この値段なら触ってみてもいい」
というラインが見えてきます。
逆に、
正常品15,000円。
ジャンク価格8,000円。
交換部品4,000円。
送料や販売関連費もかかる。
これなら僕は置いて帰ります。
直せるかどうか以前に、
数字が合わないからです。
ここを間違えると、
修理には成功したのに利益がほとんど残らない。
という意味の分からないことが起こります😂
🔥「直せる故障」より「利益になる故障」を探す
僕はこれをかなり意識しています。
ものすごく難しい基板修理を成功させて2,000円の利益。
簡単な部品交換と清掃だけで5,000円の利益。
せどりとして考えるなら、僕は後者を選びます。
もちろん難しい修理を覚えるのも面白いです。
でも目的が「修理技術を極める」ではなく「ジャンクせどりで利益を出す」なら、見るところは少し変わります。
電源が入らない。
画面が映らない。
充電できない。
こういう商品を見つけたとき、
「これ直せるかな?」
だけではなく、
「この故障をいくらで処理できて、最後にいくら残る?」
まで考える。
僕はここまで含めて故障診断だと思っています。
⚠️ 無理に触らない方がいい故障もある
ジャンク品なので、安全面も無視できません。
特に膨張・破損・異常発熱しているリチウムイオンバッテリーは、無理に充電したり分解したりしません。
電源周りも、知識がない状態で危険な箇所まで無理に触る必要はありません。
分からないなら見送る。
これでいいと思います。
ジャンクせどりって、
全部修理できる人が勝つゲームではありません。
自分が分かる故障だけ拾う。
それでも十分です。
最初は「電源が入らない」と「画面が映らない」の違いくらいしか分からなくてもいい。
そこから実際に調べて、触って、結果を記録する。
すると少しずつ、
「この症状ならここから見る」
という順番が自分の中にできます。
その瞬間から、ジャンク売場の見え方が変わってきます。
今まで全部同じ「壊れた商品」に見えていたものが、
「これはちょっと調べたい」
「これは僕なら置いて帰る」
「これはこの価格なら面白い」
と分かれてくるんです。
僕が作った
💀 壊れてるから、儲かる。ジャンクせどり完全攻略
では、この「症状から原因候補を絞っていく考え方」をかなり詳しくまとめています。
電源不良、画面不良、充電不良だけではなく、SSD・HDD・OSの起動不良、キーボード、USB端子、発熱、ファン異音、ゲーム機のHDMI不良、ディスク読み込み、コントローラー、カメラなども扱っています。
必要になる部品や工具、部品の探し方、修理費、仕入れ価格、直らなかった場合の出口までつなげています。
ジャンク品を見て、
「これ何が壊れてるん?」
で止まっている人は、まず原因を当てようとするのではなく、
「何から確認すれば原因候補を減らせる?」
という考え方に変えてみてください。
これだけでも、ジャンク品を見る目はかなり変わってきますよ🔧🔥

