非エンジニアのためのAI仕事術|今日から使えるプロンプトテンプレート集
朝倉健
非エンジニアのためのAI仕事術|今日から使えるプロンプトテンプレート集
「AIを使えば仕事が速くなる」と聞いて試したものの、返ってきた答えを直す時間が増えた。そんな経験があるなら、能力の問題ではなく、AIへの頼み方がまだ仕事の形になっていないだけかもしれません。
ChatGPTやClaudeは、完成品を一発で作らせる道具というより、下書き・整理・比較・チェックを高速化する相棒として使うと力を発揮します。この記事では、会社員・フリーランス・デスクワーカーが日常業務でそのまま使えるテンプレートと、作業時間を減らしやすい使い方を紹介します。
最初に知っておきたい:時間を減らすのは「生成」より「往復」
時間がかかる仕事には、資料を読む、要点を抜く、構成を考える、文面を整える、抜け漏れを確認する、といった小さな往復が含まれています。AIに任せやすいのは、この往復の一部です。成果物の最終判断や、社外に出す内容の責任は人が持ちます。
- AIに向く:たたき台、要約、分類、比較、文章の整形、チェック観点の洗い出し
- 人が担う:事実確認、意思決定、相手との関係に関わる表現、機密情報の取り扱い、最終承認
作業を半減させたいなら、「30分で完成させる」と頼むより、「最初の下書き10分」「確認5分」のように、どの往復をなくすか決めるのが現実的です。
精度が上がる基本の型:役割・目的・材料・条件・出力
あなたは[役割]です。\n目的は[達成したいこと]です。\n以下の材料を使って、[成果物]を作成してください。\n\n材料:\n[メモ・会議録・箇条書きなど]\n\n条件:\n・読み手:[相手]\n・文字数:[目安]\n・必ず含めること:[要素]\n・避けること:[表現・推測・専門用語など]\n・不明な点は推測せず「要確認」と明記する\n\n出力形式:\n[見出し、表、箇条書き、メール文など]「役割」は専門家らしく振る舞わせる魔法ではありません。どの観点で整理してほしいかを指定するためのものです。たとえば「営業アシスタントとして」「読み手が忙しい上司として」のように、仕事の文脈を短く置くと、出力の方向が定まりやすくなります。
テンプレート1:会議メモを、次のアクションに変える
以下の会議メモを整理してください。\n\n出力は次の順にしてください。\n1. 決定事項\n2. 担当者ごとのToDo(担当・期限・内容)\n3. 保留事項と確認先\n4. 上司に30秒で共有する要約\n\n条件:\n・メモにない情報は補わない\n・担当や期限が不明なものは「要確認」と書く\n・責任の所在を推測しない\n\n会議メモ:\n[ここに貼る]使いどころは、会議直後です。自分で整える前の荒いメモを渡し、まず抜け漏れ候補を見ます。社外秘や個人情報を含む場合は、社内ルールに従い、入力可否を確認してください。
