「仕事ゆううつだなー、もう辞めて結婚しちゃおうかな・・・」
仕事で悩みごとがあると、思わずこう考えるときありますよね。
人によっては、ただの甘えだと感じられるケースもあるこの発言。
ですが、結婚を考えるきっかけとしては見逃せないタイミングかもしれません。
そういう私は「仕事を辞めよう!」と決めて、結婚を決意しました。
この記事では、結婚の理由を仕事にするとわがままになるのか考えていきます。
「仕事を辞めたいから結婚したい」は、わがままじゃない
結論として「仕事を辞めたいから結婚したい」は、わがままではありません。
もちろん、自分自身が仕事を辞めると決めて結婚したから正当化したいだけではないですよ。
結婚を決めるには「きっかけ」が必要だからです。
「結婚はキレイごとだけでは進まないよ!」
アラサー世代になると、結婚した友だちからこう聞く機会が増えていませんか?
何度も結婚後の体験を聞いていると「結婚って本当に幸せなの?」と
気持ちがゆれるようになっていくもの。
一度ハードルを感じてしまうと、簡単には越えられないのではと不安になりますよね。
そんなときに「仕事を辞めて新たなステージに進む」という理由をつけてみる。
それだけで、結婚に踏み出せるケースはあるのです。
結婚は「すき」という気持ちだけではできない
結婚は「すき」という気持ちだけでは決意できないですよね。
結婚式のこと。
両家のこと。
新生活のこと。
お金のこと。
気持ちだけでは解決できない、現実的な問題がどんどん降りかかってきます。
人生の新しいステージに進むと、自分の新たな一面を知る機会が増えるもの。
例えば、社会人になったとき。
「自分がコピー取るのにさえ苦労すると思わなかった!」という経験もあるのではないでしょうか。
それが、結婚になると自分だけでなく相手の新たな一面を知る場面が増えていきます。
いいこともあれば、知りたくなかったこともあるでしょう。
結婚後に経験するあらゆるシーンを考えると、自分が乗り越えられるのか心配になっていきますよね。
こんなときにはなにかの理由がないと「結婚」という一大決心は簡単にできないのです。
私が結婚を本気で考えたのは「仕事やめよう」と思ったから
私が結婚を考えるキッカケになったのも「仕事」でした。
当時の私は、10年以上同じ職場に勤務しているベテラン歯科助手。
長く勤めているという立場から、うぬぼれではありますが自分がいないと困るのではと思っていました。
けれど、あるとき後輩が育ってくれている状況に気が付き、もう辞めるタイミングなのかなと感じたのです。
そのとき30歳を過ぎていた私は、仕事の他に生きがいを見つけることで、結婚を真剣に意識しました。
でもその裏には、結婚に対しての「不安」がずっとあったのです。
名字が変わること、住み慣れた土地を離れて引っ越すこと、新しい家族との付き合いのこと。
ずっと住み慣れた環境でに暮らしてきた私にとっては、とても高く感じるハードルでした。
ですが、人生の新たな新たなステージに進む。
この決意により仕事のほかで居場所を見つける必要があり、結婚に向き合う決意をしたのです。
「仕事を辞めたい」という理由だけで結婚するのはキケン
ここで注意していただきたいのは、目的を間違ってしまうととても危険だということ。
結婚生活は楽しいものではありますが、決して楽ではありません。
主婦に憧れていたけれど、結婚後家に一日中こもっているのは耐えられないと感じるケースはあります。
趣味を始めようにもお金が必要ですし、自分で稼いだお金じゃないと自由に使いにくい
という話を耳にした経験はありませんか。
「仕事を辞めたい」という理由は、結婚を考えるきっかけとして自分のなかで捉えるなら問題ありません。
ですが「仕事を辞める」という目的を果たすために結婚を選ぶと
「仕事の方が楽だった!」と後悔しかねないのです。
結婚は、自分だけの問題ではないですよね。
結婚相手やその家族など、たくさんの人が関わるもの。
自分のためだけに判断していないか、よく考えてみてくださいね。
自分の背中を押すために「仕事を辞めたいから結婚したい」はOK!
「仕事を辞めて結婚しよう!」と、決意するのはいいことだと思います。
ただ注意したいのは、あくまで自分の背中を押すための理由であるということ。
結婚して、仕事をギブアップするためではありません。
自分のための決断になってしまうと、自分も結婚相手も傷つける結果になりかねないのです。
明るい結婚のためにできることを見つけて、結婚への一歩を踏み出してみてくださいね!
【この記事の著者】佐藤 ひづき10年以上の歯科助手歴をもつ、Webライター。歯科クリニック勤務時代に婚活・街コン参加し、さまざまな恋愛経験をする。自身が恋愛下手で、友人の花嫁姿を涙をのんで何度も見送った過去から、婚活を楽しむ女性を応援する記事を執筆中。