「結婚したいけど仕事は辞めたくないな」
「でも家庭を優先して仕事をセーブしたほうがきっといいんだよね」
仕事を選ぶのか。結婚を選ぶのか。
今の仕事にやりがいを感じている女性は選択に悩みますよね。
私は結婚後に、パート従業員・正社員。
出産後にパート従業員として仕事をしていました。
その経験を通して気づいたのは、結婚を理由に仕事を辞める必要はないということ。
この記事では女性の生き方は時代とともに変化している事実をお伝えします。
結婚しても仕事をセーブしなくていい!
仕事にやりがいを感じているのなら、結婚後に無理をして仕事をセーブする必要はありません。
私がそうお伝えする大きな理由。
それは結婚後に夫婦ふたりだけで生活している期間が夫婦にとって
最大の貯金するチャンスだと感じたからです。
子どもを望んでいる場合、出産後に子育てしながら働く大変さを痛感する先輩ママはたくさんいます。
同時に直面するのは、子どもを持って正社員として再就職する厳しさ。
子どもの体調変化で仕事を休む事態をどうしても避けられないママ。
フルタイムでの仕事は同僚に申し訳なく感じ、就職をあきらめざるをえない状況に追い込まれていきます。
子どものために厳しい家計を助けたいといくら願っても小さな子どもを育てるママは、
簡単には再就職できなくなってしまうのです。
仕事をし続ける将来のために、夫婦で仕組みを整える準備を
結婚後は夫婦ふたりだけの生活。
お互いに協力し合えばどんな状況でもなんとかなります。
妻の帰りが遅くても、旦那様が食事の支度を行える工夫として
下ごしらえされた食材と調味料が一緒になった、簡単につくれる食材セットが販売されています。
洗濯が面倒でも、ドラム式洗濯機を使えば干す手間はかかりません。
食事の片付けは夫婦が交代で行うご家庭もあります。
夫婦で協力しても仕事と家事の両立がつらいのなら。
我慢しないで働き方を変える選択を考えてみてくださいね。
ただ子どもが産まれたら、子ども中心の生活に無条件に変化していくもの。
その前に夫婦で協力し合える仕組みを整えておくだけで、将来の子育てはぐんと楽になるのです。
今は結婚後に働く女性が増えている時代
厚生労働省が発表した平成30年の女性の労働力率は、過去最高の水準となっています。(※ただし20~24歳を除く。)
特に30~34歳では10年前に51.1%だった労働率は、67.6%にまで上昇。
16.5%も増加しています。
10年前は、すでにアラサー世代が20歳前後の時代。
今と同じように30代のママが小さな子どもを育てている家庭は少なくはありませんでした。
10年前と家庭の事情はほとんど変わらないのに、仕事をしているママが増加している。
その変化が意味しているのは。
妻として生きる。ママとして生きる。
それだけでなく、ひとりの女性として生きがいを持って人生を送りたい。
そう考える女性が増えているからなのではないでしょうか。
「結婚相手選び」が生き方を考えて仕事をするための壁
女性がいくら自分らしく生きたいと願っても。
未来の旦那様が理解してくれなければ、その願いは叶いません。
「本当に協力してくれる男性なんているの・・・?」そう心配になってしまいますよね。
ここで仕事を続けたい女性に知っていただきたい事実があります。
平成28年に「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に
反対する男女別の割合を、内閣府が調査しました。
その結果、最新のデータである平成28年の49.4%の男性は、妻が家庭を守るべきであるという考え方に反対する考えを持っていたのです。
この調査が行われる4年前である平成24年の結果と比較しても、
8.4%も増加しています。(※「反対」「どちらかといえば反対」を合計した割合。)
つまり世の男性の半分近くは。
女性は結婚後も社会に出て生きがいを持つべきなのではと、女性の生き方を応援しているのです。
仕事と結婚の両立に協力してくれる男性を探そう
やりがいのある仕事と幸せな結婚。
両方手に入れたいなんて贅沢なのではと悩む必要はありません。
お互いの人生を尊重しながら生活をともにする。それが結婚です。
相手に自分の考えを押し付けるだけではなく、相手の大変さをねぎらえるようになった時。
私は夫と家事を協力し合えるようになりました。
あなたがこれから出会う男性のふたりにひとりは、結婚後の女性の生き方を尊重してくれるかもしれません。
あなたが自分らしく生きられるような、素敵なめぐり会いがあることを願っています!
参考文献1
厚生労働省「平成30年版働く女性の実情」
I 働く女性の状況
第2節 労働力人口、就業者、雇用者の状況(4)
女性の配偶関係別労働力率図表1-2-3 女性の配偶関係、年齢階級別労働力率
参考文献2
内閣府男女共同参画局「男女共同参画白書(概要版) 平成29年版」
Ⅰ 平成28年度男女共同参画社会の形成の状況
第3章仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)
第1節 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)をめぐる状況I-3-5図
「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」という考え方に関する意識の変化
【この記事の著者】佐藤 ひづき10年以上の歯科助手歴をもつ、Webライター。歯科クリニック勤務時代に婚活・街コン参加し、さまざまな恋愛経験をする。自身が恋愛下手で、友人の花嫁姿を涙をのんで何度も見送った過去から、婚活を楽しむ女性を応援する記事を執筆中。