1. はじめに
助産師として医療現場で働く中で、助産師によってお母さんたちが惑わされ、あたかも母乳育児が一番の方法かのように指導され、疲弊していく姿をたくさん見てきました。産後のボロボロの体で睡眠不足の中、何が正しいかわからないまま辛い日々を過ごしているお母さんたちも少なくありません。助産師は出産後のお母さんに一番近い存在でありながら、時にはお母さんを追い詰めてしまうような指導をしている。私が子どもを産んで初めて、この現状に気づきました。正しい知識をもとに、少しばっかり矛盾していてもいい。子どもと接する時間が楽しい時間であること。授乳の時間をお母さんが楽しめること。これらが一番大切であると私は思います。助産師の知識を本音で伝えたい。お母さんたちが心から育児を楽しめる手助けをしたい。我が子のために一生懸命なお母さんたちの力になりたい。そう思いこの記事を作成しようと思いました。ここでは病院で伝えられる内容と相違もあるかと思われます。しかし私自身の経験をもとに、もし自分が大切な友人に伝えるなら?という視点で、助産師としての本音を中心にお伝えしていきたいと思います。