転職シリーズ① 私がJTCで感じた違和感

転職シリーズ① 私がJTCで感じた違和感

ミナト

ミナト

はいどうも皆さんこんにちは。ミナトです。

この記事は、所謂JTC(Japanese Traditional Company )と呼ばれる日系大企業にお勤めで、転職について一瞬でも考えたことがある方に向けて書いています。

転職を決断した背景について、私自身の感情や考えをできる限り具体的に書かせていただきました。

必ず皆さんのキャリアを考える際のヒントになると確信しております、ぜひ読んでみてください。

まず最初に、転職前の私の状況についてです。

・新卒で金融のJTCに入社(以下A社とします)、現在5年目
・営業部門3年→本社部門2年弱を経験
・2022年11月から転職活動を始め、同年12月に内定

このような経歴となっております。
私が転職を決意した、自社に感じた違和感は3つあります。

①いつの間に挑戦しなくなる一定の安心感
②成果がほぼ給与に反映されない生き地獄
③退職金に重きを置いたpaylater型の給与体系

大手の企業に勤めている方は、一定当てはまることではないのでしょうか?
前提として、「そんなことある程度入社前から分かってたんだろうから、そもそも入社したお前が悪い」という発言は呑み込んでいただけたら幸いです。

①いつの間に挑戦しなくなる一定の安心感

私は、新卒でA社に入社できたことを誇りに思っています。社名を言えば誰でもわかるような企業で、周りからは「就活成功して良かったね」と言ってもらえる状況でした。
入社してからは、営業部門に配属され、職場は運良く関東圏内でした。営業では良い成績を出すことができ、4年目からは本社部門に異動することができました。
ここまでは、私自身会社に対して何の不満もありませんでした。しかし、ふと自分のキャリア形成に違和感を覚えた瞬間がありました。

【あれ、俺って最近なにか挑戦をしたっけな?】

営業部門から本社部門に異動してきて2年弱、周りの同期からすると出世コースと言われていましたが、私にとっては楽しいとは言えない2年弱でした。ルーティンワークに近い業務が多く、自分の中で主体的に取り組む仕事が少なかったためです。

仕事やキャリアに対する考え方は人それぞれではありますが、私は「飽くなき向上心」を持って働きたいという想いがあります。それは本社部門にいようが、営業部門にいようが同じです。

今の業務を続ければ、(かなり専門性が高い業務であったため)大きな異動もなく、家賃補助もかなり出て、当たり前のように昇進していき、当たり前のように給料が上がっていく将来が見えていました。所謂「安定」というやつです。

安定志向の方からすると、「めっちゃ良いじゃん」と思うかもしれませんが、私にとってはしんどい将来でした。一定の安心感はありますが、時間を対価に労働してる感が拭えず、気持ちが入らない日々が続きました。

会社からすると、社員に安心して働いてくれることを願った業務の割り振り、福利厚生の充実、給与体系であるものがいつしか私にとっては違和感になっていったのです。

②成果がほぼ給与に反映されない生き地獄

大手のJTCは特に若手のうちに同期の給料に差がつくことはあまりないかと思います。私が勤めていたA社も同様でした。
A社は前年の成果が、ボーナスに多少反映される給与体系になっています。私は営業3年目に、大きな成果を挙げることができました。しかし実際のボーナス額面の差を確認すると、成果が出ていない人と比べ、ボーナスが雀の涙程度の差(年間で20万ほど)でした。このことに悔しさを覚え、頑張って成果を挙げた自分がアホらしくなりました。

会社は成果を出している上位2割に支えられており、残りの8割はお荷物でも問題ない、という話をよく聞きます。これはまさしくその通りだなと思います。
社員のモチベーションの一つに給料があることは承知の上で、給料に差が出ないやり方を選ぶことで大きな企業は成り立っているのです。
その分、福利厚生や会社のネームバリューで社員を集めているのです。

③退職金に重きを置いたpaylater型の給与体系

②の話と繋がっている部分もありますが、JTCの大きな特徴の一つとして「莫大な退職金」があります。所謂paylater型の給与体系です。

paynow型→外資系、コンサルに多い
・社員の働きや成果に合わせて給与が上下する
・退職金という制度はあるが、JTCと比べると少額

paylater型→JTCに多い
・成果によっての給与の上下は少なく、皆横並び
・その代わり会社に長年勤めた社員には莫大な退職金を支払う

私の上司(50近い方)から聞いた話で、「あと半年すれば退職金が満額出る♪」と嬉しそうに話をしていたのを鮮明に覚えています。その方は、計算すると25年以上会社に勤めている事になります。
この時、自分の考えとは相入れないことがはっきりしました。「この会社は仕事ができる人ではなく、会社に忠誠を誓い、最後まで勤め上げる人が大切なんだな」と。


これまで感じた疑問や違和感をまとめると、A社は

【手厚い福利厚生と知名度、社員にそれなりの業務の割り振りで、一定の安心を覚えさせ、基本的な昇進は皆横並びで、働きぶりが給与に反映されることもなく、莫大な退職金という魔術で社員に忠誠を誓わせる企業】

という結論になりました。私は、この事実を改めて受け入れ、ここは私が働き続ける場所ではないなと思うと同時、自分が今働くべき会社は「挑戦を続けることができ、成果を上げた分しっかりと給与に反映される競争が激しい会社」が良いのだと確信しました。

結果的に「M&A仲介」という業界に出会い、無事内定をいただきました。

次のシリーズでは、具体的にどんな転職活動をしたか細かくお伝えできればと思います。

ミナト より


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この記事のライター

ミナト

金融機関営業→ M&Aアドバイザリー|ワークライフバランスは捨てました|人生カマすかカマされるか|趣味はバスケ観戦です|フォローすると人生のやる気が“5%”あがります

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