「本当にごめん…私が悪かった」
彼にそう伝えたのに、返ってくるのは、既読スルー。
もしくは、優しいけど距離のある言葉。
「もう大丈夫だよ」「気にしないで」
それでも彼は、戻ってこない。
どうして?これ以上、何をすればよかったの?
彼を失って初めて、自分の未熟さや至らなさに気づくことってありますよね。
だからこそ「ごめん」と心から思えるし、「もう一度やり直したい」と願う。
過去の自分を悔いて、必死に謝る。
LINEを何度も送り、言葉を尽くして「私が変わるから」と伝える。
でも、それでも彼の心は動かない。
それはきっと―
「本当の理由」に、まだ気づけていないからです。
謝るって、ある意味“自己完結”なんです。
「私が悪かった」と認めることで、自分の気持ちは少し整理できる。
罪悪感も軽くなるかもしれない。
だけど、彼の立場からすればどうでしょう?
「悪かった」と言われても、「じゃあ何が、どうして、どう変わるのか」が伝わらなければ
それは、ただの“反省文”にしか見えない。
私たちはつい、「謝れば、相手は許してくれる」と思いがちです。
でも恋愛って、謝罪だけでは修復できないんです。
なぜなら、別れの本当の理由は、
“あなたが悪かったから”ではなく、“あなたのある行動が、彼にとって耐えがたい痛みだったから”
この違い、わかりますか?
「悪かった」と自責することで、自分の中では整理がつく。
でも相手は、もっと具体的に「何が辛かったのか」「何を許せなかったのか」に囚われています。
たとえば
「私が不安すぎて、LINEをたくさん送ってた」→ でも彼にとっては「自分の自由を奪われて、信用されてない気がしてしんどかった」
「私が感情的になって泣いてばかりだった」→ 彼の中では「何を言っても責められる気がして、居場所がなくなってた」
あなたは「悪かった」と思ってるけど、彼は「もうこれ以上、あの重さに耐えられない」と思ってる。
このズレがある限り、どれだけ謝っても、届かないんです。
じゃあ、どうすればいい?
それは―
「相手の目線で、自分の行動を言語化すること」
自分の内側から出てきた謝罪じゃなく、“彼の心にあった言葉”を使って、自分の過去を語り直す。
そうして初めて、彼は「わかってくれたんだ」と感じます。
そして、あなた自身も「ああ、私はようやく本当に気づけた」と腑に落ちるんです。
これは苦しい作業です。
ただ「ごめん」と言う方がずっと楽です。
でも、「ごめん」を100回重ねても、相手に響かないなら、それは“自分のための謝罪”でしかない。
本当に変わりたいなら、本当に彼にもう一度届きたいなら。
いま必要なのは、「私が悪かった」ではなく「あなたにとって、私の何が苦しかったのか」を、彼の言葉で語ること。
そのためのステップが、ここから始まります。
深く反省したあなたが、さらに一歩前に進むために。
彼の心にもう一度触れるために。
今こそ、「彼の目に映っていたあなた」を直視してみませんか?