サンバー輸出プロジェクト|#7 TCVの160万円。本当に売れるのか?海外の「欲しい」をAIと調べてみた
おさむ|AI輸出戦略
前回の記事で、1つ分かったことがあります。
TCVに掲載されている160万円は、実際の成約価格ではありません。
スーパーの値札とレジの価格が違うように、不動産の売り出し価格と成約価格が違うように、中古車輸出も同じでした。
だから、「160万円だから80万円利益です。」とは、まだ言えません。
でも、その調査をしている途中で、もっと気になることが出てきました。
そもそも、海外の人は本当にサンバーを欲しがっているのか?
今回は価格ではなく、その答えを探してみます。
AIに聞いたら、最初に出てきたのは輸出サイトではありませんでした
私はAIに聞きました。
「海外でサンバーを欲しがっている人は、本当にいるの?」
すると返ってきたのは、TCVでも中古車販売サイトでもありません。
海外の軽トラックオーナーが集まるコミュニティでした。
その中でも有名なのが、「Mini Truck Talk」というフォーラムです。
Subaru Sambar専用のカテゴリだけでも何十ページもの投稿があります。
中をのぞいてみると、
「タイミングベルトはいつ交換した?」
「おすすめのオイルは?」
「リフトアップした人いる?」
「部品はどこで買える?」
そんな会話が毎日のように続いていました。
ここで話している人たちは、「買おうかな」と迷っている人ではありません。
もうサンバーに乗っている人たちです。
Redditにもサンバー好きが集まっていました
さらにAIが教えてくれたのが、Redditです。
実際に見てみると、
「96年式サンバーを買った!」
「やっとサンバーオーナーになれた。」
「このサンバー最高!」
そんな投稿が普通に並んでいました。
コメント欄では、
「Mini Truck Talkも見てみるといいよ。」
と、フォーラムを紹介する人までいます。
販売サイトだけを見ていたときには見えなかった世界です。
欲しい人が集まり、情報交換をし、楽しんでいる。
そんなコミュニティが、ちゃんと存在していました。
値段の前に、人がいました
ここまで調べて、一番驚いたのは価格ではありません。
人です。
日本ではサンバーは仕事で使う軽トラック。
農家さんや職人さんが乗る車というイメージが強いでしょう。
でも海外では違いました。
趣味で乗る人。
レストアを楽しむ人。
キャンプ仕様にカスタムする人。
サンバーそのものを楽しんでいる人たちがいます。
同じ車なのに、見られ方がまるで違いました。
だから160万円という価格が存在する
もちろん、
「欲しい人がいる=160万円で売れる」
という話ではありません。
掲載価格と成約価格は別です。
でも、ひとつだけ確かなことがあります。
欲しい人がいなければ、160万円という価格そのものが成立しません。
価格には理由があります。
その理由は、業者オークションの相場だけを見ていても分かりませんでした。
価格ばかり追いかけていた私が見落としていたのは、人でした。
市場を見るということは、数字だけを見ることではない。
その先にいる人たちを見ることなんだと、今回初めて気付きました。
次は「どんなサンバー」が人気なのか調べます
ここまで来ると、新しい疑問が出てきます。
海外では、
TT1が人気なのか。
TT2なのか。
4WDなのか。
2WDなのか。
MTなのか。
ATなのか。
スーパーチャージャーは評価されるのか。
どんな仕様に価値が集まるのか。
そこまで調べれば、「なぜ価格差が生まれるのか」がもっと見えてくるはずです。
AIと一緒に、もう少し市場の奥まで潜ってみようと思います。
まとめ
今回分かったのは、
市場は価格だけでは見えない。
数字を追いかけていたら、その先には人がいました。
サンバーを整備し、カスタムし、大切に乗っている人たち。
日本では仕事の車。
海外では好きだから乗る車。
同じ車でも、市場が変われば価値は変わります。
そして、その価値を生み出しているのは価格ではなく、人でした。
私は、この価値観の違いこそが中古車輸出の面白さだと思っています。
次回は、
海外で人気があるサンバーの条件
をAIと一緒に調べてみます。
