2024年頃に日本のプロンプトエンジニアリング界隈で産声を上げたIPEフレームワーク。当時は「初心者向けの書き方ガイド」という立ち位置でしたが、LLMの推論能力が飛躍的に向上した2026年現在、IPEは単なる形式ではなく、AIの挙動を安定させる**「プロンプトのOS(基本OS)」**へと進化を遂げています。
本記事では、IPEの基本構造から、最新のモジュール接続型(IPE+)までの発展系統を詳説します。
1. IPEフレームワークの定義と基本構造
IPEとは、システムプロンプトを構築する際の3つの核となる要素の頭文字を取ったものです。
- I (Instruction / 指示): 「何をさせるか」という動詞的な命令。
- P (Profile / 属性): 「誰として振る舞うか」という人格・コンテキストの設定。
- E (Example / 例示): 「どのような形式で出力するか」という具体例と制約。
