VMware ESXi(最新のvSphere 9.0世代では「ESX 9.0」と呼称が統合されつつあります)は、世界中のエンタープライズ環境でデファクトスタンダードとなっているタイプ1(ベアメタル)ハイパーバイザーです。
物理サーバーのリソースを最大限に引き出し、複数の仮想マシン(VM)を効率的かつ安全に稼働させるための心臓部と言えます。
1. ESXiの基本構造と2026年現在の立ち位置
ESXiは、OSの上で動くアプリケーションではなく、ハードウェア上で直接動作する「超軽量OS」のような存在です。
主な特徴とスペック
- ベアメタル設計: Linuxカーネルに依存しない独自マイクロカーネルを採用。攻撃対象領域(アタックサーフェス)が極めて小さく、高セキュリティ。
- 極小のフットプリント: インストールサイズは約200〜500MB。起動後のメモリ消費も数百MB程度と、極めてリソース効率が良い。
- 2026年時点の最新バージョン: vSphere 9.0 (ESXi 9.0)。AI/MLワークロードへの最適化と、運用自動化が劇的に進化しています。
