🌟2つの掛け合わせたロジックでエントリー
1.移動平均線
移動平均線とは、設定した期間の平均値をラインで表したものです。
一般的には、短期、中期、長期の3本線を引いて相場の次のことを予測するのに使います。
◎平均移動線で予測できるもの
- 進む方向性
- 勢い
- タイミング
「移動平均線」には3つの種類があります。
平均移動線の種類
- 単純移動平均線:SMA
- 指数平滑移動平均線(EMA)
- 加重移動平均線(WMA)
ほとんどの場合が「移動平均線」といえば単純移動平均線(SMA)を指しますね。
移動平均線=単純移動平均線(SMA)と覚えておきましょう。
単純移動平均線(SMA)
単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)は、一定期間の複数の終値の平均値を算出してラインで表したものです。
たとえば、20日移動平均(20SMAと表記される)であれば、本日を含めた過去20日間の終値を合計し、20日で割って平均値を出します。
トレンドの方向性や強さを見る、最もポピュラーなインジケーターです。
上の画像のように、チャート上に短期、中期、長期と3本表示させて使うのが一般的です。
指数平滑移動平均線(EMA)
指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)は、単純移動平均線(SMA)よりも直近の価格に比重をかけて平均値を算出し、ラインで表したものです。
そのため、単純移動平均線(SMA)よりもトレンドを早く知ることができます。
下の図はSMAとEMAを表示したチャート画面です。
単純移動平均線(SMA)よりも指数平滑移動平均線(EMA)の方が、波がカクカクしていて、値動きを早く捉えてます。
指数平滑移動平均線(EMA)は、単純移動平均線(SMA)よりもダマシが多くなる点に注意しましょう。
加重移動平均線(WMA)
加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)も指数平滑移動平均線(EMA)と同様に、直近の価格に比重をかけて平均値を算出し、ラインで表したものです。
直近の価格に対してどちらがより重きを置いているかは、【指数平滑移動平均線(EMA)>加重移動平均線(WMA)】となります。
移動平均線の使い方
ここからは、移動平均線の基本的な使い方を見ていきます。
※以降、移動平均線=単純移動平均線のことを指します
移動平均線からは、次の3つを予測できます。
- 進む方向性
- 勢い
- タイミング
◆相場が進む方向性の予測の仕方
- 移動平均線が上向き・ローソク足の下にある→上昇相場
- 移動平均線が下向き・ローソク足の上にある→下降相場
- 移動平均線が横ばい・ローソク足に絡んでいる→レンジ相場
◆勢いの読み取り方は次の通り
- 移動平均線の角度が小さい→勢いが弱い
- 移動平均線の角度が大きい→勢いが強い
◆タイミングは、移動平均線同士の並び・クロスやローソク足との位置関係で予測します。
- トレンドの転換点
- エントリーポイント
サポートラインとレジスタンスライン
移動平均線は、サポートラインとレジスタンスラインとして使用することもできます。
一般的に、レジサポラインはローソク足の高値や安値をポイントに水平ラインを引いて使います。
その水平ラインと同じように、移動平均線にタッチしたところで反発する動きを狙ってトレードします。
上のチャートでは、黄色の長期ラインをレジスタンスラインとして、反発する動きを繰り返しています。
バイナリーオプションのパーフェクトオーダーとは?
バイナリーオプションのパーフェクトオーダーとは利益を伸ばせる稼ぎどころです。
パーフェクトオーダーを見落とさずエントリーできればかなりの高確率で勝てます。
しかし、パーフェクトオーダーの状態は勘違いをしやすくなります。
では、どのように見分けると良いのでしょうか?
まずパーフェクトオーダーを定義します。
パーフェクトオーダーとは
短期・中期・長期という期間の異なる移動平均線が“ある順序”に並んでいる状態のことを指します。
オーダーとは英語でorderで「秩序・順番」という意味です。
パーフェクトなオーダーなので「完全な順番」という意味ですね。
実際にパーフェクトオーダーになっている状態を見ていきましょう。
上の図では短期・中期・長期の移動平均線が現れています。
上から順に短期・中期・長期の移動平均線が並んでいますね。
全ての移動平均線が右肩上がりになっていています。
この図から強い上昇トレンドが発生していることがわかります。
勢いの強いトレンドなので長い期間継続する可能性が非常に高いのが特徴です。
この図では移動平均線が下から順に短期・中期・長期で並んでいます。
全ての移動平均線が右肩下がりになっています。
相場の方向性をみてもわかるように、強い下降トレンドとなっています。
パーフェクトオーダーになるとき短期・中期・長期の移動平均線は上で見たような順番に必ずなります。
相場の動きに最も敏感に反応するのが短期移動平均線、逆に最も相場の動きに鈍いのが長期の移動平均線です。
例えば上昇トレンドなら移動平均線は「短期 > 中期 > 長期」の順番で上がってきます。
短期が軽く、長期が重いイメージです。
短期は軽いので相場の方向に動きやすく、長期は重いので動きにくいのです。
パーフェクトオーダーが勝てる理由はトレンドに乗るから
パーフェクトオーダーが勝てる理由は相場のトレンドに乗るからです。
具体的に噛み砕いて解説しますね。
バイナリーでもトレードする上で最も意識するべきポイントはいくつかあります。
その一つはトレンドの方向です。
トレンドを読んで押し目・戻り売りを仕掛けよう
パーフェクトオーダーの効果的な活用方法は「相場のトレンドを読んで押し目買い・戻り売りを仕掛ける」です。
しかし、上昇トレンドだとしても相場のボラ(上下方向の振幅)が大きいと、エントリー時点より価格が下がってしまうこともあるのです。
パーフェクトオーダーが現れた上昇トレンドで最も勝ちやすいのは押し目買いなのです。
戻り売りも同様の仕組みです。
そうすればシンプルなLowエントリーに比べて勝率は格段に上がります。
まとめ:パーフェクトオーダーとは??
移動平均線において2本の線ライン、もしくは長期線を含めた3本のラインがきれいに並んでいる状態をいう。
きちんと強いトレンドが形成されている証。
「パーフェクトオーダー」はきちんと強いトレンドが形成されている証です。
トレンドがしっかりと形成されているほど順張りでは勝ちやすくなることも理解しておきましょう。
2.一目均衡表
一目均衡表とは、日本人によって開発されたポピュラーなテクニカル分析です。
5本の線と雲で相場の流れやバランスを表しています。
線の種類は5本。
- 転換線
- 基準線
- 先行スパン1
- 先行スパン2
- 遅行スパン
一目均衡表の代表的な特徴である「雲」は、先行スパン1と2の間を指します。
下の画像が、一目均衡表をチャート上に示したものです。
それでは、それぞれの線が何を示すかを見ていきますね。
転換線と基準線
転換線と基準線はそれぞれ過去の終値の最高値と最安値を足して2で割ったものです。
転換線:過去9日間の終値の最高値と最安値を足して2で割ったもの
短期間のトレンドを把握できる
基準線:過去26日間の終値の最高値と最安値を足して2で割ったもの
中期間のトレンドを把握できる 転換線と基準線は、クロスポイントをエントリーポイントとしてトレードするのに使われることもあります。
先行スパン
先行スパンは2種類あります。
- 先行スパン1:転換線と基準線の数値を足して2で割ったものを26日先に描いたもの
- 先行スパン2:過去52日間の最高値と最安値を足して2で割ったものを26日先に描いたもの
というように、それぞれ計算されたものを26日先にラインとして描いたものです。
遅行スパン
遅行スパンは、終値を26日前に描いたものです。
この遅行スパンとローソク足の位置関係から、エントリーポイントを見つけることができます。
雲の見方について
一目均衡表の先行スパン2つが形成する「雲」は、反発とトレンドを予測するときに使いやすいです。
「雲」の見方は、しっかりと覚えておきましょう。
厚い雲発生で反発を予測
一目均衡表の「雲」が厚い時、「反発するかもしれない」と心の準備をしましょう。
「雲の厚さ=抵抗の強さ」
雲の厚さは抵抗の大きさを表し、「雲」を形成する先行スパン1・2を抵抗線として反発する可能性が高くなります。
上の画像の左側◯の箇所では、相場が下降基調です。
雲が突き抜けたらトレンドを予測
「雲」がローソク足を突き抜けたらトレンドを予測しましょう。
下の画像をご覧ください。
ローソク足の上にあった「雲」が降りてきて、白い◯の箇所でローソク足を突き抜けました。
ここから上昇トレンドが始まったのがお分かりいただけますか?
このように、「雲」がローソク足を突き抜ける動きは、新たなトレンド発生と予測することができます。
もちろん、突き抜けた後再び「雲」がローソクを覆いレンジ相場となる可能性もあります。
慌てずに見極めなければいけません。
この2つの掛け合わせたロジックで勝つ
移動平均線と一目均衡表の2つを組み合わせるとこんな効果があります。
- トレンドの流れを正確に把握できます。
- 的確なタイミングでエントリーを行うことができます。